表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

55/155

48.5話 シェルターレベル7のご褒美(隠匿必須)

「ん~、どうしようかな?」


船旅はおおよそ2週間。本日出発してから、1週間経過した所で、シェルターのレベルが上がったのだ。まず、御褒美はドローンの増加。3基増えたので、農業に2、攻撃に1にした。

これにより本格的に、水田と言うか、米収穫の体勢を整えれるようになり、いざと言う時の攻撃手段も得た。では、自分は何を悩んでるかと言うと、新たな施設である。


「2ポイントあるから前回取れなかった山も良いんだけどね」


スッとスクロールさせて、止まったのは【ミニ食堂】と【ミニ養鶏場】と【大会議場】だ。それぞれ1、1、2ポイントで取得できる。


「う~ん、ミニ養鶏場はすっごい欲しいんだよねえ。んで、ミニ食堂はリンさんの本格料理食べるのに取ってみたいし。大会議場は今後も考えると欲しいとこだ」


一応、通販で()()()()()()()()()()は買うのは可能だが、やはり、保険は欲しい。シェルターの環境なら寄生虫が付く事もないので欲しい。食堂は設備がしっかりするので、リンさんのご飯が更に美味しくなるのは間違いない、欲しい。

で、大会議場はトラブル時の、仕方ない場合も考えて・・・・・・である。ミニ応接間、10人が机とか片付けてもギリギリだったしね。


「あまり先の事は考えなくて良いのでは?」


「ですね。考えすぎて、私達の生活環境の整備や施設取得の安定が出来なくなるのはおかしいかと」


リィルさんとメイさんがが言ってくれる。うむ、確かにそうだな。そうなると、決まりだね。



安全シェルター Lv 7:手のひら大のシェルターを作る。中はレベルが上がる毎に広くなっていく。このシェルターはあらゆる理であっても壊されない。

このスキルは内部に使用者が居る時間及び期間でレベルアップし、内部が充実していく。現在コスト14/14(居間、台所、トイレ、風呂、家庭菜園、応接間、客室1、露天風呂、海、養鶏場、食堂)



養鶏場は畑の扉の隣に、食堂は客室の扉の隣に出来た。関連で並びが変わるのかな、コレ?とりあえず、皆で、まずは養鶏場に入ってみる。


「なるほど、こうなってるのか」


入ってみると、所謂、アレだ。オートメーション化された養鶏場と言うべきか。人手のコストが最小限になるように作られた感じである。リィルさんとレインさんがポカーンとしているが、メイさんがすかさず説明のフォローに入ってくれたので助かる。こういう所が自分と同じ転生者で助かる所だ。

最初に居る鶏は多分、雄と雌がそれぞれ3羽づつと言った所で、放鶏は自動ドアが、餌やりも同じくのようで、掃除は内部に居る機械がやってくれるようなので、自分達がやるべきは卵の回収のみかな?他の作業もし易いように最大限効率化されているようだ。後、多分だが、有精卵は仕分けてくれる…と思う。


「とは言え、すぐ出来るもんじゃないし、少し期間を空けて、また見に来るかね」


「ですね」


説明を終えて、茫然としているリィルさんとレインさんを連れて外に出る。そういえば、ちらっと見えた、なんか鶏っぽくないようで白すぎるけどニワトリっぽく見える鶏・・・まさか・・・ねえ?一番上に う が付く滋養強壮に抜群の鶏系じゃないよね???


「で、次はこっち・・・・・・おぉ!」


『わあ!』


なんていうか、食堂と言うより、ファミレスである。流石にドリンクバーは無いが、ビュッフェが出来る台や、今までの広間の台所とは違う広いキッチンがある。

食堂の方も6人が使うには広いが、これは料理人にとって嬉しい空間である。事実、リンさんの目が爛々と輝き、キッチンにダッシュしていった。まあ、そりゃ、レストランは料理人にとっては憧れであり、一国一城だからなあ。


「へえ、これはしっかりした施設だな。リンさん、足りない器具があれば申請してください」


「勿論です。我儘たぁくさん言っちゃいます♪」


うん、可愛いと思いつつ、キッチンを見回る。鍋、調理用の小物にミキサー、巨大冷蔵庫に複数のコンロにフライヤーなど、かなり本格的な設備が整っている。自分の時は念の為試したが、こんなに整ってなかったような?もしかして、リンさんの料理人レベルにも合わせてあるのだろうか?ターキーも焼けそうなプロ用のレンジもあるし、ピザ窯まである。これらは自分の時は見なかったので確定っぽい。


「コレはまた、広いなあ」


リィルさんが客席側と言えば良いのか、そちらで感想を言っている。まあ、広いよねえ。ミニと書かれていた食堂ではあるが家族が数組入っても問題なさそうではある。

ん?あれ?食堂?待てよ?もしかすると、もしかしなくてもか?


「リンさん、ちょっと、味噌汁作ってみてくれます?自分達の世界じゃなくて、こっちの素材で」


「?分かりました。少し待っててくださいね」


『あ……』


リンさんに材料を渡すと何だろ?って顔をしてキッチンに引っ込んだが、この後を容易に予想出来たのか、他の女性陣もこちらを向く。うん、メッチャ想像つくよね?


「あわわわわわ!カミヤさあああああん!?」


はい、予想通り。ふっ、故に驚かないぜ!!!・・・・・・・・・と思っていた時期がありました。パワーアップしたリンさんの味噌汁がこちら!



味噌汁:最高の腕前の料理人がシンプルな調理で作った味噌汁。食べてから()()()()、STRに+8%バフが付く。等級:A



『うわああああああああああああ!』


うん、まあ、うん。こうなるよね?半日の間8%バフってなんじゃこりゃああああああ!!!

勿論の事だが、これは自分達の秘密で食べるのも自分達のみになったのは言うまでない。外用は今まで通りに広間の台所で作る事になった。うん、この世界の人間にコレは刺激強すぎるわ。

チートはカミヤさんだけではない、リンさんもだぁあああ!と言うお話。いや、実際書いといてアレですが、トンデモねえっすね、調理施設整った高レベル料理人によるバフ付き料理・・・




現ステータス


NAME


シロウ・カミヤ



SKILL


安全シェルター LV 7


健康的な体 LV MAX


投石 LV 1


鑑定 LV MAX


鍛冶 LV 5

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ