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契約

キラリちゃん視点です

「ミ、ミス・キラリ…早く契約しなさい。後ろが詰まってます。」

「あ、すいません…」


思い出したように先生が言う。まだ動揺してるのか。目の焦点が定まっていない。

まぁ、驚いて当たり前だもんな。私もびっくりしてるし。


「ねぇ、ターニャちゃん。私とこれから一緒に居てくれる?」

「うん!ずーっと一緒にいる!キラリとずーっと一緒!」


しゃがんで目を合わせると、アメジストのようなキラキラした瞳と目が合う。

こんな可愛い子私には勿体無いな…

本当に私のところで良かったのかな…


「ターニャ、行こ?」

「あ、うん。」


小さな手を繋ぎ、講堂を出る。

外は召喚の儀が終わった人たちで溢れかえっていた。

皆一斉にこっちを見る。


…デスヨネ〜


「おい、あれSS級じゃね?」

「嘘だろ?!あいつが?あの落ちこぼれ野郎が?」

「マジありえないんだけど。神様気が狂った?」

「あの狐の子来るとこ間違えたんじゃない?」


ヒソヒソと陰口を言われる。

私のことをバカにしたりするのはいいけどこの子のことはバカにしないでほしい。


「ねぇ、何話してるの?私のご主人バカにしないでくれる?」


周りの空気が凍りつく。誰一人として喋らない。

喋ったらターニャに殺されそうだった。


「行こう。この人達嫌い。」


ターニャに手を引かれ、廊下を歩いた。


ターニャ強っ。ターニャ強。

ターニャ強っ。(3回目)

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