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中之島・各個撃破の惨劇

中之島の橋の上、豊臣方の猛将・**薄田兼相すすきだかねすけ**の放った「電動チェーンソー斧」が、徳川方の先鋒・本多忠朝の腹部を無残に両断した。


「ガガガガガッ!」 超硬刃が脊椎を断ち切り、肉を千切る鈍い音が、高層ビルに反響する。次の瞬間、切り開かれた腹部から、まだ熱を帯びた内臓がどろりとアスファルトの上へ滑り落ちた。


「アッ……ガ、ハ……」 忠朝の口から溢れた鮮血が、熱せられた黒い路面に広がり、ジィという音を立てて蒸発する。現代の猛暑の中、ぶちまけられた内臓は生々しい湯気を立て、独特の鉄臭い死臭が御堂筋のオフィス街に充満した。


一般人の狂乱:ガラス越しの地獄

この凄惨な光景を、近隣のビルに閉じ込められていた一般人たちが目撃した。


「……ひっ、いやぁぁぁあ!!」 カフェの窓際にいた女子大生が、目の前数メートルに転がった「人間のナカミ」を見て、喉をかきむしりながら絶叫した。彼女の手から滑り落ちたiPhoneは、アスファルトの血溜まりを無慈悲に高画質でライブ配信し続けている。


「おい、あれを見ろ……鳥だ、鳥が笑ってやがる」 避難していたサラリーマンが上空を指差した。


司令官の采配:空を舞う「生体ドローン」

上空を旋回するのは、毛利秀元が操る数羽の**「黒鴉くろがらす」だった。 それらはただの鳥ではない。秀元の傍らに立つ術者が、鳥の眼に現代の「超小型CCDカメラ」**を呪術で埋め込み、その視界を秀元の手元のモニターに転送していたのだ。


「……右翼、松平勢の動きが止まったな。内臓の臭いに当てられたか。脆弱な奴らだ」 秀元は、鴉が映し出す「空からの視点」で敵陣の動揺を正確に把握していた。鴉が羽ばたくたびに、その翼に仕込まれた現代の**「催涙粉末(CSパウダー)」**が、雪のように徳川勢の頭上に降り注ぐ。


「目が、目がぁぁ!」 粉末を吸い込み、血を吐きながらのたうち回る徳川兵たち。そこへ、木村重成が率いる抜刀隊が突っ込む。 重成は、現代の**「高輝度タクティカルライト」をストロボ発光させ、敵の視神経を破壊。盲目となった兵たちの首を、重成の「高周波振動刀」**が音もなく刈り取っていく。


城内組の連携:本丸を守る「死の装置」

大坂城の桜門では、大野治長・治房兄弟が、上空を飛ぶ**「鷹」**からの信号をタブレットで受け取っていた。 「兄者、真田丸の跡地から伊達の騎馬鉄砲隊が来るぞ!」 「……逃がさぬ。真木島、青木、仕掛けろ!」


城壁の影から、真木島昭光が現代の**「暗視スコープ」を装着した弓を構える。鷹が急降下して示したターゲットに向け、昭光の矢が放たれた。矢の先には、現代の「液体窒素ガス」**が仕込まれている。 「パキィィィィィィン!!」 着弾した瞬間、伊達兵の身体が氷の彫刻のように凍りつき、次の瞬間には治房の大太刀によって粉々に砕け散った。


アスファルトには、内臓、氷漬けの肉片、そして現代の電子部品が混ざり合い、もはや歴史の原型を留めぬ地獄絵図が完成しつつあった。

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