全員集合!絶好調!!
お久しぶりです!!ブックマークがついてました!ありがとうございます!!こんなに嬉しいものだとは思ってもいませんでした!!テンション爆上がり!!
王食がマオを連れていき、いつの間にか桃は桜を連れて出ていってしまったっていた。
部屋に残されたのは、紅・蒼・縁六の3人のみ。
平時には大体このメンバーが司令室にいるのが日常風景なので、いつも通り紅は業務を始めようとしたが呼び止められた。
「待って待って!!何普通に業務始めようとしてるのさ!マオちゃんについてもっとよく教えてよ!!」
蒼が勢いよく紅の腕を掴むと、縁六も大きく頷いていた。
「教えてくれって言われてもな、俺も気がつけばあぁなっていたとしか・・・子どもの成長って早いのな」
「早いなんてもんじゃないでしょ!何すました顔で「早いのな」だよ!でもホントになんで??」
「考えられるとしたら・・・」
縁六がポツリと話し始めた。
「考えられるとしたら・・・マオちゃんは天才児、いや、神童って言われても納得だよね!」
「神妙な面持ちでそんなことを言われても・・・」
現状、判断材料がほとんどないので、それくらいしか言えないのだった。
「それにしたって、会社見学って言ってもどこに行ったんだろうね?」
流れを変えようと蒼は話題を王食達に切り替えた、間が持たないと思っのだろう。
「さぁ?マオが何に興味を持っているのかわからないからな、ひと通り見てくるんじゃないか?」
「桃さん達もいなくなってるけど、どこにいったんだろうね??」
「さぁ?トイレじゃないですか?」
デリカシー0の紅に蒼と縁六溜息をつくしかなかった、そんなこんなで仕事に戻ろうとしたときだった。
ウー!ウー!ウー!大きなサイレンが響き渡り、怪人出現を知らせる。
「行こう!」
「「応!!」」
先行して紅・蒼・縁が現場に到着した、程なくして桃と王食もついた。
「全員が揃ってるの久しぶりだな。」
紅がポツリとつぶやいた。
「誰のせいだと思ってるんだか」
蒼がニヤけながらツッコム
「まぁまぁ!子育ては大変なんだからしょうがないよ!」
縁六も蒼のノリに乗っかる。
「そういえば、マオさんはどうしたんですの?」
当たり前のように王食がいる事が気になった桃が聞く
「あ?途中でジジイと会ったら、そのままジジイに拉致されたからその後は知らねー」
「ジジイって、所長!?滅多に見れないレアキャラに遭遇したの!!僕なんて入社式で会ったきり一度も見てないよ」
蒼が驚くの無理はない、所長こと 白崎 開発 は秘密結社の生みの親にして、紅達が着ているスーツや武器を開発しているすごい人なのだが、ほとんどその姿を見ることができないのだ。唯一、姿を見る事ができていた入社式名物の入社の儀も、紅が黒棒を引き抜いたことにより無くなってしまった為に、入社式も現れなくなていた。
そして、王食いわく。会社見学をしようとした矢先に白崎と遭遇し、何やら話したのちにそのまま白崎に着いて行くと言い出したらしい。止めようにも、そのタイミングでサイレンが鳴ったので預けてきらしい。
紅はマオの無事を内心では安堵しつつ、所長のところで待っているだあろうマオをそうやって迎えに行くか考えようとしたが、そんな思考を遮るように怪人が叫びだした。
「オンドリャーーーーー!!!!!!敵を前にしてペチャクチャとしゃべりすぎじゃーーーーー!!!!!!!!!!!」
「いてまうどおおおおおおおおおおうううう!!!!????」
今回の敵はヤンチャそうなウサギだった。ひょろ長い四肢に黒の革ジャンに革のパンツを履いている。ライダーのような格好で、サングラスをかけ手にはバットを持っている。
だが、ウサギであるせいでマスコットにしか見えない。とても可愛いく見えてしまう。
見た目と5人が揃っているせいで、緩い空気が流れていたがここは戦場である。紅は大きく息を吸い込んだ。
「全員、気を引き締めろ。一気に方を付ける。」
「「「「了解!!」」」」
紅の一言で空気が変わる・・・
「覚えてやがれー!!!!」ドーーーーン!!!!
サングラスを剥ぎ取られ、可愛らしい素顔を晒けだしながらウサギ怪人は爆発した。
気を引き締め直してからものの数分の出来事だった。
この日より。紅達は怒涛の勢いで敵を倒し続けた。マオの存在を打ち明けた紅は気兼ねなく職場にマオを連れて行けるようになったので、一緒に出社している。
マオを引き取ったあの日から、夜泣きに苦しめられた夜。辛い日々ではあったが過ぎればあっという間だった。
そして、紅は今、全てが思い通りに進んでいっているような感覚を抱くようになっていた。
読んでいただきありがとうございました!感想お待ちしてます。