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変わらない物。変わらない者。変わらない気持ち。

作者: こーひーゼリー

Twitterの診断で出たので書いてみました!

よろしければ読んでください!

そうだ、彼に会いに行こう

昔の事を思い出していたら不意に思った

高校生のころ仲が良かった。優しくて面白くて、何で私と一緒にいたのか今考えても分からない。

どうしてなのか聞きたいという思いもあった。しかし、それ以上に昔が懐かしかった。思い出したら会いたくなった。


次の日、すぐに有休を取り会社を休んだ。

彼は実家の電気屋を継ぐと言っていた。

1年にお盆と正月しか通らない道を車で2時間走り続けた。

着くとその場所は昔と変わっていなかった。

田んぼや畑が並ぶ道を抜けると住宅地がある。2つ目の角を曲がるり自分の実家の前を通り過ぎて進む。少し行くと商店街が見てた。ほとんどの店はシャッターが降りていたが、電気屋は営業していた。


近くの駐車場に車を止め電気屋に足を進める。

戸を開けると中には人気がなかった。

「すみません」

恐る恐る声を出すと店の奥から気の抜けた返事が返ってくる。

「へっ!?は、はーい。ちょっと待っててください!」

思わず笑いがこぼれる。昔と変わらないなと思った。


奥から出てきた彼は私を見て目を丸くした。

久しぶりと言うと、どうしたの。と聞かれた。

会いたくなって来ちゃった。と笑うと、会社は。と聞かれた。

休んだよ。と答えると、この為だけに。と聞かれた。

それ以上に何があるの。と笑う。

その後は気が済むまで2人で自分や自分のまわりの話をした。たくさん笑った。


中身のない話。くだらないのに何故か笑えて来る。観てないのにその時のやり取りが目に浮かぶ。私の話を真剣に聞いてくれる。最後まで話すと決まって、なにそれ。と笑う笑顔。


この人と喋っている時は楽しかった。この時間が好きだった。HR前、休み時間、放課後。2人で話す時間が1日の中で一番楽しかった。全く変わらない。6年前と。


卒業してからも、時々彼の顔が頭に浮かぶ事もあった。

私は大学に上がる時に上京した。

彼は電気屋を継ぐと言って田舎に残った。

離れてからも楽しい思い出は頭の中に残った。

でも、仕事が忙しくなり忘れていた。

上司に勧められた居酒屋で偶然、当時の同級生に会った。

少し話して家に帰って、思い出を振り返っていて思い出した。


今も2人で話す時間は楽しくてたまらない。

高校生のころに戻ったように元気に離し続ける。時間を忘れて。

話すことしか知らないかのように。ただただ、離し続けた。

話すことが無くなるまで。でも、無くならなかった。

この時間がずっと続けばいいと思った。

ずっとこの人と一緒にいたいと思った。


そこで我に返った。高校生の時にも同じ気持ちを抱いていた。高校の時にも同じ事を思った。でも、気持ちを言葉にするのは怖くて最後まで出来なかった。


私はこの人に惹かれている。

ありがとうございました!!

また診断結果で書くかもしれないのでよろしくお願いします!

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