北風が聞こえて来だす
久しぶりに風が扉を叩く音を聞いた
早春以来である
台風が去った後は
夏が居残りを決めるのか
それとも大陸からの
風向きに変わるのかは
分からないが
涼しくなるのを期待してしまう
上空の気流がなかなか
降りてはこないから
よどんだ暑さを
いたまでも繰り広げて
いる夏の姿がある
夏が終われば
1年も終わりかけるような感覚になる
それからは寒い閉ざされた空間が半年以上は
続くと言うことになる
暑さの次は寒さとなる
よくもまぁ寒暖の差が
あるものだと感心する
一定の環境には
収まらずに暑さと寒さの交互に来る環境
なかなか厳しいものだと
痛感してしまう
穏やかな日々など無い
ある意味過酷な空間であるなと感じる