はじけろ! ロクエンティア劇場番外編(2)
~はじけろ! ロクエンティア劇場番外編~
*もう四十部か……早いもんだぜ……*
シェルシ「というわけで、ロクエンティアも無事四十部を超えましたので、ここらで一つまとめ編です」
昴「暗黙のレギュラーであるうさ子がステラ化しているので、今回は私たちが仕切らせてもらうよ」
シェルシ「今回は未紹介だったキャラクター、ネタバレのあったキャラや魔剣を中心にピックアップしていきますよ」
昴「それでは特になんのネタも入らずごく普通にスタートです」
~キャラクター編~
ホクト(ヴァン・ノーレッジ)
【年齢】:23 【性別】:男 【出身】:不明 【シン】:蝕魔剣ガリュウ
ホクト編主人公、漆黒の魔剣ガリュウを操る“魔剣狩り”と呼ばれる伝説の魔剣使い。
かつて単身で剣誓隊を壊滅にまで追いやり、“百人斬り”と呼ばれる偉業を達成した男。世界に七つしか存在しない大いなる魔剣、カテゴリーSの一つの所有者である。
ククラカンの姫、ミラ・ヨシノと恋仲にあり、世界中を世直しの旅をしていたがとある闘争によりミラを失い、その後彼自身も記憶を失い彷徨う事になる。
記憶喪失状態のホクトを拾ってくれたロゼ・ヴァンシュタールの所属する砂の海豚に所属するが、元々はサーペントヴァイトというギルドの一員であった。
非常にノリの軽い性格で、女好きのヘビースモーカーで何事もめんどくさがり真面目に取り組まない三枚目。しかし子供の扱いには手馴れたものがある。
この世界に存在するすべての魔剣を収集し、絶対的な存在となる事を目的としていたようだが……。
北条 昴(白騎士)
【年齢】:19 【性別】:女 【出身】:異世界(日本) 【シン】:破魔剣ユウガ
昴編主人公。白い刀身と柄を持つ日本刀風の魔剣、ユウガを操る救世主。白い装甲、白神装武を纏ったその姿は“白騎士”の異名を持つ。
ミュレイ・ヨシノに式神として召喚され行動を共にするが、コントロール出来ないユウガの能力によりミュレイを子供にしてしまったり、挙句自分を庇ってミュレイが死んでしまうなどの事件を経て戦い償う事を決意する。
世界に七つしか存在しないカテゴリーS魔剣、ユウガを継承した剣士であり、ミュレイを護る為に時空跳躍により“二週目”に挑む。
基本的には泣き虫で臆病で体力も無く、対人関係が苦手で現実世界では引き篭もりがちだったどうしようもない駄目人間だが、仮面を被ることで意図的に己の人格を切り替え、白騎士として立ち振る舞う時の戦闘力は桁外れに強化されている。
かつて兄である“北斗”を失い、その事がトラウマとなり自分を護る人が死ぬ事を何よりも恐れている。半ば精神崩壊と暴走の果て、ミュレイを護る為に殺戮兵器となる事を選択した。
ミュレイが死ぬ直接の原因となったホクトの命を狙っており、ホクトの記憶喪失の原因に深い関わりがあるらしい。
ロゼ・ヴァンシュタール
【年齢】:17 【性別】:男 【出身】:第四界層プリミドール 【シン】:なし
反帝国組織、“砂の海豚”団長。
シンを持たない人間だが、術式をくみ上げる能力に長けている所謂魔術師である。戦闘能力は決して高くはないが、術式構築に高いセンスを発揮する。
先代の団長の息子であり、幼い頃から反帝国主義に傾倒した思考を持つ。偉大な父親に早く追いつこうと焦る日々が続いている。
特殊な術式を構築した武装、スペルシリンダーを扱うが、戦闘能力に関しては魔剣使いには及ばない。
冷静さを保つ事が出来れば非常に鋭い洞察力と思考の早さ、持ち前の術式改竄の能力で状況をつかむ事が出来るが、いかんせん未熟故に感情に流され実力を発揮できないことが多い。
小さい頃からずっと面倒を見てくれていたリフルを姉のように感じていると同時に召使のように扱っており、リフルに対してはとてもワガママである。
リフル・ヴァンシュタール
【年齢】:24 【性別】:女 【出身】:第五界層エル・ギルス 【シン】:響魔剣グラシア
反帝国組織、“砂の海豚”に所属する魔剣士。
団長のロゼとは幼馴染であると同時に世話役であり、先代の団長が健在の時から常にロゼの面倒を見てきた。
元々先代の団長に孤児だった幼少時代に拾われ、反帝国組織の一員として腕を磨いてきた。それゆえにロゼの面倒から戦闘まで何でもこなせるエキスパートである。
特に砂の海豚の最大戦力として名を馳せており、先代の団長から継承した響魔剣グラシアは彼女の代名詞となっている。
本来は息子のロゼに継承されるべきグラシアを継承しているのには理由があり、それを知らないロゼはその事実に苛立っている。
表面上は非常に冷静、口数の少ない真面目な女性だがロゼに対してはアマアマな一面を持つ。
ステラ(うさ子)
【年齢】:設定年齢は二十歳 【性別】:女 【出身】:第二界層ジハード 【シン】:翔魔剣ミストラル
帝国が誇る治安維持用の完全自立型ガーディアンシステム、ステラシリーズのうちの一体にしてオリジナル。
人間の女性の外見をしている(何故か頭の悪そうなロリ巨乳)が、翔魔剣ミストラルの展開によりサイバーチックな武装を纏いロボっ子となる。
ハロルドの片腕と言われる程の戦闘力と信頼を得ており、単身世界中を駆け巡り反帝国の大きな動きを砕きまくる毎日を送っていた。
帝国最大の敵と呼ばれた魔剣狩りの男、ヴァン・ノーレッジとはライバルのような関係にあり、ヴァンとは何度も戦いを繰り広げてきた。ヴァンの恋人ミラを殺したのもステラであり、そのことからヴァンはステラをひどく憎んでいた。
が、何らかの理由で記憶喪失となり、砂の海豚ではうさ子などというわけのわからないほのぼのした名前を与えられ、お脳も実際ほのぼのしてしまっていた。
ホクト君になついていた理由が罪滅ぼしだったのか、或いは人間的な好意だったのか……それは全てを失った今となっては謎である。
直、世界に七つしか存在しないS魔剣の所有者の一人である。
ミュレイ・ヨシノ
【年齢】:26 【性別】:女 【出身】:第四界層プリミドール 【シン】:炎魔剣ソレイユ
第四階層に存在する二つの国、“太陽の国”ことククラカン国の第一王女。
様々な異名を持つ炎の大魔術士であり、ククラカン最強の戦闘力を持つ女。その実力は世界に七つしか存在しないカテゴリーSの魔剣、ソレイユを持つ事からも明らかである。
魔力数値だけであれば魔剣狩りさえも超圧倒するほどであり、作中力が封印されてさえ居なければ相当な戦闘力を持つ。異世界より力を引き出す式神の召喚は彼女の持つ魔剣の最大の特徴。
昴を異世界から召喚してしまった張本人だが、その原因は不明。昴がその因子を二週目に引き継ぐ際に彼女と結びつけたが、どちらが先だったのかは卵が先か鶏が先か、というレベルの話。
かつては強力な軍事主義者であったが、妹ミラの死後その遺志を引き継ぎ平和的に世界を変えようと尽力する。また、ミラに似ている昴を妹のように愛し、護ろうと努力していた。
ウサク
【年齢】:16 【性別】:男 【出身】:第四界層プリミドール 【シン】:なし
ククラカン王女、ミュレイに仕える忍見習い。子供の頃、戦場でミュレイに命を救われて以来ミュレイに仕えている。
しかし実際のところ、ミュレイにこきつかわれる雑用のような位置で、忍としての正しい実力を発揮する事は殆どない。
ククラカンでも既に使われていない謎のござる言葉を使用するが、それがあっているのかどうかは誰にもわからない。
若干とぼけた性格をしており、一言で表現すると天然。女性に免疫がなく、ミュレイによくからかわれている。
魔剣を持たない一般人だが、忍術やら忍の体術やらを使いこなし高い戦闘力を誇る。
昴が召喚されてからは、昴の面倒も見ている苦労人である。
ゲオルク
【年齢】:31 【性別】:男 【出身】:第四界層プリミドール 【シン】:墜魔剣バサラ
ククラカン武士団団長を務める魔剣使い。かなりの巨漢でムッキムキである。一見すると顔に傷があったりとかなりおっかないが、根は面倒見が良く気のいい男。
ミュレイとは古くからとある理由で親しく、ミュレイは自分の事を呼び捨てにする事を許可している程。一見すると熱血系だが、実は冷静で戦場において非常に合理的に動く事が出来る。
昴の師匠のような立場でもあり、色々と魔剣や戦いについて教え込んでいた。彼もまた年下の面倒を見るのになれており、昴の事は手のかかる妹のように感じているようだ。
巨大な槌の魔剣を扱い、その戦闘力はククラカン武士団随一である。しかし任務に忠実である事から、その力が思う存分揮われる事は滅多に無い(ミュレイが平和主義の為)。
趣味は読書とガーデニング。巨大な手でちまちまやるのが意外と器用である。
シェルシ・ルナリア・ザルヴァトーレ
【年齢】:19 【性別】:女 【出身】:第四界層プリミドール 【シン】:なし
第四界層に存在する二つの国、“月の国”ことザルヴァトーレ国の第三王女。通称“空気姫”。メインヒロイン(笑)
ククラカンの暗殺者に襲われ、その後UGに囚われた母に会いに行くも母は死んでおり、その後もトラブル続きの兎に角薄幸な少女。
非常に気の強い姉たちに囲まれ、いつも一人膝を抱えていたからか性格は優柔不断でイマイチはっきりと意思表示が出来ない。自分が何をしたくて何を望んでいるのか、それさえもわからない。
結局言われるがまま婚姻の儀に参加するが、戦乱の中それでも役割だけは果たそうと前に進み出し少しだけ成長したかもしれない。が、相変わらずの不人気である。
しゃきっとしない性格である所為か、いまいちキャラも立たず危ない事や目立つ事はしないので余計に微妙な位置取りになる。しかし初めての友達であるうさ子や自分を助けてくれた仲間であるホクトたちの事は大切に思っているようだ。
イスルギ
【年齢】:26 【性別】:男 【出身】:第四界層プリミドール 【シン】:貴魔剣アルテッツァ
ザルヴァトーレ第三王女シェルシ専属の護衛騎士にして魔剣の使い手。同時にザルヴァトーレ騎士団団長でもある。
非常に生真面目な性格で、常にシェルシの事を第一に考えている模範的な騎士。それはむしろ行き過ぎた部分もあり、他人と衝突する原因にもなり得る。
シェルシが唯一心を許している男性でもあり、結婚するなら彼のように紳士的な騎士がいいとシェルシは夢見ているほど。が、実際は非常に鈍くクールというよりは若干天然ボケ。
騎士団長という肩書きを持っているが、実際戦場において騎士団長としての動きはすべてシルヴィア王が行ってしまうので、彼の出番は決して多くない。どちらかというとシェルシの護衛という面が強く、周囲の認識もそれに近い。
普段の服装は実は和装。ひとたび鎧を脱げば文化は基本的に東側よりである。
タケル・ヨシノ
【年齢】:15 【性別】:男 【出身】:第四界層プリミドール 【シン】:なし
ククラカンの第二王子。ミュレイの弟に当たるが、実際には血は繋がっていない。
何かと笑顔で毒を吐く少年だが、性格は意外とフランクでよくも悪くも何事にも動じない。姉であるミュレイを慕っているのだが、子供ミュレイを無能呼ばわりしたりもする。
政治面、戦闘面、あらゆる意味においてずば抜けた敏腕姫様であるミュレイの影に隠れて目立たないが、国の運営に一役買っている重要なポストの王子。ミュレイの片腕と呼べば判りやすいだろうか。
何を考えているのか判らない腹黒い笑顔にはミュレイも色々と気を許していないようだが、実際国の為になる事を率先して行っているので悪い子ではない模様。
シルヴィア・ルナリア・ザルヴァトーレ
【年齢】:26 【性別】:女 【出身】:第四界層プリミドール 【シン】:永魔剣エリシオン
ザルヴァトーレの女王にしてシェルシの姉。世界に七つしか存在しないカテゴリーS魔剣の所有者の一人。
先代女王である母が謀反でUG送りになり、間に合わせとして女王に急遽即位した為婚姻の儀を経験しておらず、王としては異例だがハロルドの妻ではない。
よって子供もおらず、未だに前線で剣を振り回している。ミュレイとは古くからのライバルであり、お互いを意識し切磋琢磨しあう友人と認識している。
ミュレイが平和主義に傾倒しているのならばシルヴィアは武力主義であり、国を良くするためならば他の国も世界もどうなろうが構わないという考え方を持っている。それは国王として国民を幸福に導くのは義務だと考えているから。
どんな残酷な事も真っ直ぐに行うその姿はむしろ潔く、ミュレイもそうした意味では認めているようだ。どちらかというと政治手腕よりは剣術の方が得意な様子。
常に冷静で堂々としているがどこかズレた部分があり、シェルシにとっては恐ろしい姉としてトラウマを数多く抱えられている。
シグマール・ヴァンシュタール
【年齢】:46 【性別】:男 【出身】:第五界層エル・ギルス 【シン】:透魔剣センティア
帝国騎士団剣誓隊所属。階級は大佐。
へらへらとした不真面目な態度とは裏腹に非常に優秀な魔剣使いであり、今まで数多くの帝国反乱分子を抹殺してきた男。
本来の性格として争いは望まないタイプだが、ある理由から私情を殺して任務に従事している。が、基本的にどうしてもやらなければいけない任務以外は人任せにする為、彼の真の実力を知る者は少ない。
かつては砂の海豚の団長であったロイと共に組織を立ち上げたメンバーの一人であり、リフルやロゼとも面識があったのだがロイを裏切り一度は砂の海豚を壊滅させた裏切り者である。
殆どその頃の事を覚えていないロゼは兎も角、リフルは彼の事を強く恨んでおり、いつか必ず殺してやると心に固く誓っている。
エレット・ノヴァク
【年齢】:18 【性別】:女 【出身】:第三階層ヨツンヘイム 【シン】:エクスカリバー清明
帝国騎士団剣誓隊所属。階級は少佐。
非常に生真面目な軍人だが、若干おとぼけで普段からシグマールの世話になっている。プロジェクトエクスカリバーと呼ばれる魔剣の量産計画により見出された次世代魔剣使いの一人であり、探知系能力に優れたエクスカリバー、タイプ“清明”を扱う。
戦闘能力は決して高くはないが、相手の能力を瞬時に見抜く力を持っており、その力は剣誓隊の中でもトップクラスである。が、戦闘力は通常の騎士とどっこいと言ったところであり、彼女一人だけでは役に立つことはない。逆に言えばベテランと組ませる事が出来ればいかに彼女の戦闘力が低くとも十分役に立つという事でもある。
ヨツンヘイム生まれの為、民衆支配システムであるミレニアムの教育を骨の髄まで受けており、帝国至上主義に染まっている。皇帝の為に役立つ事を夢見て今日も精進するのであった。
直、非常にかわいいもの好きでファンシーグッズ集めが趣味である。
ブラッド
【年齢】:35 【性別】:男 【出身】:第五階層エル・ギルス 【シン】:蛇魔剣ヴィヴィオ
ギルド、サーペントヴァイトの団長。通称ボス。しかしお姉様と呼ばないと怒られる。
派手な服装の美男子だが、オネエ口調であり性格もそっち系である。だが黙っていれば美男子である。黙っていれば。
サーペントヴァイトという巨大な反帝国ギルドのボスであり、かつてはヴァン・ノーレッジとも関わりが深かった男。アクティを引き取り、ギルドの一員として鍛えたのも彼である。
かつては砂の海豚のメンバーの一人であったが、シグマールの反乱より前にロイの支援を受けてギルドを独自に設立した。そのためリフルとは顔なじみである。
非常に面倒見が良く、見た目は落ち着いていないが内面は落ち着いた大人であり、若者達を導く発言をする事もしばしば。そして彼自身も腕利きの魔剣使いである。
メリーベル・テオドランド
【年齢】:30くらい? 【性別】:女 【出身】:不明 【シン】:なし
ギルドを抱えた総本山であるバテンカイトスを運営する女主人。表の顔は娼館の運営者だが、その実ギルド組合をある意味牛耳るほどの権力者である。
その正体は異世界より独自に渡ってきた旅する錬金術師。かつて一人の勇者を異世界に送り飛ばすという術式を編み出し、それに改良を加え自分をどこにでも飛ばせるようにした、という前人未到の領域へ飛び込みつつある。
直外見は変化していないが、彼女の研究目的である“不老不死”の術の影響であり、自分を実験台にし続けている様子。そのため外見よりも年齢は行っているようだ。
異世界を渡り歩いているのはかつて彼女の死んだ兄が完成させられなかった不老不死の研究を完成させるためだが、それは名目に過ぎずあちこち旅するのが好きなだけなのかもしれない。
神をも殺した救世主の武器を造っただけあり、彼女の作った白神装武は非常に強力な防具である。白騎士の実力の殆どは彼女のお陰とも言える。
かつてはロイとも面識があり、リフルとも仲良し。ヴァンの魔剣ガリュウの調整を行う一方、ミュレイとは研究仲間と異常に顔が広い。別名“バテンカイトスの魔女”。
ハロルド
【年齢】:100 【性別】:男? 【出身】:第二界層ジハード 【シン】:帝魔剣ネイキッド
第三階層ヨツンヘイム、そこに君臨するハロルド帝国の黄金皇帝。
下層の世界全てを支配し、法を編み、無法さえも己の掌の上に掌握する。その頭脳は最強の演算システムでもある“ミレニアム”と直結され、世界最強の魔剣と呼ばれるネイキッドはあらゆる反乱分子を許さない。
その身体は巨大な機械の装甲に覆われ、文字通りロボットである。声などから中身はオッサンだと思われるのだが、実際の所中身があるのか、そもそも人間なのかどうか不明。今年で百歳になった。
全長兜の角含め4メートルという化け物で、ホクトでさえ手も足も出なかったほど頑丈+超パワーを持つ機械の王。その正体は謎に包まれているが、話して見ると意外と会話は可能な事がわかる。
世界全てを見渡すというミレニアムシステムにより世界を統治する王だが、様々な恨みを買う一方神として崇拝されてもいる。ぬううん!
ケルヴィー
【年齢】:30 【性別】:男 【出身】:第三階層ヨツンヘイム 【シン】:なし
ヨツンヘイムの博士。兵器開発から魔剣開発、古代文明技術の転用、研究など幅広く活躍する天才である。
ハロルドから信頼が厚く、色々な事を一手に任されているが彼自身がハロルド崇拝者の一人なので別に苦難でもなんでもなく、仕事を押し付けられるのを喜んでいる節がある。
ステラの素体を発掘し、ステラに人格を持たせた張本人。ステラにとっては父親のような存在であり、唯一の家族でもある。ステラを最高傑作と呼び溺愛しているが、基本的に女性としてのステラを愛しているのではなく機械としてのステラを愛している。
女性に興味は持たず、無論男性にもない。機械に愛情を持つという異様な性癖の持ち主なので、ハロルドを崇拝している理由はあまり考えたくない。
直、鬼畜眼鏡である。
シェルシ「滅茶苦茶長くなってビックリしたんだけど……」
昴「こ、こんなにキャラいたんだね……」
シェルシ「まあまだ説明してないのもいるけど、それは追々やるとして……えっと、次は魔剣の紹介ですっ」
昴「(……シェルシ、頑張ってるなあ。本編で目立たないから……)」
~蝕魔剣ガリュウ~
【LV】:???
【所有者】:ホクト(ヴァン・ノーレッジ)
【属性】:闇
謎に包まれたホクトの魔剣。黒い刀身の大剣。片刃。カテゴリーS魔剣の一つ。
ホクトの意識とは無関係に勝手に活動するなど、自立性を持つ事が最大の特徴。また基本形状は大剣だが、刀身部分は炎のように揺らいで変形する。
魔力を通す事で刀身を黒い炎が包み込み、更に魔剣の力を解放する事で魔剣そのものの自立性を引き上げ、魔物のような特徴を持たせる事が出来る。
能力的にはパワータイプの系統にあると思われるが、対ハイゼットで見せた速力など、全体的な能力が非常に高く、しかしホクトはそれを仲間に隠したがっている節がある。
魔力強化状態になると、刀身に紅い紋章が浮かび上がる。
魔剣狩りと呼ばれていたヴァン・ノーレッジの剣であり、様々な特殊能力と秘められた力を持つ。それはまだ本編でもすべて明らかにされていない様子。
【術式喰らい】:術式を喰らい、自分自身の能力として扱う能力。その詳細は不明だが、魔剣そのものが構築されていなくともホクトは能力を使用出来る。
【黒炎強化】:黒い炎を纏い、刀身の攻撃力を数倍に一気に引き上げる能力。というより、こちらが本来のガリュウの切れ味と思われる。厳密には炎ではなく影らしい。
【魔剣狩り:放出】:異名と同名の能力。対象の魔剣を奪い、それを自在に出し入れする事が出来る。魔剣を影から射出したり、空から降り注がせたりする。
【黒式武装】:ガリュウの刃を変質させて纏い、黒い鎧とする能力。防御力と身体能力が飛躍的に上昇する。
~翔魔剣ミストラル~
【LV】:120
【所有者】:ステラ
【属性】:雷
記憶喪失へこたれ娘、うさ子の魔剣。剣と言うよりはナックル。手の甲部分に円形の刃が装備されている。
非常に強度が高い刃が特徴。魔剣による物理攻撃や魔法攻撃も刃で防ぎ、拳で貫く事が出来る。また刃は射出が可能で、魔力で構築されたワイヤーにより任意操作が可能。
また、魔力強化状態で脚部にも同様のリングブレードを装填可能。魔法的な効果は殆ど無いが、スピードとパワーに優れる。特に速さはホクトをも上回るほど。
リング部分は手に持って刃とする事も出来るし、投げたり射出したり蹴ったり、色々と使い道がある。おばかなっていたうさ子とは違い、ステラはその能力を限界まで引き出す事が出来る。
【リングシューター】:ブレード部分を射出する攻撃。そのまま切り離したり、ワイヤーで引いて戻したりとトリッキーな操作が可能。
【ドライブナックル】:高速回転するブレードごと敵に殴りかかる。所謂ドリルナックル。
【デストロイモード】:ミストラルを全身に纏い、鎧とする能力。すべての能力が飛躍的に上昇し、飛行能力を得る。
【エグゼキューター】:電撃を纏った攻撃を行う能力。魔力の電撃は触れる全てを接触した瞬間消滅させる。
~爪魔剣ハイゼット~
【LV】:58
【所有者】:グラン中佐
【属性】:風
アンダーグラウンドにある帝国騎士団基地の管理者だったグラン中佐の魔剣。ホクトにあっさりやられたのでそうは見えないが、実は中々強い魔剣。
両手の指先に装着された細長い刃が特徴の魔剣。シザーハンズ的な見た目。
これといって複雑な能力は一切存在しないが、非常に速力が上昇する。身体能力強化においては並の魔剣を遥かに上回るほど。
【速度強化】:自身の速度を強化する。が、特に強化していないホクトに敗れた。
~響魔剣グラシア~
【LV】:72
【所有者】:リフル
【属性】:風
砂の海豚唯一の魔剣使いリフルの魔剣。二対の刃からなる剣で、非常に独特な形状をしているのが特徴。
片方の剣は非常に細長く、もう片方の剣は無数の剣が並んだような形をしている。二刀流として扱うシーンがあったが、それが本来の使い方ではないらしい。
元砂の海豚団長でありロゼの父親が使っていた魔剣で、反帝国主義者の中では有名な風の魔剣の一つ。
変形後、楽曲武装として扱うのが正しい戦い方という非常に変わった魔剣である。
【波動】:楽器を奏でる事により、特定のエリアに衝撃を発生させる。
【音波探知】:音を聞き分ける能力が急上昇し、音や空気の反射などで対象の位置や形、何をしようとしているのかを理解する事が出来る。
【鼓舞】:音楽を聞かせる事により、味方の魔力数値を上昇させたり傷を癒したりする、一風変わった特殊能力。
~炎魔剣ソレイユ~
【LV】:86
【所有者】:ミュレイ
【属性】:炎
ククラカン王女、ミュレイが持つ魔剣。一見すると短めの剣だが、展開することで扇のように変化する。
単純な物理攻撃に使用するだけならば下位魔剣にも劣る能力だが、魔法を使用する際その発動と能力を強力にサポートする、杖としての力を持つ。
また、王家に代々伝わる剣でもあり、この剣の力によってミュレイは式神と呼ばれる存在を異世界より召喚することが出来る。詳しい仕組みはミュレイも実はわかっていない。
ただ杖としての能力だけではなく、仰ぐことで魔法攻撃を無力化したり、ミュレイ本人を浮かせたりと不思議な事も色々と出来るらしい。
【式神召喚】:契約済の式神を召喚し、一時的にその力を借りる。
【炎魔障壁】:魔法攻撃を炎の結界でキャンセルする。
【マジックブースター】:通常魔法攻撃の威力を強化し、その発動を高速化する。更に消費魔力を極限まで軽減する。
~破魔剣ユウガ~
【LV】:88
【所有者】:昴(白騎士)
【属性】:光
ククラカン王女であったミラが持っていた魔剣。魔剣の中では珍しく、鞘に納まった状態で出現するという特徴を持つ。
形状は刀で、その切れ味は全魔剣中最強……というのも、その破魔と呼ばれる能力に依存した切れ味だからであるが。
様々な能力を持ち、魔剣としては最強ランクに君臨する。普段の昴では使いこなす事は出来ないが、白騎士状態でのみ能力をある程度開放する事が出来る。
鞘の方には攻撃を防ぐ盾としての能力が存在し、攻撃に特化した刀側の破魔の力とは異なり防御に特化した破魔の力を持ち合わせている。
【破魔】:魔力により構成される全てを一撃で消失させる。が、対象のレベルにより即死確率は依存する。
【停止】:時間の流れを停止する能力。止められるのはせいぜい秒単位が限度。
【加速】:停止にりよどんだ時の流れに弾かれるように一瞬急加速する能力。これらを駆使し、瞬間移動のように移動する事も可能。
【凍結】:氷を発生させる能力。厳密には停止の能力で固まってしまった空間であり、氷のように視覚化されているだけである。
~貴魔剣アルテッツァ~
【LV】:67
【所有者】:イスルギ
【属性】:光
ザルヴァトーレの騎士、イスルギの魔剣。剣ではなく形状は巨大な盾であるが、そこから分離したランスユニットを武装として扱う。
ランスも盾も非常に巨大だが火力は高く、対魔物戦闘や防衛戦闘において本領を発揮する。素早く動くのは明らかに無理そうだが、意外とイスルギは器用に立ち回る事が出来る。
魔剣としては優秀な類に入るが、イスルギ自身が魔剣の扱いに優れている為かその戦闘力は非常に高い。
【加護】:魔法攻撃や魔力攻撃のダメージを盾で相殺する。また、ダメージを対象に反射する事が出来る。判定は対象の魔力依存。
【ランスパージ】:ランスユニットを分離し持ち変える能力。ランスは同時に一つしか分離出来ないが、いくらでも再生可能。
【真実の槍】:ランスユニットを盾から射出する攻撃。槍、というよりは既に砲撃に近い。一見小回りがきかないように見えるが、物凄い勢いで連射が可能である。
~墜魔剣バサラ~
【LV】:70
【所有者】:ゲオルク
【属性】:地
ククラカンの武士、ゲオルクの魔剣。既に剣のほうが珍しいが、剣ではなく槌の形状をしている。
非常に巨大で無骨な外見をしており、性能もまさに見たままという感じである。特殊な能力は備わっておらず、魔剣そのものの質は決して高くはない。
しかし独特の変形機能を持ち、様々な状況において戦闘可能なのが大きな強み。またそもそも単純にゲオルクの筋力と合わせ、破壊力は計り知れない。
【ガードブレイク】:対象の魔力防御を貫通する効果を持つ。
【ブーストストライク】:槌の裏側についているロケットブースターで加速し、威力を上昇させる。
【チェーンギミック】:槌の部分が切り離され、鎖に繋がれ振り回す事が出来る。
~透魔剣センティア~
【LV】:60
【所有者】:シグマール
【属性】:氷
剣誓隊のシグマール大佐の魔剣。形状は不明だが、大剣らしいことはわかっている。
目には見えず魔力でも感じ取れない魔剣で、それはシグマール本人にも理解できないものらしい。彼は長年その剣と付き合い、その能力を極めている。
持ち主の気配を消す事も可能であり、主にそれは暗殺において役立つ。その能力により先代砂の海豚団長、ロイの暗殺に成功したのだ。
これといって強力な能力は存在しないが、シグマール自身の技量によって強力な剣と成り得る。
【不可視】:目には見えず、感じる事も出来ない剣。
【視界無視】:所有者の姿、気配をセンティア同様完全に感じ取れなくする能力。が、こちらは時間制限つきである。
~エクスカリバー清明~
【LV】:30
【所有者】:エレット
【属性】:雷
剣誓隊のエレット少佐の魔剣。形状は両手剣。
戦闘能力皆無の情報収集専用の剣だが、情報収集だけならばあらゆる魔剣の中でトップクラスの能力を持つ。
魔剣量産計画により産み落とされた、皇帝の魔剣であるネイキッドをオリジナルとしているエクスカリバーシリーズの一つ。
【魔力測定】:対象の魔力を推し量る能力。
【能力断定】:一度剣を交えた相手の能力を把握する能力。が、成功率は対象の魔力に依存する。
シェルシ「……と、まあこんな感じで……」
昴「ま、まさか本編更新より時間がかかるとは思わなかったけどね……」
シェルシ「えーと、えーと……」
昴「作者がもう寝ないとまずいから、今日はここまで」
シェルシ「え? まだ私全然喋ってないですけどう……」
昴「それじゃあまた本編で」
シェルシ「…………うわーん」