表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
124/138

124話 欲望

私は宿の部屋で一人でいるとセラフィスが部屋に入ってきた。

「あれ、セラフィス、どうしてここに居るの?」

「帰ってきた、それで今私を止められる人は今現状いないよね」

すると私の体に触手を絡めてきた。

「セラフィス!?」

すると私のそばにセラフィスが近寄ってきた。

「なら私の思い通りにできるってことだよね」

どんどん触手が私の体に巻きついてきていた。

「何をしているの?」

「……ただスイの体の形を確かめたいんだ。これはただのスキンシップだよ」

セラフィスがそう照れくさそうに言うと頬を私の肩につけてきた。

(セラフィスはこの行為をスキンシップと捉えているのか……)

私の素肌にセラフィスの触手が通る感触がなんとも気味が悪く、何か面白い感覚が目覚め始めていた。

「おっと、これ以上スキンシップしてたらスイが壊れちゃう、やめとこ」

「ありがたいけど少し変な気持ちになっちゃったかも。ふわふわした感じだった」

「まぁ欲を出したらもっといじっていたいけど……まぁいいや」

その時どこかからジェルヴェーズの声が聞こえてきた、だがその声はなんだか鼻声だった。

「とてもよろしゅうございました」

「ジェルヴェーズ……いつの間に見てたの?」

「一部始終みてたよ……セラフィス……あなた男子も女子もいけるのね」

「まぁいじってみたいとは思うね」

「ふふふ……やべ鼻血が」

そう言ってジェルヴェーズの声が消えた。

「セラフィス、一旦ジェルヴェーズのところに行くか?」

「うん。とっても心地よい事をしてあげないとね」

セラフィスの目は何かとっても深い闇を感じた。するとニコラとマルセラ、そしてナナシたちが帰ってきた。

「ただいま~ってセラフィス、何か人が違うような感じが……」

「私一人でジェルヴェーズの元に行ってくる、みんなは付いてこなくてもいい」

するとセラフィスは窓から出ると獣人族の街に飛んでいった。

「うわっ!?」

衝撃波が凄く、私たちはぶっ飛んだ。

「うわっ!?」

「セラフィス……とっても淫らな目をしてた……」

「なんかだれも止められないと言ってたね、そしてジェルヴェーズがスキンシップを見てたから多分粛清に行ったかも」

セラフィスがジェルヴェーズにすることはあまりにも快楽の檻に閉じ込められるようなことだろう。とっても考えたくはないと私たちは一斉に思ったのだった。そして数十分後、笑顔のセラフィスが帰ってきた。

「おかえり……満面の笑みだけどどうしたの?」

「ジェルヴェーズの溶ける顔がとっても良かったよ。私も気持ちよくなったし満足」

セラフィスは親指をあげた。

「良かったね、それで私に言うことは?」

「……私を止められる人がいないって言ってすいませんでした」

「それで?」

「止めれる人は仲間だけです……」

「よし、なら私が頭を撫でてあげるよ~」

私はセラフィスの頭を撫でた。

「も~これがしたかっただけでしょ?」

「セラフィスは私の友達だからね、うん」

「スイは友達、ん」

そう言ってセラフィスはむやみに力を振るわないと約束した。私はとても安堵したのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想とレビューをお願いします!

評価が自分のモチベーションになってハッスルハッスルするのでよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ