106話 幼さと妖艶さ
マリーさんの助太刀が入ったことに寄ってキメラの処理速度が上がっていったが全く数が減っている気配はなかった。
「あいつらなんだよ!?無性生殖してんのか!?」
私はキメラが増えていくスピードに疑問を呈していた。
「もしかしてだけどあなたが見た生産施設がこの国にいっぱいあったってことか?」
そう考えた方がいいような数のキメラだ、だが一斉に放出されたのか?
「おーい!呼んできたぞー!」
セラフィスがみんなを呼びに行ってくれた。
「みんなを呼びに行ったよ!」
「おう、助かる」
「それで横にいる子供は?」
「子供とはなんとな、100年以上生きてるんだぞ!」
マリーさんはそうセラフィスにぷんすかとしていた。
「そうなの?見るからに痴女のように見えてしまうけど……」
確かにマリーさんの服は横から見るとパンツが見えているのだ。
「そう?あなたはどこかに貴族か何かか?」
(ダメだ……このままだと喧嘩になってしまう)
だがその心配は杞憂だった。
「いいじゃんかあんた!神の私に歯向かうなんてね」
「それ最初からわかってましたよ、悪い奴なのか良い奴なのか見極めてただけですよ」
「ふぅ……」
私は安堵の息を吐いた。
「さてと、私とあんた、そしてこの人間のトリプルタッグだ」
そして私たちはキメラが発生している場所まで歩いて行った、向かってくるキメラには私たちが永遠の眠りを与えながら……
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