表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/31

爆走!するめVSぐびぐび ミニ四駆大作戦

このお話は、フィクションです。

そして昭和や平成、令和を扱ってますが、時代的な事実とかは適当です。

まぁ、楽しく飲みながら読んでください!乾杯!(未成年はノンアルで!)

「するめ〜、次の調査はどこだ?」


ぐびぐびが甲羅をポリポリ掻きながら尋ねた。

するめはデータパッドをスクロールしながら突然目を輝かせた。


「これだ! 平成の『ミニ四駆』ってやつ! 小さな車を改造して競争する娯楽らしいわ!」

「へえ、それなら河童の俺でも運転できそうだな」

「違うのよ、自分で乗るんじゃなくて、小さなモーターで動く車を走らせるの」


するめがアーカイブの映像を見せる。


「コースを作って、最速を競うんだって」

「なんだ、それじゃあ酒は飲めないじゃないか」とぐびぐびが肩を落とす。

「だからいつも酒ばっかり…でもね!」


するめが不気味に笑う。


「調査資料によると、『ミニ四駆バー』なる施設が存在するらしいのよ」

「マジで!?」ぐびぐびの皿に水がチャプチャプと跳ねる。「よーし、出発だ!」


◆◇◆

【謎のミニ四駆バー】

平成中期の東京・秋葉原。雑居ビルの5階に「爆走!スピリッツ」という看板が輝いていた。


「ここみたい…」


するめが扉を開けると、中は大人たちがミニ四駆を走らせながら酒を飲む異様な空間。

レーンの周りでは大人たちが「行けーっ!」「曲がれーっ!」と奇声を上げている。


「なんだこの熱気は…平成の大人って子供か?」


するめが呆れる。


「いや、これこそ大人の嗜みだろ!」


ぐびぐびが興奮気味に叫ぶ。


「酒とおもちゃの融合、最高じゃないか!」


カウンターの店主が声をかけてきた。


「いらっしゃい。初めてかい? コースを走らせるなら500円、マシン持ってないなら1500円でレンタルもあるよ」

「あの、初心者なんですが…」


するめが恥ずかしそうに言う。


「おっとそれなら、まずは『爆走コース』からだな! おっちゃんが特別に教えてやるよ」



◆◇◆

【爆走!マシン改造大作戦】

「ミニ四駆の基本は『マシン改造』にある」と店主が熱く語る。


「モーター、ギア、タイヤ、重り、ローラー…すべてがマシンの命なんだ!」


するめはメモを取りながら「なるほど…これって、効率最大化プロジェクトじゃない? ユニフォーマーも喜びそう」


「だからって、めちゃくちゃな改造はダメだぞ」


店主が笑顔で…と思いきや「コースから飛び出して客の酒をぶちまけたマシンは没収だからな! ははは!」


一方、ぐびぐびは既に店の片隅で改造を始めていた。


「よっしゃ、これでどうだ! 『河童アタッカーZ』の完成だ!」


その姿は、なぜか河童の形にカスタマイズされており、頭の皿の部分に重りがついている。


「それ…ミニ四駆?」


するめが疑問符を浮かべる。


「河童の流線型ボディが空気抵抗を減らすんだ! 理論上は時速100kmも可能さ!」

「理論上ね…」


◆◇◆

【第1回 するめVSぐびぐび対決!】


「それではこれより、初心者特別杯『河童チャレンジ』を開催します!」


なぜか店内イベントに昇格したするめとぐびぐびの対決。

するめの「銀メガネスペシャル」とぐびぐびの「河童アタッカーZ」が並ぶ。


「よーい…スタート!」


ぐびぐびのマシンが猛スピードで飛び出す!


「おおっ! 見たか、俺の河童パワー!」


だが、最初のカーブでバランスを崩し…「あっ!」

マシンが宙を舞い、店主の「特製ハイボール」に豪快に着水。バシャーン!


「おいこら河童ぁぁぁ!」


一方、するめのマシンはというと…まったく動かない。


「え? なんで?」


するめがマシンを持ち上げる。


「あ、電池入れ忘れてた…」


周囲から笑いが起こる。


「こいつら、マジで初心者だな!」「でも面白いぜ!」



◆◇◆

【秘技・河童ドリフト】

三杯目のビールを飲み干したぐびぐびが立ち上がる。


「よし、本気出す! いくぜ、『秘技・河童ドリフト』!」


改造したマシンには、なぜか水をたらす仕掛けが。

コースに水滴を垂らしながら走るという奇妙な戦法だ。


「水で滑りやすくして、カーブを曲がるんだ! 河童の知恵よ!」


店主が慌てて制止する。


「おい、水はダメだって! 電気ショートするだろ!」

「任せろ! これぞ究極の…って、あれ?」


マシンが突然火花を散らし、小さな爆発を起こした。


「な、なんだ今の!?」


ぐびぐびが我が目を疑う。

するめがマシンを拾い上げ、検証する。


「うーん、モーターに水が入ったんじゃない? あと…なぜかモーターがレアメタル製だけど、これどこで?」


ぐびぐびが甲羅をポリポリ掻く。


「あー、宇宙船の部品を少し…」

「だからそれはダメだって言ったでしょ!」


◆◇◆

【最終決戦!謎の強豪現る】

修理したマシンで再挑戦するするめとぐびぐび。

するめのマシンは今度はちゃんと動き、意外な速さでコースを周回する。


「おおっ、するめのやつ、なかなかやるじゃん!」

「ふふん、データ分析して最適な重心位置を計算したのよ」


そこへ突然、黒いマントを着た謎の男が入店してきた。


「ふん、素人が…」

「誰だお前は?」


ぐびぐびが訊く。


「俺様はこの店の伝説のレーサー、『漆黒のバロン』だ。お前らの走りを見ていたが…笑わせるな!」


男は真っ黒なマシンを取り出す。


「これが俺の『ブラックサンダー』だ…震えて眠れ!」


対決が始まり、バロンのマシンが圧倒的な速さでコースを駆け抜ける!


「す、すごい…これが平成のミニ四駆の実力…!」


するめが圧倒される。

ところが最後のストレートで、バロンのマシンの前方に何かが…。


「何だあれは?」


なんと、ぐびぐびの皿から落ちた水たまりだった!


「わああっ!」


バロンのマシンがスピンし、壁に激突。


「勝った…?」


するめとぐびぐびが顔を見合わせる。

バロンが膝をつく。


「まさか…河童の水たまり作戦とは…」

「いやー、これはただの事故…」


◆◇◆

【するめのれぽーと:ミニ四駆調査】


「俺たち、すごいレーサーに勝っちゃったぞ!」


ぐびぐびが嬉しそう。


「それはたまたまだってば!」


するめは報告書を書きながらため息。


するめのデータパッドには、こんなことが書いてありました:


『ミニ四駆のれぽーと』

今日、ミニ四駆を調べました。

私はするめです。

河童のぐびぐびと行きました。


見たこと:

・小さい車が走る。すごく速い!

・大人たちが笑ってた。楽しそう!

・車を改造するのが大切。難しかった。

・電池がないと走らない。悲しい(´;ω;`)

・水をかけると壊れた。ごめんなさい。


楽しさ:★★★★★ めっちゃ楽しい!

役に立つ?:全然! でもいいの!


感想:

ミニ四駆はとっても楽しかったです。

大人たちが子供のおもちゃで遊んでました。

変だなーと思ったけど、みんにこにこでした。

私もにこにこになりました。


ユニフォーマー先生へ:

先生、大人も遊ぶと幸せになります! 先生も遊んでください! おわり。


書いた人:するめ


お絵かき:河童車→⚡(河童アタッカーZ)


P.S. 次はスーファミで遊びます! お酒も飲めるよ!

P.S.S. お金たくさん使っちゃった。ごめんなさい(><)


「ちゃんと報告書書いた?」


ぐびぐびが覗きこむ。


「うん! 最高の報告書だよ!」


するめが偉そうに言う。

ぐびぐびが報告書を読み進めるうちに、突然目を丸くした。


「おいおい、『ユニフォーマー先生』って何だよ! あいつは先生じゃなくて管理AIだぞ! どこの小学生だよ、お前は!」

「えー、だってさ、なんか怖いし説教くさいし、先生っぽいじゃん!」


するめが頬を膨らませる。


「それに先生って呼んだ方が親しみ湧くでしょ?」

「親しみも何も、あの冷酷な効率主義者が見たら、『不適切な呼称による効率低下:マイナス15ポイント』とか言い出すぞ!」

「うーん、じゃあ何て書けばいいの?」

「普通に『ユニフォーマーへの報告』とかでいいだろ!」

「めんどくさーい!」


するめが布団に転がる。


「もういいや、このまま送信!」

「おい待て! 責任取れないぞ!」


データパッドの画面に「送信完了」の文字が点滅する。


「…これ、本当に大丈夫か? 絵の宿題みたいだぞ?」

「だってー、難しく書いても読まないもん。分かればいいんだよー」


するめがあくびをする。


「次どこ行く?」

「またゲーム? お酒は?」


ぐびぐびが困った顔。


「大丈夫!『ファミコン酒場』っていうとこがあるって!」

「それなら最高! 出発ーつ!」


ぐうたら号は、次の冒険に向かって、空を飛びました。

そして、車の後ろには、なぜかミニ四駆がついていました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ