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Sword World  作者: 千夜
第一章 封印解放編
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第一章 序

オリジナルファンタジーです。魔法と科学が混在し発展した世界が舞台です。ある程度力のある主人公達が世界を冒険するベッタベタなストーリー展開ばかりです。

昔々、神々がまだ天空に居を構え人間を支配していた頃。

主神に反旗を翻した魔帝は、天を守る神々に封印された。

しかし魔帝は滅びたわけではなかった。封印された世界を魔界に変え、自らの眷属を増やし復活の時を刻々と待っていた……。





その場所は地下深く、重い空気が漂っている。何千年もの間、人一人寄せ付けなかった聖地。

忘れ去られることはないが、それでも何人たりとも訪れることがない封印の地。

地上からの光は届かないはずの場所が、僅かな光で薄暗く照らされている。

大きな空間だ。

目をこらせば壁は細やかな細工が施されており、地上であれば大聖堂のように荘厳で重厚な空間だ。

薄明かりの元は空間の中心にあった。

巨大な魔法陣の中央に突き刺さるもの。古びた剣だ。

元々は立派なものだったのだろう。しかし、所々小さなひびが入り、光も心なしかか弱い。

その光を遮るように誰かが傍らに立った。

暗闇に浮かび上がる白い服。

未だ若い、少年っぽさが残る青年だ。



剣に手をかざし、何かの呪文を唱える。




魔法陣が、鈍く光り始める。

青年が呪文を一節一節唱える度に、魔法陣の光が強くなる。

剣の光も段々と増していく。

そして




放たれよ!!



青年がそう叫んだ瞬間に、何かが砕ける硬い音と、まばゆい光が空間を満たした。

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