14話 場違いな施設
馬を操縦できないと今わかった私たちが話し合っているとウィットフォードさんが声をかけてきた。
「馬車を運転できないんだろ?なら俺が必要だろ?」
ウィットフォードさんはかっこつけながらこっちに近寄ってきた。
「キモ」
ギルドマスターがそうぶった切るとウィットフォードさんは普通に歩き出した。
「まぁまぁ、そんな怒るんじゃあない。それでどこに行くってんだ?」
「お前なら軽々とクリアできる、だがチームメンバーは了承してるのか?」
「ああ、良いぜ。俺らは少しの間ここの街にいるからな」
「なら生きてたらここでまた会おうベイビー」
「キモ」
再びギルドマスターが毒を吐いたところで私たちは馬車に乗った。
「じゃ、操縦頼んだ」
「少し待ってくれ、鉄球を補充しないといけないんだ」
そう言うとウィットフォードさんはギルドマスターにお金を払い、鉄球を貰っていた。
「この鉄球は一応武器屋にも売ってるんだけどな、ここで買った方が安いんだ」
「うるせー私の残り香を嗅ぐためにここで買ってるでしょ」
「そうだよ、武器屋のは5Gでここのは7Gと高いが残り香を足せばこっちの方が安いんだよ」
(あれ、この人ってもしかして極度の女たらしなのかな)
そしてウィットフォードさんが馬車を出し、クエストの場所に向かった。
「しかし俺も女子二人を乗せて馬車を引くとはな」
「何なのよ」
「変な事したら、バチコーンだからね」
セラフィスは触手を少しだけ出し、ウィットフォードさんの肩をもみほぐしていた。
「おっ、最近肩こりが酷かったんだよな、ありがとさん」
「ふん」
セラフィスは私の方向を向き、意味ありげに私の顔を見ていた。
「セラフィスどうしたの?」
「いや、目の前にスイがいるからね、目のやり場に困るのよ」
「真正面に座ってたら仕方ないよね……」
そして馬車を転がし、ダンジョンの前にたどり着いた。
「馬車を使えば楽ってこと、分かっただろう?」
「たしかに楽だね、じゃダンジョンに入ろうか」
私たちはダンジョンの内部に入った、そして紙に書かれてあったこと、それはとある場所で壁をノックしたら知らない場所に行くと。
「ここなのね」
私は手の甲で壁を叩いた、すると壁が崩れ、奥に続く通路があった。
(やけにきれいすぎる……いったいここで何があったんだ?)
「ほら、行かないと」
ウィットフォードさんは先に入って行った。
「なら私も入ろうか」
私も通路に足を踏み入れたが転生前の場所みたいに整備されていた。
「奇妙だな、ここまで光っていると」
「だね、セラフィスは大丈夫そう?」
「大丈夫、だけどまぶしい」
たしかに通路を見るとまぶしいと感じるのは必然だろう。
「じゃ、探索していくか」
私たちは通路を起点とし、探索し始めた。
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