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紅に染まる白へ  作者: 宇茶野
4/6

4︰『青に染まる白』

4話です。

「海にはね、崖ってところがあるんだ。行ってみない?」


ティアが少し落ち着いてから、俺は本当の目的を切り出した。


「崖…ですか?」


「うん、ちょっと高いところって感じかな」


ーーーー武器がダメなら、お前を突き落とせばいい。


「行ってみたいです!」


ティアは白い杖を握って立ち上がった。


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

危ない岩場が多いので、ティアの手を握りながら歩く。


ティアの手が離れそうになる度に俺の手がティアを引っ張り、


「……ありがとうございます」


「…………おう」


という掛け合いを何回か繰り返して、崖の手前にたどり着いた。


カンカン、と白い杖で地面を確認しながら、ティアが前へ進む。


「おい、あんまり行くと危ねぇぞ…」


そのとき、ティアの足元に亀裂が入った。


「あっ……?」


ティアの白い杖がふわりと浮かぶ。


「ティア!」


ティアの身体は、青に吸い込まれていった。


さて、これからティアとシェドはどうなってしまうのか…。

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