6︰『白の夢』
第6話です。よろしくお願いします。
「はい、お水ー」
蒼い髪の少女が、俺に手渡す。
「…ありがとう」
「あなた、名前はなんて言うの?うちはルヴィニア。ルヴィって呼ばれてるんね」
「俺は、ライズ・ラシェッド。最近は…シェドって呼ばれてる」
「そう!シェドくんて言うんね!よろしくやんね!」
「……おう、よろしく」
にこにこと笑うルヴィのテンションに、どことなくついていけていない。
「ふぁー…」
隣で寝ていたティアが、あくびをしながら起き上がった。
「お、おっはよーやんね!」
「んん…?おっはよーです、えっと…」
「ルヴィニア!ルヴィって読んで欲しいんね!」
「あ、はい…ルヴィさん、よろしくです。私はホワイエ・ティアリーと言います、『ティア』って呼んでください…」
若干寝ぼけ眼でスラスラと自己紹介をしたあと、俺に頭を預けて眠ってしまった。
「え!?また寝ちゃったんね!?面白い子やんねー」
ルヴィは爆笑しながら、ティアの頭を撫でる。
「よっぽど、シェドくんのことを信頼してるんね」
「…………え」
ーーーー信頼?殺そうとしてる俺に?
そんなはずはないと苦笑いする俺に、
「砂浜で倒れてたときも、今シェドくんに寄っかかってるときも、ティアちゃん幸せそうに寝てるやんね!」
ルヴィは迫力たっぷりで力説する。
「そ、そうなのか…?」
「そうやんね!自信を持つべきやんね!!」
こくこくと頷くルヴィを前にして、
「わ、わかった……」
と言うしか無かった。
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「お嬢様!ティアお嬢様っ、どこですか!?」
まだ幼い少年の声が、私を探している。
きっと、いつものように、私のために歩き続けているのかな。
はぐれてしまってから、どれだけ経ったんだろう。
私は元気だから大丈夫だよ、と伝えたら彼は悲しそうな声色で、
「お嬢様に何かあったら、あったら、自分はっ…」
ついに、泣いてしまったらしい。
馬鹿ね、と私は笑った。
ーーーーあなたは、優しすぎるのよ、レン。
そう言うと彼は、レンはまた泣き出したのだった。
親キャララッシュですねーハハッハハッハハッハハッハハッハハッノ ヽノ ヽッノ ヽ/ \ッ/ \/ \ッ()