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最終話  引き籠りはやっぱ最高の贅沢だな!

長らくの御愛顧ありがとうございました。本日、完結です!

さて、あの出来事から数年経過した。まず、報告する事が・・・・・・


「ぱっぱ~」


出来た年はそれぞれ違うが子供が出来ました、はい。女性陣それぞれに男の子女の子の双子で、母体も安全だったって言うね。後で知った話だが、ゴムなどは勿論使っていたのだが、アストレア様が避妊の加護を付けていてくれたらしい。そら、長い旅になるかもだから、着けてなければ色々滞っただろうけどね、ありがとうございます!神様アイからじゃないと見えない隠しスキルに初期の頃から超絶倫付けていたのは生涯忘れねえからな!クルルァ!!!ありがとうございます!


「ほいほい」


今居る食堂内で、言葉を発しながらてこてこ歩いてきたのはリンさんの子供で男の子の方のリュウ。おもちゃの包丁を持ってる辺り、将来的に料理人になるのかねえ?


「リュウはお父さんが好きですねえ」


リンさんに抱っこされてる女の子がレン。こちらは積み木を持っているので将来的にクラフターになるのかな?鍛冶の様子をジーっと見てるし、やだ、うちの子、才能秘めすぎじゃない?


「しかし、まだ数年しか経過してないのですか」


レインさんが自分の子供、男の子のフェリオ、女の子のアーラと手を繋いでやってくる。ちなみに、一番最初に妊娠したのが彼女だ。更に亜人という事もあり、この2人は実年齢は4歳なのだが、6歳ぐらいに見える。フェリオは人間の面が、アーラは魔人の面が強く出ている。実際、亜人のハーフは両親のどちらかの面が大きく出やすいらしい。


「まあ、無理も無いな」


リィルさんが自分の子供である男の子のラーンと女の子のリィンを抱いてやってくる。こちらはまだ赤ん坊である。それぞれ、魔人の面が大きく出ている。パパ、少し寂しい・・・・・・


「今回はどんな世界なんですか?」


オウカさんが自分の子供を抱っこしてやってくる。こっちは3歳。獣人も亜人、更に成熟が早いので下手すると子供達の中で一番の年長者にも見える。男の子はヤマト、女の子はミコトである。


「他の皆は?」


「旦那様のシェルターに危険ある訳がないじゃんとそれぞれの持ち場に。作業を終えてから、後ほど食堂に来るそうです」


そう言って現れたのはメイさん。子供はまだ小さいので乳母車に、それぞれ男の子がキョウ、女の子がヒメという名前だ。さて、ここで、どんな世界?という言葉に疑問を持った人が多いだろう。それは・・・


「今回は確かオーディン様の世界だったと思うよ」


まあ、なんとなく察しはついたと思うが説明させてもらおう。あれから数年、結構な数の神々が顕現した。そう、顕現したのだ、文字通りにポコポコと、はい。で、ここまではアストレア様達3神の予想通りだった、だったのだが・・・


「アストレア様、思いっきり計画空回りしてたよなあ」


『ノーコメントで』


女性陣が苦笑する。あの出来事の話から更にアストレア様が頭を抱える事になった事とは何か?こう言ったらなんだが、本当の本当に計算に入れるのが難しい問題だったのだ。何がって言うと・・・


「産まれた神々が地球消滅、人類消失に滅茶苦茶()()()()埋め込まれてたって言う」


簡単に説明するならば、地球の神々の残滓から名を以て産まれてくる状況だから、当然、前世の記憶に当たる知識、記憶も持って産まれてくる。まあ、その際、信仰消滅のトラウマも持ってきちゃった訳だ。で、トラウマは星が消滅し、他の信仰力を手に入れる術が無かった。だから、今度は自分なりの星、つまり、ここ地球から見れば異世界なのに更なる異世界を創ろうとする神が増えてしまったと言う訳である。


「それで判定員に任命されたのが最高に笑える話ですよね」


「女神様、涙目でしたからね」


「まあ、他に任せようがないとも言えるからね」


順にユウナさん、ユキさん、アマネさんである。それぞれの子供は1歳づつ。まさかの同時妊娠だったので、急遽ドローンの設定を全部医療にしての大騒ぎだった。安全が約束されてるとは言え、産婆的な戦力、つまり、赤ん坊を取り出す戦力は本当に少ないからね、うち。名前はそれぞれ男の子、女の子の順で、ユウナさんがロン・ファナ、ユキさんがナツ・ヒサメ、アマネさんがギルト・アミである。


「子供達は寝た?」


「ですわね」


「産まれてまだ1年ですからね、私達の子も」


続いて入ってきたのは、ナオさんとリセさん。それぞれの子供がナオト・リンネ、リュート、コロンである。いやぁ、ホント名前考えるの大変だったわ。HAHAHA!で・・・


「あの人は?」


「神殿で今度はあの人か~って頭抱えてます」


『 分 か る 』


実はあの後、もう一人、シェルターに新たに住んだ人が居る。いや、人っーか、住んでるのが神殿でと言う事で察し出来るだろうけど・・・


「アストレア様はまあ、仕方ないね」


そう、アストレア様こと、元・天照大神である。まあ、住まうというか、神殿に在住したというか、うん。流石にこのうっかりにはゼウス様もサタン様も関連しているから、看過出来ない。しかし、最高神と悪魔神の座を長く空ける事は出来ない。で・・・


「神々の審査と守護神と言う名目、真相は子供達のお祖母ちゃん」


『やめたげて!!!』


とまあ、今回の事態に一番適した仕事ではあるが、実際はベビーラッシュで世話をする神様になってしまっている。いや、マジで子供達がアストレアお祖母ちゃん!とか呼びそうで怖い。実際呼ばれても笑顔そうだが、うん。


「んで、まあ、長期になる異世界探索の為、アストレア様を連れて行けるシェルターで審査する事になったと。審査に落ちた神が居ないのが幸いだったよね」


本当にここは幸いである。ぶっちゃけ、異世界から異世界に強引に人間を召喚!とか十分にあり得たからね。まあ、流石に信仰の力の為にヤンチャする神が居る訳・・・


『カミヤさん!オーディンのお馬鹿が強い国の軍隊や冒険者を召喚しようとしてます!急いで、急いで!』


あの、アストレア様は悪くないの分かってるんですよ?なんで、考えた瞬間にフラグが立つかなあ!ええい!ああ、もう!!!


「絶対、全部解決して引き籠もってやるからなあ!!!」


その言葉に苦笑する女神様と妻達を横目に見つつ、一先ず、自分の異世界での出来事は締めようと思う。

もう、この後も色々フラグが立ちそうなカミヤ君に敬礼しつつ、このお話はいったん締めです。長らくの御愛顧ありがとうございました!








でも、もうちょっとだけ外伝が続くんじゃ(ぉぃ



現ステータス


NAME


シロウ・カミヤ



SKILL


安全シェルター LV 11


健康的な体 LV MAX


投石 LV 1


鑑定 LV MAX


鍛冶 LV 7


念動 LV 4

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