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ルテンの剣  作者: 刺身
第一章 『冒険の始まり』
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第八話『願いをかなえる宝玉』

第八話『願いをかなえる宝玉』


「な、なあノアは願いをかなえる宝玉の話は知っているか?」


「え?それってもしかして碧眼の勇者に書かれてたお話の一つ!?」


干し肉と乾パンを朝食にもらい食べ終わり1,2時間くらいか休憩してノアが普通に歩けることがわかったヴェル兄さんはテントの片づけをしながら少し憂鬱気な表情をしながらこちらに話しかけた。


「言い忘れていたな俺の身の上。俺はなあ、難病で医者からもさじを投げられたんだ。でもこのままじゃあ俺はどうなっちまうかは分からねえ。で最後の神頼みが6種集めりゃ叶うっていう宝玉の話さ。でその例の連続国宝窃盗犯ってやつは多分その伝説を信じているのかは知らんが実際に碧眼の勇者に出てくる国宝である6種の宝玉のうちいくつかを盗んだって話だ。」


「宝玉って本当に存在したんだ!?」


宝玉はもとは一つであった魔力を帯びた隕石の塊であった。それが太古にアイスバーグに落ちアイスバーグは魔法都市となったらしい。これは碧眼の勇者の本にも実際の歴史の本にも書いてあったことだ。ボク自身魔法ってどんなものかは見たことないけどね…って実際ボクが変身したりしてるのがあれか、アハハ…。

でもボクが濡れ衣着せられる原因となったその連続何とかって人はその宝玉を狙ってたのかぁ

そう彼から聞いた言葉に驚きっぱなしのボクの質問にヴェル兄さんは話を続けた。


「ああ、実際にとても強い魔力を帯びた宝玉は各地に落ちそれを各王国が回収し睨みあってるのが最近の大国間の戦争するかしないかぎすぎすとした関係に結び付いている。元々魔法ってのは想いの力からなるらしい、そんな強大な力を持った宝玉がそろえば夢をかなえる力を持つってわけだそうだ、碧眼の勇者はそれを用い自身の夢をかなえたというが…

まあ、ともかく俺が各地を旅してるのは噂になっているその連続国宝窃盗犯、紅狐べにぎつねと呼ばれる女、俺はそいつがほとんど集め次第そいつの目的は知らないが捕まえて俺自身の夢をかなえようって魂胆さ、あはは

まあお前の話と同じくらい胡散臭いけどな。俺は恩人に会わなきゃならねえ

 その前に死ぬわけにはいかねえからよ。そいつを探すついでに旅してるってわけさ」


話を聞いてる限りだとお兄さんの顔が最初恐いと思ったのは非常に顔が病気のせいかやつれていたからであったのが今見て感じられた。

ボクは元々こういった碧眼の勇者のような冒険に憧れてたので今の話を目を輝かせて聞いていた。

でもこのお兄さんはあんましまだよくはどんな人かは分からないけれどカエサルと同じでそういった伝説はあんまり信じないが信じざる負えないといった雰囲気を感じたので何か放っとけない感じがした。


「お兄さん大変な旅してるんだねえ、ボク自身まだ住んでるとこ追い出されたばっかしだからどうすればいいのかまだよく分からなくて…、もしよかったらお兄さんの旅についてきてもいいかな!?

 ボクもその人捕まえればボクの容疑が晴れるからねえ、それにボクもお兄さんのお手伝いがしたい!」


お兄さんはそれを聞くと一瞬驚いた顔をしてその後微笑んで何か返事をしようとしたが不意に後ろを向くと顔色を曇らせ先ほどの憂鬱な表情に戻った。


「それを聞いてこれを言うのは残酷だが、ダメだ」


「え!…どうしてかな?」


ヴェルお兄さんは今までの口調になく厳しい口調で返事をした。ボクは急な変化に少し訝しげに問うとヴェル兄さんはテントを丁度リュックにしまい振り返った方向を指さした。木に誰かいるようだ。


「俺は紅狐を捕まえるために冒険していると言ったな」


「うん。」


「紅狐をとっ捕まえようとしてる冒険者は一人じゃない、その中であいつの情報に詳しい冒険者はこうして常に狙われている。俺なんか特にそうだ。あんたみたいな女の子を危険にさらすわけにはいかない…!」


「で、でも!」


ヴェル兄さんはボクの口の前に手をやり制止させる


「…っち、こっちが気付いたのに勘付きやがったみたいだ。ここは俺が何とか食い止めるお前は、ここからあの木の反対方向に進んだあと丘があってそれを降りると再びまっすぐ5,6時間くらい突き抜けた方向に港町がある。

あいつらの目的は俺だ、ノアお前を巻き込みたくはない!俺が行けって合図したらそのオンボロの剣を持ってさっきの方角に行くんだ!奴の後ろには何人かいるだろうがあの方角には誰もいない!」


「う、うん。」


ボクはヴェル兄さんの先ほどまでとは違う剣幕に少しひるみながらカエサルを右腕に抱える。

目線を木に移そうとした瞬間<バン!>という爆音とともに黒い煙が広がった!

それとともに


「行け!」


というヴェル兄さんの声が聞こえた!


合図だ!サッとボクは言われた通り先ほどヴェル兄さんが話していた方向に駆け出した。

後ろではヴェル兄さんが刺客らしき別の冒険者と取っ組み合っているのが煙の中から聞こえた。

幸い木とは反対方向であり辺りは木が生い茂っていたので先ほどの煙幕があればあの刺客に追われることはないだろう。

すぐにヴェルが言う通り小さな丘が見える。ボクは今は体力が続く限り走ることにした。

読んでくださりありがとうございました!

8話目の『願いをかなえる宝石』を投稿させていただきました


今回のお話では特に動きはありませんでしたがこの物語の世界観についてヴェル兄貴の方から少し解説をいただきました。

このヴェルが探す紅狐と言う人物が連続国宝窃盗犯の真犯人なわけですがヴェルはこの人物と宝玉を巡って対立しているようです。

この宝石で感が良い人は疑問を持ったと思います。

もしかしたらカエサルもそのうちの一つではないかと、しかしヴェルはそれについては触れてませんでした。

カエサルがこの宝玉とどういった関係を持つかはこの物語のお楽しみの一つとしていただければ嬉しいです。

後ヴェルは自分の病気を治すために宝玉を集めているのですが紅狐がどういった人物でどのような願いを持っているかどうかも気になるところですね。


さて実は投稿はしてないのですがこの物語を書く前にヴェル兄貴の少年期を主人公として描いた物語を書いていてこの恩人と言う人に関してはその物語においてヒロインの役割を持つキャラクターでした。

この物語に至っては今投稿させていただいてる物語とは全く雰囲気が違って憂鬱な内容となっています。

彼がこのようにやつれた原因も気になるところですがこの物語がある程度進んだところで要望が頂ければ手直しして投稿したいなと考えております!


さて、ここで次回予告。

次回はまた新たなキャラクターが登場します!

今回のお話でも挙がっていた紅狐です。

彼女がどういった事をしているのか、またどのような雰囲気なのか端的ですが描写するつもりです。それに至っては次回をお楽しみに!


最後に次の更新は同じく3日後前後を予定しております。

毎度少し長めの後書きですがこちらも読んでくださりありがとうございました!

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