表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/20

6話


最後はお待ちかねのモンスター改造!


えっ?モンスターいないのに使えるのかって?

大丈夫、モンスターならちゃんといるよ。


人間の皮かぶったやついるじゃん。


ってことでモンスター改造を選ぶ。


すると


・針井 弘


うん、予想通り。

俺やっぱ人間やめてるね。

でも逆に止めてなかったら改造できなかったから不幸中の幸いかもな。


針井 弘を選択すると項目が出てきた。


・能力値変化


・スキル習得


おおっ、これはありがたい。

能力値はまだしも、スキルは取得の仕方が全く分からないからな。

後は安ければいいんだけど……。


スキル


火魔法:100ポイント

水魔法:100ポイント

風魔法:100ポイント……etc


きたあああああああああ!


セール対象でめっちゃ安い。

え?いいの?俺めっちゃ買っちゃうよ?

しかも下までずらーっと大量にある。

ヤバい。まさにチートだろ。


今すぐ飛びつきたいがまだもう一方を見ていない。


はやる気持ちを抑え、能力値変化を見てみる。


能力値変化:一回10ポイント


これは毎度の説明少ないパティーンですね。

うーん、どうしようかな。

いや、ポイントは少ないんだけど能力値“変化”だからマイナスの可能性を否定しきれないんだよね。


「……ま、一回だけなら大丈夫だろう」


そう思いポチッと押してみる。


『能力値が変化しました』


詳細は……無いんですね。

自分で見てこいってことですね。

了解です。



ステータス


針井 弘 18歳 男


種族:見た目は人間


ジョブ:ダンジョンマスターもどき


LV.1


体力:740/740

魔力:780/780


攻撃力:150

防御力:110

素早さ:120

知力:120

精神:130

幸運:320(n=4)


スキル


称号

ボックス



ダンジョン


LV.1




おおっ、全体的に上がってる。

魔力と精神力は下がってるけど、他の分を考えるとかなりのプラス。

幸運は多分能力値変化したんじゃなくて、ボックスの効果だろうな。

でも4倍って……いきなり当たり引いたんじゃね?

能力値変化がプラスになったのもこの補正のおかげだと思うし。


……今のうちに能力、増やせるだけ増やそうかな。

ボックスの補正は時間制限あるから今だけだけど、スキルはいつでも取れるからね。

いつ補正が終わるか怖いから、一回一回ステータスは確認するけど。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


ステータス


針井 弘 18歳 男


種族:見た目は人間


ジョブ:ダンジョンマスターもどき


LV.1


体力:10300/10300

魔力:10180/10180


攻撃力:150→ 2420

防御力:110→ 2090

素早さ:120→ 1970

知力:120→ 2240

精神:130→ 2050

幸運:80


スキル


称号

ボックス



ダンジョン


LV.1




「……」


やりすぎたかもしれない。

いやさ、思ったよりボックスの幸運補正の時間が長かったかんだよ。

これ幸いとばかりに、ちょっと調子に乗って回しすぎた。

うーんと、残りのポイントが820ポイントだから107回くらい回したのか。

でもまあ後はスキルだけだし、一個100ポイントから買えるから大丈夫だろう。


というわけでスキルの画面を出す。


うーん、やっぱたくさんあるなー。

いや、ありがたいんだけど有りすぎて困る。




――――考え中―――




「うん、こんな感じかな?」



ステータス


針井 弘 18歳 男


種族:見た目は人間


ジョブ:ダンジョンマスターもどき


LV.1


体力:10300/10300

魔力:10180/10180


攻撃力:2420

防御力:2090

素早さ:1970

知力:2240

精神:2050

幸運:80


スキル

魔眼 LV.1

隠蔽 LV.1

吸血 LV.1

全耐性 LV.1

能力強化 LV.1

気配察知 LV.1


称号

ボックス



ダンジョン


LV.1



いろんなこと考えてこの構成にした。


隠蔽は自分の能力は知られたらまずいし、魔眼は敵の能力が分からないまま突っ込むのは避けたいから。

ただ、鑑定じゃなくて魔眼である理由は単純にポイントが高かったから。

セールなのに鑑定の習得に1000ポイントも必要だったんだよね。

魔眼は取得できるのが魔族限定だからか、100ポイントとお買い得だった。

ただ、鑑定は物品も見ることができるけど、魔眼はできない。

それでも十分強いので問題はないな。


吸血はヴァンパイア系限定スキルで、100ポイントとお買い得。

似ているのは奪取や強奪とかだけど、こちらは6000ポイントも必要。

流石公式チートスキル。高ぇ。

まあこの二つは、相手のスキル名さえ分かればいつでも発動できるのが強み。

吸血は安いけど、相手の血を吸わないといけない。

しかも能力を奪うならそのスペック分の量、吸う必要がある。

だから吸血で相手の能力全て奪うとすると、相手の体重×1/13吸うことになる。

65kgの人だと5L……ペットボトル10本分。

お腹チャポチャポになるぜ。

でも眷属にするかどうかは任意だし、対象が死んだ直後になら発動できるから取らずにはいられなかった。


耐性系を買った理由は、食事の時に毒殺とか気にしたくないから。

そんなこと気にしてたら精神がもたない。

あと、このスキルは300ポイントと他より高かったけど、状態異常だけでなく魔法や精神系統の耐性も含まれてて、一個づつ取得するより断然お得だから取ることにした。


能力強化は他の戦闘スキルのつなぎ。

武器が無い今は剣術スキルとかを取っても意味がないから、圧倒的ステタで叩き潰すつもり。

まあ剣術系スキル取った後でも併用して使えるし、あって損は無いスキルのはず。


気配察知は暗殺が怖いから。

夜もおちおち眠れないとかきつすぎる。

レベルが上がれば空間把握としても使えるはず。


正直多分もっと良い構成はあると思うけど、あの膨大すぎる量の中でこれだけ見つけたら十分だと思う。


「うーん、くっ、はぁ……」


今日はずっと画面とにらめっこだったからかなり疲れた。

夜飯食って寝よう。


ボックスから食糧シートを取りだす。

ダンジョンに飛び込む前、ちゃんと忘れずに仕舞っておいたんだ。

決してその描写書き忘れてたとかじゃないよ。


「えっと食糧シートの使い方は……“魔力を注いでね”か」


了解、魔力ね。

魔力……。


「……」


あれ?どうやって注ぐの?


「確か小説だと……血液の周りに魔力が流れてるんだっけ?」


イメージしろ、俺。

血液の周りの魔力を右手に集めるように。


……駄目だ。全然分からん。

くそっ、これなら魔力感知とか魔力操作とか習得すべきだったな。

魔法放つより直接潰す方が早いから取らなかったのはミスった。

はぁ、さっそくピンチかもしれん。


「せめてもう少し分かりやすい解説があればな」


お兄さん、説明はしょりすぎでしょ……。


「……」






……まさか。


「俺まだお兄さんにもらったのに、使ってないのがある」


急いでボックスを開き、見た目は電子辞書の道具を取りだす。


「はははは……完全にこいつ忘れてた」


名前は万能辞書。

この道具が名前の通りだとしたら、


「これを使って調べろってことか……?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ