107話 陰謀
キメラに永遠の眠りを与えつつキメラが出てきている穴を発見したのだった。
「ここからキメラが出てきてるのね」
「そうみたいだな、一旦中に入るぞ」
私たちはキメラが出てくる穴の中に入っていった、そこはまるでさっきまでいた生産施設のような感じだった。
「これは……」
「さっき見た培養カプセルだな……こんなところにも……」
すると明らかにキメラだが人の姿を保っている奴がいた。
「なんだあいつ……」
すると奴は私たちに向かってタックルしてきた。
「これはすこし痺れちゃうね」
「つべこべ言わずに横によけぇる!!!」
私たちは横に飛んだが奴は鳴き声を言いながら私たちの方を向いた。
「おっとぉ、こりゃ気持ち悪い形相だな」
マリーさんは鎌を構えようとしたが全くと言っていいほどスペースが無かった。
「……二人とも任せた!」
マリーさんは逃げた。
「ちょっとぉ!?」
だが私とセラフィスは狭い所こそ攻撃が当たるのだ。
「そこだ!!」
セラフィスは触手を束ね、奴の腹を貫いた。
「これで一応生命機能は絶った、動くことは無いだろう」
「セラフィスの触手はとてもいいなぁ~」
私はセラフィスの触手をなでなでしていた。
「……んもー」
セラフィスは何故か嫉妬をしていたのだった。
「それでマリーさんは一体何処に行ったんだ?」
私たちは外に出た、するとマリーさんは上空を飛んでいた。
「何をしてるんだろ」
マリーさんの頭上にはとても大きな魔法陣が描かれていた。
「悪しき魂を貫け!!」
すると魔法陣からビームが出るとキメラに当たり、蒸発させていった。
「ふっふーん、これがやりたかったんだよこれが!!」
「いや最初からその技を撃ってよ!?」
「いやだってさ~久しぶりの白兵戦じゃん、だから体がなまってないか確かめただけ」
「まったく、こうするのなら早くしてよね」
そしてキメラの数が数える程度しかいなくなったのだった。いや早くその技を撃ってよ……
「実験体はもういなくなったんだな」
国の安全圏で見ていた奴がそう呟いた。
「そうだな、すべてはあの方のために人類はあの方を愛さなければならない」
「そうだな、あの方のためにだな」
この国でとある陰謀が始まろうとしていた、そしてこのキメラ騒動は陰謀の前座だったのだ……
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