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真希ちゃんと占い

注意※分かりにくい表現、誤字脱字があるかもしれません。「そんな駄作見たくねぇよケッ!」と言う人は見ないでください。


ご了承下さい。

「占いとかって出来るの? 真希ちゃん」


 亜美が昼時間の合間に、真希ちゃんにそう聞いた。


「私は特にそういうことができるわけじゃないんだけどね……。そういうのはやっぱり、伯父さんが全部できるから」


 逆に伯父さんが何者? 見た目からして普通ではないけどさ。片目眼帯白い手袋、浮き世離れした行動に言動。


 あそこにいた金髪の女性もそうだ。持って来てくれた紅茶もお菓子も美味しかったけど、あの人はあの人で本当に人間なのだろうか。


「まあでも、やってみます? 伯父さんの見よう見まねですけど」

「見たい見たい! やってみて!」


 亜美がはしゃいで、真希ちゃんはやれやれとカバンの中を漁った。


 やっぱりあれかな。よくある水晶とかなのか? そこらへんの事情に一切詳しくないけど、やっぱりトランプとか、タロットとか、そんな感じなのか?


 しかし、意外にも真希ちゃんがカバンから取り出したのは、ビニールの包装に包まれた百枚入りの折り紙用紙だった。


「何色が良いですか? 金とか銀とかはちょっと……避けて欲しいですけど」

「じゃあ水色」

「涼夏ちゃんは?」


 ……どうしよ。


「……赤色で」


 真希ちゃんは水色と赤色の折り紙を一枚ずつ取り、その裏側の白いほうを上にして私たちに差し出した。


「裏側に適当に線でも書いてください。ぐるぐるーって線じゃなくて、真っ直ぐの線を何本も、交差させながら。けれどやっぱり何も考えずに」


 何だか少しだけ難しいことを言っていないだろうか。


 まあ、言われた通りに白い面にシャーペンで何本か真っ直ぐの線を書くと、それを真希ちゃんは何度か折りたたみ、蛇の形に整えた。


「……それで?」

「……どうするんでしょうね。伯父さんはいつもこんなことやってたんですけど……やっぱり私には出来ないみたいです。あ、でもちょっと待ってください。何かこれを水に濡らしてたような……?」


 私たちは水道のほうに行くと、真希ちゃんは片手で蛇の折り紙を手の上に置き、蛇口を捻って水で浸した。


「それで……どうするんでしょう」

「やっぱり分かんない?」

「分かんないですねぇ……。伯父さんに写真送ればもしかしたら?」


 水を払い、真希ちゃんはスマホで二つの蛇の折り紙の写真を撮った。恐らく伯父さんに送信しているのだろう。


 数分の時間が流れたころ、真希ちゃんのスマホに軽快な着信音が響いた。


「あ、届いた」


 私たちは真希ちゃんのスマホの画面を覗いた。


 真希ちゃんは伯父さんに「占ってください」と送信しているだけなのに、伯父さんは私と亜美の名前を出してい、事細かに占い結果を送ってきている。


 なるほど、本物だ。あの胡散臭い霊媒師、本物だ。


『亜美、将来の夢をきちんと決めれば、それかそれに近いことが叶う、そのための努力を怠らなければではあるが。恋路は険しい道になるだろうが、出会えばすぐに分かる運命の人がいる。学業はしっかりやれ、ただでさえ怠け癖があるのに、学業の才が人よりない。遊んでばっかりでいると、友人は増えるだろうがそれ意外の大切なものが消えていく』


 何だか辛口評価だ。それに、雰囲気が神社のおみくじに近い。


『涼夏、普通。出会う人が普通ではないところでバランスを取っている』


 酷い言われようだ。


『全てにおいて普通ではあるが、世間一般的な一般人として多少の不自由と不幸はあるが多少の自由と幸福がある。しかし普通ではない人と関わり続ければ、大きく人生が変わる体験をすることになる。それが幸か不幸に傾くかは分からない。そして、夏の日には気を付けること。数カ月もしない内の夏の日が、人生で最も凶兆が目立つ日になるだろう。特に8月、島根県にはご注意を。その後も、何度かの不幸に見舞われる』


「……私の占いの結果の終盤、怖くない?」

「伯父さんの占いは結構外れるけど大事な部分は良く当たりますからね……怖いですよ、本当に」

「あ、外れるんだ」

「はい。伯父さんが言うには、『あくまで現代科学では説明出来ない事象も含めて計算して導かれた未来予測みたいなもの』って言ってましたから。命中率100%は不可能らしいですよ」

「とたんに神秘性が無くなった感じが……」

「まあ……コンピューターによる天気予報みたいなものってことですから。話半分で、こうやって娯楽に使うのが一番ですよ。これにすがり出したら、何も考えられずに予想だけで動く自分がない人になっちゃいますから」


 それはそれで恐ろしい話だ。そうなった人が、まあカルト教団に献金する人たちなのだろう。


 いやー恐ろしい。これっきりにしておこう。怖い話を聞くとそればかり気になってしまう。

最後まで読んで頂き、有り難う御座います。


ここからは個人的な話になるので、「こんな駄作を書く奴の話なんて聞きたくねぇよケッ!」と言う人は無視して下さい。


不味いな……ホラー路線に行きそうだ。私がホラー書くのが好きなばっかりに。


いいねや評価をお願いします……自己評価がバク上がりするので……何卒……何卒……

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