103話 衛兵も知らない事実
「ねぇセラフィス、後ろからなんだか追ってきてる人いるんだけど!!!」
「衛兵でしょ!!!しかし来るの早すぎだろ!!」
「セラフィスもこんな衛兵が来るの早いって思ってるのね!!!」
城の中を派手に走り回っている影響か後ろから追ってくる衛兵が多いように感じた。
「あそこか!?」
「よし、砕く!!」
セラフィスの触手は城のドアを派手に壊していって地下への道にを探していった。
「もうドアを10個壊してる気がするんだけど!?!?」
「そうだな、スイ、もう吹っ切れたから地面をぶち壊してもいい?」
「いいよ」
セラフィスは触手の強力な一打で地面に穴を作った。
「入れ!!」
私とセラフィスはその穴に入った、そして地下にあった空間、それは機械的なものだった。
「なんだこれ……」
「これってスイの世界の物じゃあないのか?」
セラフィスはスパナを持ってきた。
「確かに私たちの世界の物だ……どうして」
私たちは衛兵が来る前に周りを探索していった。
(これって培養カプセルだよね……キメラを生産するための物かな)
「これって……スマホだ」
培養カプセルのそばにスマホが置かれていた。
「この板切れって何?」
「スマホだ、私たち転生者にはなじみが深いんだ」
「へぇ~」
私はスマホの電源を入れた、きちんとロックがかかっていた。
「やっぱりかぁ~」
「どうしたの?」
「いやぁ……なんだかんだでセキュリティー凄いんだなぁ」
そして私たちは培養カプセルの間を歩いて行くと聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「ジェルヴェーズだ、その近くに敵が居るかもな」
「どこから見てるんだ?」
「視覚を共有してるからまぁ楽しいよ」
「……そうか」
そして私たちはこの近くにいる敵を探していったのだった。
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