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123話 異次元の強さ

私たちは国からおよそ10キロ離れた場所に向かった。

「このあたりでいいよね」

「そうだね、ならスイたちは離れておいた方がいいかも」

するとセラフィスが当然の如く飛び上がった。

「空を飛ぶのかぁ……まぁいいけど」

マオさんが周りに紫の結晶を生み出した。

「最初はこれかなぁ」

マオさんはセラフィスに向かって紫の結晶を飛ばした。

「その紫の結晶の軌道は読める」

セラフィスは紫の結晶をかわし、そして触手で地面を穿っていった。

「これは凄いねぇ!!」

地面が割れ、揺れ始めた。

「いや地震を起こさないで!?」

私たちは耐えるのに必死すぎて目の前で行われている事があまり見えなかった。

(セラフィスとマオさんが戦うとこんなことになるんだ……いやこれこの世界破滅しちゃうぞ!?)

するとセラフィスが急降下してきてマオさんに近づいた。

「捕まえたぁ!」

「あっ、油断したなぁ」

マオさんが空に打ち上げられ、セラフィスは触手で狙い撃ちをしていった。

「やっぱり魔力の花の力すげーぇ!!」

マオさんから煙が出るとすっと地面に降りてきた。

「明らかに私より力があるね、負けたよ」

「そうなのね、このまま地形破壊せずに済んだよ」

(ちょっと待て、セラフィスが今地形破壊をせずに済んだって……さっきの力はまだ本気じゃあなかったのか!?)

私は少しだけ恐怖を覚えてしまった。

「ねぇスイ、私強くなったよね?」

セラフィスが私に問いを投げかけ、私は思考停止してこう言った。

「すごぉつよぉなりましたねぇ」

「どうしたぁ!?」

セラフィスは本気でわたしの事が心配になって顔をペチペチと叩き始めた。

「大丈夫かぁ!?」

「大丈夫、ただ強大な力を見て頭が溶けちゃったよ」

「とりあえず酒だ酒!」

セラフィスは酒を飲ませようとしていたが私は拒否した。

「どうしてなのだ!?」

「いや……私は国に帰るよ」

そして私は一人で国に帰るのであった……後ろからセラフィスが声をかけてきていたが今の私には声を出す権利なんてないのかもしれないと思いつつ……

最後まで見てくれてありがとうございます。

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