外伝2 女神???
「・・・・・・」
私は計画が上手く進んでいる事に静かに笑みを讃えた。やはり、あの方を選んだのは正解だった。そう、少しづつ、少しづつ、私達の計画が浸透していけばいい。そう願いながら、再び観測に回ろうとした、その時・・・
『汝の計画にも気づき始めたのだな、彼は』
『まさか、ここまで上手くいっている・・・とはね』
っ?!、この気配は?!ざっと臣下の礼を取る。なぜ、このお二人が?
『そう畏まるな、我が娘よ。汝が行いし事は重要である』
『そうだな、俺やこいつが出来なかった事だ。誇れ、そして、面を上げろ』
「はい」
目の前に居るのは神々の父である最高神、そして、魔の最高神である、魔界神。この御二人に見られてしまうとは、不覚。
「計画通りとまではまだ至っておりません。しかし、彼ならば、必ずや、計画通りに事は進むかと」
『うむ、全て任せる』
『案外、すでにお前さんの考えに気づいてるかもだがな』
うっ、ちょっとあり得ると思ってしまった。けれど、多分、まだ、疑いの範囲・・・のはず?
『これからが肝心であろう。期待する。女神アストレア』
『頼んだぜ、本当に 世界の存続 がかかってるからな、アストレア殿』
「はっ!」
私、アストレアや神々だけではない、最高神2人の期待も背負ってしまいましたよ。申し訳ないですけど、頑張ってくださいね、カミヤ様・・・・・・・・・・・・更なる恩恵、考えた方がいいかしら?・・・・・・・・・あった方がいいかな?と考え、私は神々を招集するのだった。
ちなみに、満場一致で賛同を出され、ついでにあの御二人がやってきて一騒動になるのを、私は知らない。いや、ホントに知らなかったのよぉ!!
ついに女神様の名前判明!と言っても、伝説でのアストレアではありません。あくまで、女神としての名である。これがある意味、彼女が行っている計画のヒントでもあります。