三成、左近二人50人の忍者に囲まれる危うし!
三成と島左近は、佐和山城に向かって馬を走らせている
伏見徳川家康屋敷
本多正信「殿、服部半蔵がきております」
家康「通せ!!」
半蔵「半蔵めにございます」頭をさげる
服部半蔵は伊賀の出である、伊賀の忍者に通じている
伏見にも多くの忍者を忍ばせている。
家康「いかようにした・・」
半蔵「石田三成が動いたようです・・・屋敷から二人馬で琵琶湖のほうへ向かったとの知らせが草のもの(から入りました)
正信「近江なら甲賀の草のもの(忍者)の本拠地です、すぐにつなぎを(連絡)とりましょう。見つけたらいかにしましょうか?」
家康「二人で、隠密な行動で佐和山にむかったとなると消して(殺しても)もかまんだろう。こちらの動きが悟られないように消せばよい!」
正信「わかりました、殿、おまかせあれ」
三成、左近は大津に向かった堅田水軍を利用し、琵琶湖から佐和山城にいこうというのだ。
甲賀忍者の動きは、早かった・・・・おそろしいほどの情報伝達のスピードである
独特の高い音色の笛の音がする、庶民にはかすかにしかきこえない、
「ピーーー、ピーー、ピイピーーー」
その笛が、つぎつぎと遠くにひびいていく ・・・
あっという間に、琵琶湖周辺に伝達していった
忍者だけに聞こえる周波数なのだ
三成は大津まで来た・琵琶湖がみえてきた・・・・・
琵琶湖のほとりについた・・・
琵琶湖は、水鳥たちがたくさんいる
朝の6時ごろである
晴天で明るい
すがすがしい、風が気持ちいい~
町は静まりかえっている
三成「左近、ここでしばらく休んで船をまとうぞ」
左近「わかりました、殿・・・・・ 」
「殿 曲者です、・・」
水鳥たちがいっせいに空に舞った~
「パタパタパタ、、、、」
20人の忍者にこっちに向かってくる
「ピーーー、ピーー、ピイピーーー」
忍者が仲間をよんでいるのだろう
忍者が沸いてくるように増えてきた
総勢50人にもなった・・・
三成「左近、・・・逃げれるか!」
左近「完全に、多勢に包囲されました・・・」
敵は100メートル先に迫った
救援の堅田水郡の船が5隻向かってくるのが見えた
もう岸辺につくところだ
石田三成の軍勢が乗っている。
左近「くそぉう・・・・・間に合わぬか・・」
・・・