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101.5話 正式依頼の為の準備編

『マジですか?正気ですか?』


ライさんにすらそう言われてしまった。なんでや、確かに色々アレな方針なのは認めるけどね!


「他に考えつきます?砂嵐に耐えれて、何百年も経過しても劣化しなくて、ダンジョンと言う壁に突き立てられて、冒険者を導ける光沢を持つ物質が?」


『無いんですよねえ。そして、これが無いと・・・』


「多分、地図があっても無駄と報告しますね。作ってもらえますかね?大陸の国々の協力の元での()()()()()()()()()()()()()()()()()


聞く人聞いたら、卒倒もんの要求と言うか、計画である。実際、オリハルコンの価値を知ってるメイさんが必要数の柱型オブジェクトの量と大きさ、あのダンジョン階層を想定しての生産数を計算して卒倒しかけた程である。まだ、階段見つけてないので、どれぐらい必要かまでは明確には分からんが、まあ、国家予算とか技術者雇用とかで色々大変になるだろう。しかし、目印無しで地図だけの砂漠探索は危険と言う事は、ここまでの報告を聞いているライさんなら理解してくれるだろう。


『他に必要な物は?』


流石、分かってらっしゃる。勿論、オブジェクトだけの訳が無い。


「オブジェクトを打ち込む為のオリハルコン製ハンマーもお願いしますね」


『Oh・・・・・・・・・』


そら、杭底の柱を打ち込むのにいるよねと言うお話です。鉄製のハンマーは折れるどころか、砕けるだろうしなあ・・・・・・


『打ち込みは大丈夫なので?』


「ええ、念動スキルで何とかなります」


割と心配されるであろう打ち込みは念動で何とかなるしね。人数イコールパワーよ!いや、ホント、不遇スキルだったのが信じられない大活躍だよね、コレ。


『しかし、()()()()にしても凄まじいですね』


ライさんが付き人数人に色々指示して、その人達が出ていった所で報告書を改めて見て、渋い顔をして唸る。冒険者してた時期があるから分かるんだろうな、この階層の脅威度が。


「正直、自分が言うのもなんですが、()()()()()()ね」


『私も同じくです。こちらの案件はオリハルコンを集めてる間に各所と相談せねばなりませんね』


実際、自分も他のメンバーも砂漠ではあるが最短距離を見つけてしまえば、それなりのランクがあれば踏破出来ると思っていた。何故なら、ダンジョンとは挑む場所、挑むと言う事は制覇出来る場所と言う概念がある。あるからこそ、このような難所があるとは思わなかったのだ。平たく言えば、この階層があるダンジョン限定だが高ランクによる力任せの踏破が出来なくなったと言う訳だ。


「そして、ここで砂漠引いたと言う事は・・・」


『今後、この世界のあらゆる場所で砂漠階層が現れる可能性が出てきましたな』


デスヨネー。ならない理由がない。まさか、この大陸だけの特別ダンジョン!な訳ないし。未踏破ダンジョンに砂漠階層がある可能性がグーンと高くなったのである。どうしたもんかな、コレ?と言うのもだ。


「流石に全部回るのは無理ですよ、自分達でも」


『ですねえ。せめて、集中力を切らす原因となる砂漠の暑さ・寒さがまず何とかなればいいんですがね』


「あのう?」


2人で唸っていると、思わぬ救いの案を言ってくれる手を挙げたのはリンさんだ。そして、リンさんが続けた言葉に、さっそく、行動を開始するのだった。

おまん正気か!と言われるカミヤさんのお話でした。他のダンジョンでも見つかった場合、うん、その国はご愁傷さまと言う事で(目そらし)


現ステータス


NAME


シロウ・カミヤ



SKILL


安全シェルター LV 9


健康的な体 LV MAX


投石 LV 1


鑑定 LV MAX


鍛冶 LV 7


念動 LV 4

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