無視
キラリ視点です
いつもの練習時間。
チラチラと皆私を見る。
集中力が散るからやめてくれないかな?ウザい。
「そー、そー!出来てるよ!凄い凄い!スイートピーだ!」
目の前でぴょんぴょん飛び跳ねまくっているのはさっきまで不機嫌だったターニャ。
チョコあげたら機嫌治った。単純なやつ…
「…へ、下手くそだな。」
一人の男子が私の前に立って嘲笑う。
いや、声震えてますけど。大丈夫ですか?
返事をするのも面倒なので無視する。
こういうのは無視が一番。
「おい、無視してんじゃねーよ。お前落ちこぼれのくせに調子乗んなし。」
「お、おいやめろって…」
仲間と思われる男子が止めに入るがその人の気持ちも汲み取らず男子はその子を突き飛ばす。
ガキ大将かな?
「別に。返事をするのが面倒だったから無視しただけだけど?」
そいつの方を見向きもせず魔法に集中する。
「…てめぇ、調子乗りやがって!!」
顔を真っ赤にしてプルプルと拳を握りしめる男子。
喧嘩は先に手を出した方が負けなのに。この子知らないのかな?
「ふざけんな!!」
怒りが頂点に達したのかグーで殴りかかってくる。
痛みに備えて目を瞑ったが待っても痛みはこない。
「…ターニャ!」
「うちの主人に手ぇ出すな。」
ドスの効いた声で男子の拳を受け止めるターニャ。
その小さな体から出ているとは思われないくらいの殺気が感じられる。
「ひ、すいませんでした!!」
男子は顔を真っ青にして尻尾巻いて逃げて行った。
…ダサいな。
「ターニャありがと。」
「えへへ。後でご褒美ちょーだい!」
ほのぼのとした二人のことをじっと影から見つめる人影があった。
遅くなりました!すいません!
今日は節分ですね!




