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失望者の異世界転生  作者: コバヤシ アキラ
第1章
2/137

新世界とステータス


俺はびっくりして目を閉じる・・・すると一瞬にして体の重みが加わり、周りが明るくなったような気がした。


風のささやく音、木々や草花の揺れる音がきこえ、そっと目を開ける


そこに広がるのは今まで目にしたことがないくらい鮮やかで、風が気持ちよくて、春を感じるような・・・そんな豊で心落ち着く場所


草原が広がり所々に木と色鮮やかな花がぽつぽつと生えている。

右に顔を向ければ木々は無く、草原が広がり地平線の彼方に雲を突き抜けるような山々が聳え立っている。

左にはきれいな川が流れているのがちらっと見える。ここはきっと森の入り口なのだろうと思った。

真正面は木々のせいでよく見えないが、何となく嫌な気配をちくちく感じる。何故か近づかなければ大丈夫と直感が告げている・・・気がする。


それにしても、全く現実味がない・・・全部夢であるような・・・不思議な感覚だ。

でも、この気持ちよさ、爽快さは俺に現実なんだと突き付けてくる。

こんな場所は知らないし、地球でこういった場所を俺は知らない。



「ここを現実だと、別の世界だと受け止めるのに、時間がかかりそうだな・・・」



まず俺がすること


【ステータス】


と念じると半透明のステータスウィンドウが表示された。


――――――――――――――――――――――――――――――――――

種族:人族

職業:―

名前:ジン

年齢:15

レベル:1

 Potential:8192

Luck:128

 SP:10

【固有スキル】

 言語理解 言語伝達 限界突破

【ユニークスキル】

 ポリスⅩ トラックⅢ

【スキル】

 体術Ⅲ 刀術Ⅸ 大盾術Ⅰ 棒術Ⅷ 逮捕術Ⅷ  

【耐性】

斬撃耐性Ⅲ 刺突耐性Ⅰ 打撃耐性Ⅶ 威圧耐性Ⅶ 恐怖耐性Ⅲ 精神耐性Ⅹ 

                          獲得可能スキル

――――――――――――――――――――――――――――――――――



「・・・・・・」



言いたいことが沢山あるんだが、HPは?ポテンシャル?ユニークスキルがぶっ飛んでるし・・・

スキルも普通と見せかけて逮捕術があるやないかーい

それに自分が強いのか弱いのかも全く分からないな・・・

レベル1なんだから弱いんだろうが、VITとかSTRとかなんか情報がないと対策もくそもない。

考えても仕方ないから保留にしておくしかない。



「じゃあ次は・・・リストだったな」



早々に考えても分からないものは後回しに、リストを念じる


するとよくあるゲームのイベントリのようなものがこれまた空中に表示された。



――――――――――――――――――――――――――――――――――

トラックⅢ   リスト一覧   容量 3トン  

煙草マルポロメンソ×∞

・紙

・木刀

・ブラックコート

・ショルダーバッグ

――――――――――――――――――――――――――――――――――


これまた衝撃を受けた


容量3トンなのに煙草無限にはいってんのかよ・・・

これはアイテムボックス的な感じなのかな?だったら物凄く便利だが・・・


まずは紙を取り出すように念じ、右手の手のひらを上に向ける

するとその手のひらの上に紙がぱっとでてきた



「おおーーこれは・・・手紙?」



それは女神様からであろうびっしり文字が書かれた手紙だった。


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