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{完結済み}転生しちゃったのでいっちょ神殺しをしちゃいます  作者: 猫こんた


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56話 警戒の意思

ギルドハウスに入ると私たちに武器を向ける人たちがいた。

「おっと、これは荒々しい歓迎だなぁ」

(ここにいる人の目は明らかに殺る目だ……あの時セラフィスが触手を出さなければ……!)

するとセラフィスは前に出ると冒険者言った。

「私はこの場にいる全員を殺してしまっても構わないんだよ?触手で首をバッサリと切ることだって赤子の手をひねるように簡単だ」

「邪神が!なんでここにいるんだ!」

「邪神?失礼な。れっきとした神なんだよなぁ……それか死にたいからそう囃し立てているのかな?」

するとセラフィスは触手で事を囃し立てていた奴の首を握った。

「いい?いつでも人間を滅ぼせるんだ。一瞬のうちにこの場にいる全員を殺せるんだぞ?」

すると騒ぎを聞きつけたギルドマスターが飛び込んできた。

「そこで何をしてるんだ!」

「ここのギルドマスターですか?この人が私の事を邪神って言ったんですよ。これって神の逆鱗に触れてますよね……?」

「そうだが……人殺しはよくない!」

「人殺しは禁忌とされているが。神の逆鱗だと仕方ないでしょ」

「離して……くれぇ」

明らかに囃し立てていた人の目から生気が失われつつあるがセラフィスはそれを気に留めていなかった。

「セラフィス、もうよせ」

「……わかった。だけど忠告しておく。もう一度私に邪神と言ったなら……そいつの首を刎ねる」

そう言って触手を引っ込めたセラフィスはいつものの雰囲気に戻った。

「それで、この国の中で行方不明事件はありますか?」

「あ……ああ」

ギルドマスターは資料を見ていき、カウンターの上にドンと音を立ててファイルを出した。

「これが行方不明事件をファイリングしてあるファイルだ。自由に見ていってくれ」

私とセラフィスはファイルを読み漁っていくと最近になるにつれて行方不明者が増えていった。

「セラフィス、これってまさかだけど」

「……ここからここまでの人の行方不明予想地点は何処ですかね」

「そうですね……町の南側に集中してますね」

「そうですか……ありがとう」

そう言ってセラフィスはファイルを閉じ、ギルドマスターに返した。

「セラフィス、何かわかったの?」

「ああ、誘拐事件が行われている場所、それは国の南側に集中してるんだ。つまりだ、洗脳しているのは国の北側にいるという事だ」

「どうして南側じゃあなくて北側なの?」

「南側に犯罪が集中していると警備隊が南側を集中して警戒するだろう?北側だとまだ情報が出ていないから気楽に作業ができるってわけ」

「なるほどね~頭いいねぇ~」

その時マルセラは目の色を変え、無言で国の北側に走っていった。

「マルセラちょっと待って!」

私は追いかけようとしたが追いつける気配がしなかった。

「仕方ないよ、マルセラは神に故郷を滅ぼされた身なんだ。復讐したいっていう感情が出るのは必然なんだよ」

「だけどあのままほっておいていいのか!?」

「……それはちょっとまずいね」

私とセラフィスはマルセラが走っていった方角に走った。だが一度見失っってしまったがために見当たらなかった。

(このままだとマルセラが殺されてしまうかも……どうする?見殺しにするのはもっと駄目だ……何か見つける策は無いのか!?)

するとセラフィスは触手を出し、私の手を掴んだ。

「しっかり握ってて!」

その時、セラフィスの触手は建物の壁に刺さり、立体機動でマルセラを探しに行った。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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