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14話


よし、これで隠れる場所はできたぞ。

あとは一時避難してもらうだけ。

でも大人しく従ってくれるかな?


「おーい、スライム、アルラウネ。悪いけど明日までこの部屋にいてくれない?」


するとスライムとアルラウネ達は大人しく入ってくれた。

ほんと良い子たちだ。

お詫びにもどきは沢山むいておくから、好きなだけ食べてね。


「よし、これで完了。おっさんを迎えに行くか」


と思ったらリリアちゃんが裾をつかんで離してくれない。


「リリアちゃん?」


「……」


肩が強張ってる。

すそを握る力も強い。

ホントあのおっさん何やってんだよな。

笑い話じゃすまねえぞ、おい。


「大丈夫?今日だけ我慢できる?」


なるべく優しい声で言ってみる。

もしダメなら、それはそれで何とかしよう。


しばらくリリアちゃんは俯いていたが、顔を上げると涙目になりながらもコクンッとうなずいてくれた。


「我慢できるか――よし、じゃあ明日はお母さんを迎えに行こうね?」


「……ほんと?」


「うん、約束。だからリリアちゃんも頑張ってね」


「……頑張る」


えらい子だな。

俺がガキの時はやりたい方題してたぞ。


……絶対にリリアちゃんのお母さんを開放してあげよう。

たとえどんな手を使ってもな。

だって、今の俺にはそれができるんだから。


「お待たせしました。準備ができましたよ」


ダンジョンの外に出て、おっさんを呼ぶ。


「そうですか。ありがとうございます……っ」


「どうかしましたか?」


「少し足をやってしまいましてね」


おっさんは傷が痛むのか顔をしかめながら言う。


「大丈夫ですか?ちょっと待ってください」


俺はおっさんに肩を貸し、歩くのを手伝う。

もしこれが女の子ならお姫様だっこ一択だけど、おっさんは肩を貸すのすら嫌だな。

……うぅ、しかも何か臭い。

風呂に入る習慣ないのかよ!

しかも手はベタベタするし気持ち悪いし。


げんなりしながらおっさんを新しく作った部屋のベッドまで運ぶ。


「それじゃあ、休んでてください。ご飯になったら呼びます」


「分かりました」


それでは、と声をかけて扉を閉める。

あの部屋はもう諦めよう。


マスタールームに戻るとリリアちゃんが飛びついてきた。


「っと、どうした?怖いの?」


「……」


リリアちゃんは黙ったままだ。

やっぱり怖いのだろう。

よりいっそうギュッと抱きついてくる。


「……よしよし」


俺はリリアちゃんの背中を優しくさすってあげる。

こんな小さい背中に、色んなものを背負っているだろうな。

今だけでもゆっくりさせてあげたい。


しばらくするとリリアちゃんは安心したのかスヤスヤと眠ってしまった。

なので起こさないようにソーッとマスタールームのベッドに運ぶ。


「……おやすみ、リリアちゃん」


今はゆっくり休んでね。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


さて、これからどうしよう。

いつもならスライムやアルラウネ達と昼食を食べるんだが、もうあいつらは勝手に食べてるだろう。

リリアちゃんは寝てるから昼ご飯は食べない。

おっさんは……まあいいや。

一食抜いたくらいじゃ多分死なないって。


んで俺はリリアちゃんとコアがあるからマスタールームから離れれない。

まあ、マスタールームにもどきを置いてるから別に大丈夫なんだけど。


「……」


暇だ。

飯食っちゃって、やることが無い。

うーん、スキルの練習したくてもスライムやアルラウネがいないからな。


「……そうだ。魔法を使えるようになってみようかな?」


大量のポイント収入があったから最初より余裕はあるんだよな。

10000ポイントくらいは使ったけどまだ7割くらい残ってる。

ならある程度は使っても大丈夫かな?


というわけでウィンドウを出す


・ダンジョン改造


・ダンジョン情報


・ダンジョンマニュアル


「あ、そういえばリリアちゃんの能力ってどれくらいなのかな?」


何かかんかで全く見てなかった。

ダンジョン情報の“リリア”を選択する。




ステータス


リリア 13歳 女


種族:獣人


LV.1


体力:58/80

魔力:10/10


攻撃力:10

防御力:20

素早さ:30

知力:10

精神:20

幸運:100


スキル


称号





「……」


低い。

ありえないくらい低い。

能力的にはスライムと戦っても絶対に負けるレベル。

まああんなにやせ細った体だから予想はしてたけど……。

それでも異常なほど低い。


さっそく能力を上げたいところなんだけど、これ大丈夫なのかな?

能力が低すぎるんだよな。

もし改造して0以下になったらどうなんだろう。

多分まずいよね?

ちょっと不安になったので万能辞書に聞いてみる。


「“リリアちゃんにモンスター改造しても大丈夫?”」


『検索結果:止めておいた方が無難だよ』


危ねっ、やっぱダメだったか。

ならある程度ステータスが上がるまでは止めておこう。

急ぐ必要はないしな。


じゃあ今は俺の魔法スキルを取って練習しようかな?

でも何のスキルを取ろうかな。


火魔法や水魔法とかの基本スキルから空間魔法や紙魔法とかのチートスキルまである。

まあ後ろ二つとか10000と7000とか必要だけどね。


「うーん、良いのないかな?」


ページをスクロールして探していく。

すると転移魔法が3000ポイントで売られていた。

あれ?転移魔法って主役でいけるくらいチートだよな。

何で他のと比べてこんなに安いんだ?


なんか怪しい。


『検索結果:怪しくないよ。劣化空間魔法だから安いんだよ』


……もういきなり出てきたのはつっこまない。

あと、解説ありがとう。


にしても空間魔法の劣化ね。

ってことは【空間魔法 - アイテムボックス = 転移魔法】ってとこか?

ボックスがある俺にとっては何も問題ないな。


よし、買っちゃおう。




ステータス


針井 弘 18歳 男


種族:見た目は人間


ジョブ:ダンジョンマスターもどき


LV.23


体力:13160/13160

魔力:20080/20080


攻撃力:3300

防御力:2750

素早さ:3070

知力:4000

精神:2930

幸運:80


スキル

魔眼 LV.1

隠蔽 LV.1

吸血 LV.1

全耐性 LV.1

能力強化 LV.2

気配察知 LV.1

魔力感知 LV.1

転移魔法 LV.1


称号

ボックス



ダンジョン


LV.1


ブルードスライム×14

アルラウネ×8

リリア


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