04 俺の頭は30MB
一応、別小説「俺氏、転生したっぽい」の世界と同じようにしようと思ってます。時系列は変えますけどね!(*´▽`*)
俺は、龍になっていた。
「一体、どうして?兆候らしきものは無かった」
朝起きたら龍になった、なんて誰も信じないだろう。
俺だってまだ信じてない。
「人間の生態が龍に変わる。つまり、骨格からなにまで変わってしまったか。いや、記憶、五感は使用できる」
おかしい。どう考えてもおかしい。
「いや、昨日は確認できなかったが、ステータスを確認してみる余地はあるだろう。そこからなにか情報を得られるかもしれん。初めての試みだが、やるしかないだろうしな」
スキルなんて、今まで使ったことはない。
《スキルテスト》を受けないと、使えないとされているからな。
「以前誰かが使ったのを見たことがある。それを真似るのが一番かもな」
「〝ステータスオープン〟ッ!」
――――――――――――――――――――
名前 ヴィ%@**?#$
レベル οαΣοВ
性別 フテ◇ナム°ギ
年齢 仝歳
出身 ▽◇°¥○◇
職業 ∞>∴°*
称号 源龍の幼体
加護 真・源龍の加護
状態 正常
スキル *%%?@オア*#?***
固有スキル ◆サ◎=リナ>
HP:вЫзЦ
MP:ЗНτθ
筋力:ψИζμ
敏捷:ιηΒ
打耐:ЖЁЁψ
魔耐:シル,テ´コ
幸運:…‥…
最大攻撃力:зеТХ
最大防御力:КЕКОРЭФ
――――――――――――――――――――
なんだ、このステータス?文字化け、か?
「このステータスが……?ちょっと待て?俺今、何の言葉を話してる?人間の言葉じゃない。龍の言葉か?」
これも、異能の力なのか?
「スキルを全て覚えている。つまり、どんなことも簡単にできる?」
『“ヴィ%@**?#$“の生態に対応しました。これより、「神之叡智」の完全操作が可能となりました』
「うおおっ!?スキルの言葉、か?」
落ち着け、俺。俺は対応力が高いはずだ。
そう言い聞かせ、冷静になる。
「サリュチナス、お前に聞く。俺は、なんだ?」
『創成期時代に存在していた【源龍】の幼体です』
ちがう、そうじゃない。
「幼体の種類名は?」
『“【源龍】の幼体“以外に種類名はありません』
「人間には戻れるか?」
『不可能ですが、【擬人化】のスキルによって擬人化が可能です』
とりあえず、人間にはなれると。
「親の【源龍】は?」
『存在していません。【源龍】はたった一体、あなたのみです』
親はいない、と。
「スキルの量は?」
『「大罪スキル」以外を除き全てです』
大罪スキルは無いと。
「熟練度は?」
『あなたのもつスキルは、“現在そのスキルを取得しているモノの最高スキルレベル“で構成されています。故に何者かが最高スキルレベルを更新した際にはあなたも更新されます』
実質チートだな。
「ステータスの文字化けは?」
『元々この世の理を外れていますので、文字化けしています』
「名前でさえも?」
『はい』
「俺の進化は?」
『レベルは文字化けしていますが、実質レベル1です。なので、然るべきレベルまで上げれば進化は可能です』
……ふう。色々聞いたから疲れたわ。
っていうか、頭ガンガンするわあ。
このまま寝ますわ。
おやすみなさーい。
誤字、脱字がありましたら、遠慮なく申し付け下さい。