22話 簡易な補修でも立派な家
数時間後、私とセラフィスは少しだけ不格好な家が出来たが遠くから見れば立派な家だ。豚小屋と言った冒険者は一人残らず調教するつもりだ。
「立派な家だね」
「うん、でも部屋数が多くないか?」
「確かに部屋数は多い、だけどそれ以上に出来ることが多いんだ」
私は家に入った。広がった光景は真ん中に謎の石像がありそれを取り囲むように階段が続いていた。
「おおっ、すごくよくなったね!?」
「でしょ?頑張った甲斐があったよ」
私は自身が暮らす部屋に入った、するとベッドとタンスが置いていた。
「必要最低限の物しか置いてないね」
「だって部屋にこれしか置かれてなかったからね」
セラフィスと同部屋らしい。
「しかしセラフィスと同部屋なのか……部屋がたくさんあるのに」
「いいじゃないの?トモダチなんだし」
「別にいいと思う、疑問に思ったことを口に出しただけ」
次に私は空き部屋に入った。そこは冒険に役に立ちそうなものが詰め込まれていた。
「うーん、木の板にこれは……穴の開いたボール?それにムチに拘束具……ラブホか」
私はおもいっきり突っ込んだ。
「ここに入れてあるのってさ、この建物にあったもの?」
「そうだね、使い方が分からないんだけどベッドはたくさんあったね。けど臭いのきつい布団もあったから捨てたりしてた」
「へぇ~ラブホじゃん」
「ラブホ?何それ」
「うーん、どう表せばいいんだろうか……」
私はラブホの説明をどうにかしてラインを超えないように説明するか考えていた。
「うーん?この棒状の奴って人をぶん殴る奴?」
「その棒で殴ったら絶対死ぬだろうね……精神的に」
「そうなの?強いじゃん」
「やめなさい」
私はセラフィスの持っているナニかを倉庫に戻した。
「どうして取り上げたの~?」
(あっ、セラフィスはこの道具の意味を知らないんだ……でも絶対に止めないとやばそう)
「ちょっといけない理由があるからね~」
「そっかぁ~」
次の部屋は空き部屋、次の部屋も次の部屋も空き部屋だった。
「うーん、これから作っていかないとな」
「だね~」
とにかく私は自室に入りとにかく休憩をすることにした。
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