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ぷろろーぐ。

 「…はぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…∞」

と、切れる気配を見せないため息を隣に感じながら、彼は彼こだわりの黒縁眼鏡をくいっと上げて隣の同じ制服を着た男子生徒に言い聞かせるようにつぶやいた。

「そんなため息ついたって何もならないぞ。自分で蒔いた種なんだからな、『会長』」

それに反応して、『会長』と呼ばれた男子生徒は「バンッ」と机を勢いよくたたき、「ガッシャン」と今まで座っていたパイプ椅子を後ろに倒し、この教室に、この学校に、この地域に、この国に、この世界に聞こえんばかりに(もちろん学校以降はありえないが)大声で叫んだ。



「なーんーでー、俺が生徒会長になってんだあああああああああああああああッッッッッ!!!!!!!!!!」



…これは、かなりうるさくてお馬鹿だが誰よりも熱い心を持った生徒会本部役員たちの愛と涙と血みどろの記録である。

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