102話 解決の策は食にあり!
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「なるほどねえってなったな、お手柄です、リンさん」
「えへへへ」
現在、自分達は浮遊大陸を離れ、食材大陸に来ている。いや、浮遊大陸は今、食材大陸に停留中だから、離れってのは語弊あるだろうか?まあ、とにかく、リンさんの提案とは料理バフ、要するに食材によるバフで解決してしまおうと言う事である。そして、偶然か、幸運か、その申請を行う前にすでに食材大陸での停泊が決まっていた所だった。本当にコレに関しては何の手配もしてないのに、豪運だったな、うん。
「しかし、こうなんだ、暑さと寒さが本当に解決するとは思わなんだ」
トガラシ:赤い本体と種は香辛料となる。稀にとても辛い個体があるので注意が必要。そのまま食べると体が熱くなる。等級:B
アイシン:青色の果実を持った果物。稀にとても冷たすぎる個体があるので注意が必要。そのまま食べると体が冷えていく。等級:B
早速街を歩き、見つけたのがこちらである。トガラシは唐辛子だが、アイシンは、アイスもしくは、冷凍果物だろうか?ひんやりとした果実は流石に地球産じゃない・・・・・・よな、多分。いや、流石に地球産では無い・・・と思いたい。いや、なんか、日本ならある気がして・・・
「トガラシの方は色々考え付きますけど、アイシンはどうします?」
「う~ん・・・」
自分の言葉にしばし悩んでいたが、ピンと来たのか台所に入っていく。そして、しばらくして・・・
トガラシせんべい:トガラシを炒り、粉末にした物を練りこんだ生地を揚げて作ったせんべい。強い耐寒効果を持つ。耐寒効果:3時間 等級:B
アイシンスムージー:アイシンの実を摩り下ろして作ったスムージー。強い耐暑効果を持つ。耐暑時間:3時間 等級:B
等級が上がらなかったのは加工したからかな?材料を贅沢に使えばもしかしてだが、そこまでやると自分達の限定販売になるからね。自重、大事。いや、今更言うの?と言われると目を逸らすしかないんだが。
「なるほど、携帯性優先ですか」
「ジュースにしてみたのもあったんですけど、慌てて飲むと零れてしまいますので。後、そのままだと、とんでもなく寒くなります。鑑定結果の情報のみになりますけど」
レインさんの言う通り、携帯性を考慮しての事だろう。確かに食べる飲むなら簡単だな。そして、リンさんが言うジュース状態は興味あるようなないような・・・トイレが近くなるのは確実だろう。流石に砂漠で水分放出はまずい、うん。リンさん、グッドジョブである。
「つまり、今の加工が最善?」
「ですね」
自分の言葉に頷くリンさん。流石は食材大陸の名に恥じない食材って訳だ。いくつか苗とかもあれば購入しとこう。
「防塵効果がある食材もあったりして」
『まさか~www』
なお、自分の言葉にフラグという名の大後悔するのは数日後の話である。なんでだ!!!
暑さと寒さ対策はなんとなく察しついたと思いますが、如何に食材大陸とは言え、食べて防塵対策なんてある訳ないですよね~、HAHAHAHA!
現ステータス
NAME
シロウ・カミヤ
SKILL
安全シェルター LV 9
健康的な体 LV MAX
投石 LV 1
鑑定 LV MAX
鍛冶 LV 7
念動 LV 4