大地の魔女と暴食R2
大地の魔女は人間が大好き。
たくさん食べる者達が好き。
だから食べ物をたくさんあたえた。
人間たちは狩猟は漁業、採取でほそぼそと暮らしていたけれど、そのおかげで食べることに困らなくなった。
すると、人間たちはぶくぶく太って健康ではなくなった。
なぜか動かなくなり、怠ける者たちが多くなってしまった。
これではいけないと思ったので、大地の魔女は食べ物を与えなくなったけれど、
自分の好きを、大地の魔女は我慢できなかった。
だから人間はまた太ってしまった。
今度は人間はとまらなかった。
一度飢えを経験したものたちは、飢えがおそろしくなったので、体に悪いと思っても死ぬまで暴食をとめられなかった。