女神の願いは裏方仕事？〜この世界が見捨てられないように頑張ります〜

小松　毅（こまつ　つよし）、34歳、独身、元公務員。3年前に健康診断で癌が発見されてから、ずっと闘病生活を送っていた。
若いため癌の進行が早く、この1年は寝たきり。どうにか延命処置をされていたが、それも限界を迎えた。

同じ頃、女神シグルスは困っていた。
管理する世界に住む住人が長年の平和な世の中に慣れ、世界と神々を繋ぐスキル所持者が少なくなり、停滞してしまっている。
このままでは他の神、女神からも見捨てられ、魔王が復活し滅亡してしまう。

その時、一つの魂と女神が出会った。
地球という目覚ましい発展を遂げた世界を知り、この世界に転生させることができる魂を。

「あなたには7年後に復活する魔王を討伐できる現地人を育成してください。」
「…勇者は？」
「召喚できません。この世界にそんなリソースはありません」

7年後に備えるべく、そして、この世界が神々から見捨てられないように発展させるべく、奮闘する物語。

処女作のため、お見苦しいとは思いますが、よろしくお願いいたします