104話 生物兵器
地下の空間を歩いていると明らかに分厚いドアがあった。
「どうやらこの奥に敵が居るらしいな」
「そうかもね、一気に突っ込むぞ」
セラフィスは触手でドアを思いっきりぶち開けた。
「ここで何をしてるんだコラァ!!!」
奥の部屋に居たのは堂々たる風格で座っている男が二人いた。
「ドアを開けるとは、どうやら死にたいらしいな」
すると男二人は振り返ると銃をこっちに向けてきた。
「まじかよ!?」
私とセラフィスは横っ飛びで銃弾をかわした。
「おいヴァルチャー!」
私は剣に封印してあるヴァルチャーに声をかけた。
「どうしたんだ」
「あいつら知ってるのか!?」
「知らんな、だが拳銃か。ムカつくな」
私も背中に背負っている銃を抱え、隙が出来たら2人をすぐに撃ち殺すつもりだった。
「アラームが鳴ってるぞ……」
その時、培養カプセルが一斉に割れ、中にいたキメラが外に出ていった。
「セラフィス、こいつはまずいよね」
「そうだな……男二人を殺せ」
私は銃を構えて男二人がいる部屋を覗いた、だがもうすでに姿が無かった。
「遅かったか、これはまずいことになったぞ」
「そうだね……」
そう、キメラが解き放たれた今、街中にキメラがはびこってしまうのだった。
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