町へ向かって
これはなんといいますか・・・至れり尽くせりだよなあ・・・
地球での経験をスキルにっていうか、トラックが有能すぎるだろ?
今でさえ全く重さを感じずに3トン持ち歩ける。
3000キロって重さだけで広さは関係ないみたいだな。
これだけでチート能力だよなぁ ポリスはなんてゆーか絶対守るマンって感じか?
非殺傷武器でも殺傷できると思うけどそこらへんは・・・まあいいか。
「ゲームだったらまずはレベル上げだけど、それは拠点ができてからだし、情報もない。女神様の言う通りにしたほうがいいな。」
ステータス右下の獲得可能スキルに集中するとスキルの名前が表示された。
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SP残量 10
鑑定Ⅰ SP10 幸運Ⅰ SP10 魔力感知Ⅰ SP 3
魔力操作Ⅰ SP 3 魔力制御Ⅰ SP 5 身体強化Ⅰ SP 5
思考加速Ⅰ SP 20 罠感知Ⅰ SP 3 罠解除Ⅰ SP 5
生命力回復Ⅰ SP 10 魔力回復Ⅰ SP 10 毒耐Ⅰ SP 2
麻痺耐性Ⅰ SP 2 石化耐性Ⅰ SP 10 睡眠耐性Ⅰ SP 3
魅了耐性Ⅰ SP 8 呪耐性Ⅰ SP 10 虚弱耐性Ⅰ SP 2
魔封耐性Ⅰ SP 8 病気耐性Ⅰ SP 5 幻惑耐性Ⅰ SP 4
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魔力!!!!!俺にもあるってことだよなー今度レベル上がったら感知と操作、制御をとろう!
鑑定をとりあえず取るべきだな。
俺は鑑定に意識してSPを消費 鑑定Ⅰ を手に入れる。
「これでいいんだろうけど、使い方わかんねえな・・・」
そう思って鑑定できそうなものを探すと気になった葉っぱを見つけた。
それにフォーカスを合わせ鑑定を念じると。
【生命回復力のある薬草】
と文字が浮き出した。
「おおーーー」
素直に驚く。
レベル1でなんの効果があるのかわかるのはありがたい
おれは黒いコートと革製の立派なショルダーバッグを装備すると片っ端から様々なものを鑑定しつつ薬草等をバッグに詰め込みながら下流を目指して歩き出した。
「けっこう歩いたよなあ」
日の出ちょい過ぎから、下流に向けて日が沈みかけている丸一日を、同じような景色をみつつ歩きっぱなしだ。
女神様がどこら辺に送ってくれたか分からないが、片っ端から使っていたからか、鑑定はⅡに上がり、バッグは生命草、魔力草、毒消し草等の葉と魔狼の牙等のモンスター素材等でパンパンになっており、入らない分は収納して歩いている。
もう夜になってしまうというところで前を見ると・・・
「あれか?」
木々の奥にちらっと木造の家が並んでいた。
「・・・・」
中世ヨーロッパってこんななのか? 断じて違うだろうなぁ 完全な田舎って感じだな 泊めてもらえるだろうか・・・
その見えた村っぽい方へにむかって歩いていると柵の前にがっしりした男性が立っているのを認め、向こうもこちらに気付いたようだ。
「こんばんは!」
俺はなるべく明るく、元気よく声をかけた。
「ん、坊主 こんな田舎に何の用だ?」
やさしそうな30代くらいのおっさんが警戒しつつも笑顔で答えてくれた。
「あーえっとですね・・・」
今更商人は無理がありすぎるのでは?と思ってしまう。
それはそうだろう・・・持っているのは森の手前で拾ってきた葉っぱやら何に使うかもわからん牙だ。
「突然すみません。私はジンと申します。実はー・・・人里離れた場所に住んでいまして・・・。
よく道も分からずにデカい街を探してさまよっていたところ、ここにたどり着きまして・・・。
出来れば1晩だけでも薬草等を対価に泊まらせていただけないかなと来てみたのですが・・・可能でしょうか?」
「お前それは・・・バカだろ?よくまあ無事に生きてるもんだなぁ 武器も何も持っていないじゃないか。その木の棒で戦うのか?まぁ薬草があるなら大歓迎だ。この村はじいさんとばあさんしかいないしな。薬草をくれるんなら俺ら中年層の仕事が減ってだいぶ助かる。こちらからお願いしたいくらいだ。」
その男性は、俺の杖代わりに持っていた木刀を見ながら、にこやかにそう言った。




