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練習

キラリ視点です

「ひゃ、ひゃあぁ…」

「ね!すごいでしょ!」


扉の先には練習場所としてとてもいい環境が整っていた。


広いスペースに的。魔道書に魔法陣を書く用のチョーク。それに吹っ飛んだ時用のクッションまで…

完璧である。


「さて、早速やろうか!」

「あ、うん…出来るかな…」

「大丈夫!出来る出来る!ほら、杖出して…」


手のひらに魔力を込めて、杖をイメージする。すると、細長い木の枝のような物がボンヤリと浮かび上がってくる。

イメージが固まったら一気に魔力を流し込んで作り上げる。


「出来たよ!」

「よし!じゃあ次!簡単な呪文使ってみよっか!流石に無暗唱は無理だよね?」

「無理無理無理無理無理無理!!そんなハイスペックじゃないんで!」

「そ、そこまで否定しなくても…」


慌てる私を適当にあしらうターニャ。

酷い…


「うーん…簡単なのなぁ…」


パラパラと魔道書をめくりながら私にやらせる魔法を選んでくれるターニャ。

なんか難しいの来ないといいけど…


「これは?」

「氷結魔法…」


説明しよう!氷結魔法とはその名の通りものを凍らせる魔法だ。

アピール用にアレンジが効く魔法だし、何より簡単だ。


「い、いくよ…『氷の精霊よ…この世の全てを凍らせ下さい。ブリザード!』」


私の手のひらから雪の結晶が大量に飛び出し、部屋を冷やす。

ぐんぐんと下がっていく部屋の温度…さ、寒い…


辺り一面私のブリザードで真っ白…あれ?こんなに私もの凍らせられたっけ?


「凄い凄い!出来るじゃん!ブリザードにアレンジ効かせてもいいかもね!自己アピールの時にさ!こんなのどうかな?」


ターニャはスッと手を出し、無暗唱でブリザードを放つ。

しかし手から出てきたのは雪の結晶ではなく氷で出来た蝶。無数の蝶がヒラヒラと私の周りを飛び、さらに上空へ。

天井付近までいくとパッと砕けてキラキラと光に反射し幻想的な世界が出来上がった。


「うわぁ…綺麗…」

「練習すれば簡単だよ!これと『ファイアーバースト』掛け合わせても綺麗だよ。多分。」

「え、多分って何?」

「え、やったことないから…多分。」


そのままブリザードを軸に自己アピールの技の組み合わせを試しまくった。

ファイアーバーストは炎の魔法です。はい。そのままですね。

捻るのは難しいんじゃ!

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