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4話 2週間目の出来事

感想1件、誤字修正1件頂きました、ありがとうございます!

はい、2週間経過しました。ええ、はい、少し頭痛い問題が出ましてね。同時に良い事もあるんですが様子見でまだ引き籠ってます。まずは頭の痛い問題は単純だ。1週間前より、転生者逮捕の報が増えた。言葉にすればそれだけなのではあるが。


「スキルを使って、元居た世界の思想の押し付けに奴隷解放という名の破壊行為、遺跡でのスキルで誤って大破壊、挙句、国相手に大喧嘩とか」


ノベルのテンプレ行為ではあるが、平和に行きたい自分から見れば、あのさあ・・・になるのがリアルである。やれば、英雄扱い!とでも思ったんだろうか?そんな甘い訳がない。奴隷制度が良いとは言わないが、労働力の確保目的がほとんどでちゃんと報酬も払っている。ここは異世界なのだから思想の違いもある。そして、国と大喧嘩。ノベルや物語からすれば笑い話で済むが、現実ではその後の統治etcの問題もあるし、その後、治安や国民はどうするんだ?って話にもなる。

遺跡に関しても、うっかりであったり、悪意が無くとも、貴重な素材やモンスターを倒す事により得られる素材の減少に繋がる。どれにしても逮捕は仕方無しという事である。


「幸い、あの街にはそういう事は無いようだけど、かなり転生者に対して、色々噂が飛び交ってるからなあ。参るわ・・・」


まあ、悪い事ばかり考えてもなんだし、良い事にも移ろう。少し長い期間を要したが、住み続ける事で安全シェルターがレベルアップした。逆に言えば、このレベルアップ待ちの所為で状況が少し考える羽目になったともいうのだが。



安全シェルター Lv 2:手のひら大のシェルターを作る。中はレベルが上がる毎に広くなっていく。このシェルターはあらゆる理であっても壊されない

        このスキルは内部に使用者が居る時間及び期間でレベルアップし、内部が充実していく。現在コスト5/6(居間、台所、トイレ、風呂、家庭菜園)



コストが1上がったのでそれで取るのを決めるのも楽しいが、本番はこのスキルが上がった時のご褒美である。設定したのは自分だけどね。

まずは上がったコストで小さな中庭を取る。一応、風呂場の脱衣所に乾燥機付き洗濯機はあるが、やはり、庭干しは重要である。後、外に出ずとも色々出来るのはでかい。

だが、それよりも、スキル画面のこの文が自分を高揚させている。


『シェルター移動形態の形態を選択してください』


レベル2のご褒美、安全シェルターの形態変化である。安全とは言っても動けないのだ。移動手段になれる事も重要である。

表示されたのは軽自動車、小人、ヘリコプターである。いずれも手のひらサイズであるが、役に立つだろう。


「サイズはどれも手乗り程度とは言え、ヘリコプターは流石に目立つな。とは言え、小人状態も少し目立ちすぎる。両方ともメリットもあるけど、やはり車かな?」


空の移動手段も欲しいが、件の悪い噂が引っ張る、小人形態は採集や整備が甘い山道を歩くなども出来るが、目立ってしまう。そうなると外見的には玩具、あるいは魔法の道具に見える車が一番だろうなので選択する。手に持って出せば、道具を収納する道具のようなものに見えるだろう。小さな袋か肩に付けるポシェットに入れて、いかにもそうであると見せかけるのも良いかもしれない。


『外見を決定しました。外装を設定してください』


ここから、昼御飯タイムを挟みながら、色々考える時間だ!現実逃避ではない、うん。

そういえば、続けている街のカメラによる視察に味噌や醬油は本当にあるのを確認した。流石に納豆は無いようだが、味噌が出来るならば、作れば出来るかもしれないな。そう思いつつ、車の外見や色、ライトの有無などの楽しいカスタマイズ画面を楽しんでいく。


「外装は黒っぽい青でいいかな。オフロード車も憧れるが、この辺りは画面開けばまたカスタム出来るっぽいのでオンロードと」


サブアイテムという項目にそれがあった。四季による車の運用も考えた甲斐があったわ。シャーシの付け替え、タイヤの付け替え。カラーの変更などが出来るようにしておいた。

気分は昔あったこういう車カスタムゲームの中である。昼を挟み、少し過ぎた頃に完成した。


「さて、現実に戻ろう」


うん、現実からずっと目を逸らすの良くない。実際の所、疚しい事があるわけではない。堂々と入ればいいだろう。となると、次の問題、お金の入手となる。薬草やモンスター素材を道具屋などに持ち込みはそもそも今は身分証明が無い、却下。最初にギルドに登録が安定だろうな。

一応、登録時に身分などが関係なく、登録料自体は無料で、登録理由は深くは聞かれないと聞いてはいるが、やはり資金源は重要であろう。


「となると、もう賭けになるかもしれないが、登録時に明かすしかないか」


後はもう野となれ山となれだ。いざとなれば、シェルターに引き籠もれば安全ではあるしね。予定より少し早いが、覚悟を決めて街に行って来よう。

今回は長らく転生系で疑問に思ってた部分を書いてみました。よく悪徳領主を打ち倒す話などがありますが、その後の統治って難しいんだろうなあ。案外、チート勇者の行動の後も困ってる人多いと思います。


現ステータス


NAME


シロウ・カミヤ



SKILL


安全シェルター LV 2


健康的な体 LV MAX


投石 LV 1


鑑定 LV 2

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― 新着の感想 ―
[気になる点] つーか、これ新聞購入して情報収集してる就職活動者ではw 真面目だ・・・(良いこと)
[気になる点] ポイポイカプセルではなくガリバートンネル方式じゃったか。 潜伏力も高い。
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