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平成のスーパー銭湯でリラックス大作戦!

このお話は、フィクションです。

そして昭和や平成、令和を扱ってますが、時代的な事実とかは適当です。

まぁ、楽しく飲みながら読んでください!乾杯!(未成年はノンアルで!)

ぐうたら号の操縦席で足をぶらぶらさせながら、するめは平成の地図を指さした。


「次の調査はここ! 平成のスーパー銭湯!」


「銭湯? あの公衆浴場のことか?」


ぐびぐびが皿の水をチャプンと揺らしながら首を傾げる。


「昭和の銭湯は行ったけど、平成のは何が違うんだ?」


するめがアーカイブをスクロールしながら解説する。


「平成のスーパー銭湯は、いわば『癒しとエンタメの融合空間』。岩盤浴にジェットバス、電気風呂に…おっ、カラオケルームまであるじゃん!」


「銭湯でカラオケ? 湯けむりスナックでもあるのか?」


「いや、それが普通らしいわ。平成は多様性の時代らしいし、きっと河童も違和感ゼロよ」


「そうかぁ…でも俺、甲羅洗うとき変な目で見られないか?」


するめはぐびぐびの背中をバシンと叩き、にんまり笑った。


「大丈夫だって! 『平成の異文化交流プロジェクト』で押し切れば余裕!」


◆◇◆


【平成のスーパー銭湯、到着!】


巨大なドーム型の建物に到着すると、入り口では黄色いハチマキを巻いたアルバイト青年が声を張り上げていた。


「いらっしゃいませ~! 本日は『ローマ風呂』と『ハワイアンジェットプール』のセット料金がお得になっております!」


「なんだこの派手な看板は…」するめのメガネが一瞬曇る。


『天空の露天風呂 高度200mの絶景!』

『癒しの洞窟サウナ 謎の光る鉱石あり』

『昭和レトロ銭湯ゾーン 懐かしのラムネ瓶牛乳販売中』


「え、これ全部銭湯の施設? スーパーすぎない?」


「これはもうテーマパークだな…」


ぐびぐびが感心する。


受付でチケットを購入しようとした瞬間、係員の女性がするめを見てニッコリ、ぐびぐびを見て…


「きゃああっ! 河童が喋ってるぅぅ!」


「いや、その…これは最新型の…」


ぐびぐびが慌てて弁明しようとするが、するめが素早くフォロー。


「あはは! 実はね、私たち『異文化交流プロジェクト』の一環でして! この河童くんは最先端の…えーと、水陸両用アンドロイドです!」


「アンドロイド!? もしかしてテレビの企画ですか?」


「そ、そういうこと!」するめがぐびぐびの背中をドンと叩く。


「だから特別に潜入調査させてくださいな。ね?」


こうして二人は無料入場券を手に入れ、更衣室へと向かうことになった。


ぐびぐびが甲羅をポンポンと叩きながら呟く。


「おいするめ、河童がアンドロイドってどういうこっちゃ」


「細かいこと気にしないの。ほら、早く水着に着替えようよ!」


するめが昭和レトロ風の水玉ビキニを披露する。


「平成は『着エロ』文化が流行ったらしいから、これで調査完了…って違うか!」


ぐびぐびは小さくため息をつきながら、スーパー銭湯の異次元な施設を前に不安を感じるのだった…。



◆◇◆



更衣室で水着に着替えたするめとぐびぐびは、スーパー銭湯の広大な館内に足を踏み入れた。


「すごい…! 平成の銭湯って、まるで遊園地じゃん!」


するめが感嘆の声を上げる。

目の前には、ネオン輝く温泉プールや、謎の光を放つ洞窟サウナ、さらには寿司が流れる回転寿司風の足湯まである。


「どこから攻める?」


「まずは…クラゲ水槽風呂だな!」


ぐびぐびが指さした先には、青くライトアップされた円形のプールが広がり、無数のクラゲ型浮き輪がぷかぷか漂っている。


「よーし、行くぞ!」


するめが湯に足を入れると、なんと水が七色に変化!


「えっ!? これ、平成の技術!? もしかして温度感知カラーパウダー?」


「おお、俺の甲羅もレインボーに…いや、むしろクラゲにしか見えねぇ!」


すると、隣にいた女子高生グループが指さして笑う。


「あのクラゲ、めっちゃリアルじゃない?」


「うわー、なんか愛嬌あるー!」


「……おいするめ、俺、もしかして癒し枠にされてる?」


「まあまあ、それも文化調査よ!」


◆◇◆


【ジェットバス vs 河童】


次に向かったのは「超絶ジェットバスゾーン」。


「肩こりモード、足つぼモード、全身リラックスモード…平成の人間は選択肢を増やしすぎじゃない?」


するめは肩こりモードを選択し、お湯の圧力でぐいぐいマッサージされる。


「ああ~、これは効く…! ユニフォーマーに怒られた時の肩の凝りがほぐれる…」


一方のぐびぐびは足つぼモードを選択。


「お? そんなに痛くないな…ん? いや、ちょっと待て!? ギャアアアア! 水かき部分に水流が! 助けてぇぇぇぇ!」


「河童の弱点が判明したわね…」


慌ててバスから飛び出したぐびぐびは、通りすがりのマッサージ師のおばちゃんに捕まる。


「そんなに疲れてるの? ほら、プロのマッサージ受けていきなさい!」


「いや、俺は河童で…ギャアアア! そこは甲羅の継ぎ目ぇぇぇ!」


◆◇◆


【謎の洞窟サウナ】


次は、スーパー銭湯の目玉「癒しの洞窟サウナ」に向かう。


「なんか壁がピカピカ光ってる…もしかしてこれが『謎の光る鉱石』?」


「お客様、それは『心の目』で感じるんですよ」と係員が真顔で説明する。


「なるほど、平成は『見た目重視』の時代…!」


しかし、ぐびぐびの甲羅は高熱に弱かった。


「するめぇぇ! 甲羅が焼きガメになっちまうぅぅぅ!」


「ちょっと待って! 河童用冷却スプレーとかないの!?」


謎の光る鉱石どころではなく、ぐびぐびの甲羅冷却ミッションが発動するのであった。



◆◇◆


ぐびぐびの甲羅冷却作戦をなんとか成功させたするめは、休憩スペースで冷たいラムネを開けながら一息ついていた。


「いやー、平成のスーパー銭湯ってエンタメ要素が多すぎるよね。もうここに住める気がする。」


「俺はちょっとゴメンだな…甲羅が危うく煮込みになるとこだったぞ…」


その時、隣の座敷でくつろいでいた女子中学生たちのヒソヒソ話が耳に入った。


「ねえねえ、『幻の第13温泉』って知ってる?」


「深夜になるとだけ現れるっていう、アレ?」


するめのAIアンテナがピンと立つ。


「幻の温泉…? これは調査せざるを得ない!」


◆◇◆


【深夜のスーパー銭湯探検!】


夜も更け、館内が静まり始めた頃、するめとぐびぐびはこっそりと従業員用の通路へと潜入した。


「待て待て、これ普通に不法侵入じゃないのか?」


「文化研究のための特別ミッションよ!」


通路を進むと、薄暗い階段の奥に「関係者以外立入禁止」の看板が。


「ここかな…?」


するめが静かに扉を開くと、目の前に広がっていたのは…


「えっ!? ここ、まさか…レトロゲーム温泉!?」


壁にはドット絵のタイルが張られ、温泉の泡は8bit風の形をしている。


「パッ◯マン風呂…!? テト◯ス式ジェットバス…!? なんだこの世界観は!」


すると、奥から白髪の老人がにんまり笑いながら現れた。


「よくぞここまで来たのう…ここは昭和レトロ文化を守る最後の砦じゃ!」


「文化財扱い!? というか、普通に営業してないの?」


「表向きはしておらん。ここは一部のレトロゲームマニアにのみ伝わる極秘の癒し空間なのじゃ!」


◆◇◆


【パッ◯マン風呂での試練】


老人の案内で、するめとぐびぐびは「パッ◯マン風呂」に入ることになった。


「黄色い丸い湯船…これ、本当にパック◯ンじゃん!」


「そして俺が…まさかのゴースト役!?」


ぐびぐびの甲羅にはピンクのタオルが巻かれ、すっかりモンスターに。


「すまん、するめ…俺、食われ役らしい…」


湯船に飛び込んだ瞬間、お湯の表面にドット模様が浮かび上がる。


「平成って、こんな銭湯文化まであったのか…すごすぎる…!」


すると、老人が真剣な表情で語りかけてきた。


「娯楽文化の本質、それは『遊び心』と『無駄の中の楽しさ』じゃ。お主たち、それを学ぶ覚悟はあるか?」


するめとぐびぐびは顔を見合わせ、ぐっと拳を握る。


「もちろん! これが私たちの文化調査ミッションだから!」


◆◇◆


【翌朝の報告書】


翌朝、ぐうたら号の中で報告書をまとめるするめ。


『平成スーパー銭湯の秘密空間に潜入成功。非効率ながらも、遊び心に満ちた設計が特徴的。特に第13温泉は文化的価値が高い。』


ぐびぐびが横で甲羅を乾かしながら苦笑する。


「いやー、文化研究っていうか、結局俺ら、遊び倒してるだけじゃね?」


「それも文化研究の一環ってことで!」


こうして、するめとぐびぐびの平成スーパー銭湯探訪は、無事(?)幕を閉じたのだった。

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