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宝物

作者: みるく


0歳のときに私は家族のみんなに祝福をされて生まれてきました。

あの時はすっごい嬉しかったな。


2歳のときに始めての友達が出来ました。

毎日のように砂場で山をつくっては壊してたな。


6歳のときに友達が引越しをしました。

また明日も会えると思って遊ぶ約束をしちゃってたのに・・・。


10歳のときに勉強が嫌になって大泣きをしました。

だけど、先生はそんな私に嫌な顔をせずに優しく教えてくれました。


13歳のときに初恋をしました。

寝てもさめても彼のことばかりを考えてたね。


14歳のときに失恋をしました。

初恋は実らないんだって・・・。


15歳のときに高校に合格をしました。

友達と抱き合って喜びました。


18歳のときに彼氏ができました。

先輩だったけど毎日のように一緒に登校したね。


20歳のときに大人になりました。

お母さんとお父さんが泣きながら祝福をしてくれました。


22歳のときに結婚をしました。

子宝にも恵まれて幸せな生活です。


30歳のときに娘が大事にしていたお皿を割っておこられました。

あの時は本当にごめんね。


39歳のときにしわが目立ち始めました。

年をとるのは嫌だな。


44歳のときに母が他界をしました。

今までありがとうございました。


50歳のときに父が他界をしました。

本当にありがとう。


60歳のときに娘が結婚をしました。

お相手は優しそうな方です、よかったね。


77歳のときに夫が他界をしました。

今までずっと一緒にいてくれてありがとう、私ももうすぐいくからね。


90歳のときに体が自由に動かなくなりました。

私もそろそろかな・・?



そして92歳のとき・・・




私は娘たちを残してみんなが待っている天国へと旅立ちました。

人生は長いようで短かったです。

だけど、悔いはありません、だって、いろんな大切な人と会えたんですもの。

私の人生の宝物はそれです。


あなたの人生の宝物は一体なんですか?

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― 新着の感想 ―
[一言] 人との係わり合いがうまくいく、そうして家族や友達を大切に思えることは人生の宝ですね。 エッセイというよりは詩に近いような、しかし内容は確かにエッセイよりな、不思議な後味です。 ありがとうござ…
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