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8話 すべてお見通し

私が滝のように汗をかいているのを見てスーデさんは私にこう言った。

「図星のようだね、私も暇じゃないんだし早く木に撃ってみてよ」

「うん……わかったけど……どうして?」

「私にはすべてお見通しなのよ」

「すべてお見通しって……怖いな~」

私は木に向かって先ほどのように魔法陣を展開、そして魔法陣の中を狙うように私はパンチを打ち込んだ。

「……いってぇ~」

「そりゃ素手だから痛いのは当然、ならさっきのように魔法陣を飛ばすやり方は?」

「やってみるけど出来るかわからないんだよ」

私は少し離れ、木に向けて魔法陣を飛ばし、先ほどと変わりない動きで拳を振った。

「なるほどね、分かったわ」

スーデさんが私のペンタグラムという奴の内容を教えてくれた。

「多分だけど魔法陣を通った力を増幅させるペンタグラムだと私は考えている」

「力を増幅させるペンタグラム?」

「近距離で拳を放った時と遠距離で放った拳。力が違うことに気が付いた。近距離だと魔法陣が一つだけだった。遠距離になると魔法陣が二個になっていた」

「つまり魔法陣を重ねれば重ねるほどパワーが増えていくと言う事?」

「そうだね、一旦あの木に魔力を集中させてはなって?」

「いいよ、すこしだけペンタグラムが気になったからね」

私は再び木に向かって構えを取った。白の魔法陣が現れたがすぐに青、緑と変化していった。

「色が変化するのか……一旦緑で木に向かって殴ってみて」

私は緑の魔法陣の中をパンチした、すると木がミシッという音が鳴った。

「いってぇ~」

「大丈夫!?って指が紫になってる!?」

「あまり魔力を集中するとこうなるんですよ」

「なるほど?」

「そういえばスイの魔法陣を通った触手の威力が凄く増えていたような」

「例えばどんな感じだ?」

「なんだろう……100%中の50%か60%の力が増えていたような気がしたんだ」

「セラフィスってそんな頭良かったっけ」

「頭良くてごめんね~」

「……それでなんだが私にノーマルで拳をぶつけてみて」

「いいけど……」

私はスーデさんの手のひらにパンチを打った。

「いいねぇ、肩こりに効きそうなパンチだ、次に白の魔法陣を活用したパンチを」

「分かったよ」

私は白の魔法陣の状態でパンチを打った。

「へぇ、面白い。さっきのパンチは肩こりに効きそうだったけどこれは少しだけ力が増えていたね。次は青の魔法陣で」

「いいけど、調整大丈夫かな」

私は青の魔法陣を作り出し、そしてパンチを繰り出した。

「やっぱり増えてる。大体20%ぐらい増えている」

「そんな細かに計測できるの?」

「いや、私の肌感覚で決めてる」

「そうなのね~ってセラフィスは何してるの?」

「虫がいたから近くで見ようとしてた」

「セラフィスはあんな面があるからね。スイさん、あの子の面倒を見ていてくださいね」

「分かったけど……すこし不安だなぁ」

「まぁまぁ、あの子は一応神だから困ったら力を貸してくれますよ」

「そうかなぁ~?」

「では、私はこれで、次の街に行かないといけませんから」

「そうですか、なら会う日まで」

「ええ、出来れば会いたくないですが」

そして私とセラフィスは街の中に入って行き、スーデは森の中に消えていった。

「さて、金を稼げる施設に行かないと」

「そうだね」

セラフィスはいつの間にか人の姿に変化していた。

「街の人に聞いてもいいのかな」

私は街の人に金を稼げる施設を聞いて回ろうとしていた。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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