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大魔法賢者の一双 〜ー天才魔法使いと賢才最強幼馴染の2人ー〜  作者: うわのそら
第二章 Ⅱ 魔法試験《 マギア・ブロール》
41/51

Ep41『水の龍、ユキト結合魔法__発動』


妖精の力を纏ったエリカそして彼女によって展開されたとてつもない魔法力を有する水の龍。


『ギャォオオオン!!』


咆哮を上げユキト達2人を威嚇する。


__「ぐっ、……まずいなユキト 見事に囲まれちまった」



「大丈夫だオーガスタ ……落ち着け、打開策は幾つかある」


ユキトはこんな状況にも冷静だった。

彼のその自信の源は彼の持つ『黒の魔導書』の存在だった。


その伝説のマジックアイテムにより通常の魔法と異なり彼の全ての魔法の発動は無詠唱で行われる為、挟まれてしまったこの状況下でもこの場面を打開する方法は幾らでもあった、だがしかしそれは彼一人だったらの話である。


「オーガスタいいか、俺があの水の龍の注意を引きつける。お前は全速力でシアン達の方へと逃げてくれ」


「おいユキト俺に命令するんじゃねぇ、と言いたいがその案には賛成だ もう手段を選んでられねぇ」


「フン、お前のそう言う所きらいじゃないぞ」


ユキトがそう行って微笑む。


「言ってろ。後は任せたユキト」


オーガスタもそれに答える。


__シュン!!


そう言ってオーガスタは地上へと物凄いスピードで降下していく。



「よし、いっちょやるか アクセス__『黒の魔導書』」


__ペラペラ。

再び『黒の魔導書』が展開されページが捲られる。


ユキトが開いたページは呪縛系魔法のスタンのページそしてそれとは別に他の魔法を自ら魔法式を組み発動する。


『光属性のマナエネルギーによる電撃の力と風属性エネルギーを持つの竜巻の刃を魔法式にて結合、発動__!! サンダ・チェイン!!』


風の刃が光魔法と結合し、ユキトが脳内で念じた形状へと変化を遂げる。


風の刃が電撃を纏った鎖へと姿を変えた。


「こっちだ、喰らえ!! ハッ!!」


シュルルルル__……



__バリバリッ!!


『『グォオオォオン!!』』


勢いよく電撃の鎖が水の龍に向け、射出される。


『よし、捕らえた!!』


「な、何っ。 そんな私の龍が……やってくれたわね!! くっ、逃がさないっ!!」


『『ギャオオ!! ギャオオオン!!!』』


ユキトは拘束した水の龍を繋ぎ止める為、必死に鎖を握りしめ龍を拘束し続けていた、しかし。エリカもその様子に黙っていない彼女が物凄いスピードで距離を詰めてくる。


このままではユキトは無防備な状態で攻撃されてしまうと言うリスクを抱えていたが、彼の目的は第1にこの龍の迅速な排除であった。



「続いて起動、___」


フォオオン!!


上空に展開していた『黒の魔導書』に先程プログラムしていた術式である『呪縛』の魔法が発動される。


『侵食呪縛発動。イロー・ジョン……』


ズァアアァアアア。


ユキトの左手から、黒紫色の霧が放出される。



『ギュッ ギュイイイアアァア!!!』


__……プシュウウゥウウ。



呪縛の魔法が発動。ユキトの手のひらから鎖へ、そして標的である龍へと呪縛の霧が伝い標的を侵食していく。


やがて呪縛魔法を受けた水の龍は硫酸で溶かされた物質のようにジワジワと消失していく。


『『グォオオォオン!! グ、グルルゥ、ゥウウ……』』


___シュウゥウ……。


やがて全てを侵食しチリひとつ残さず水の龍は消え去ってしまう。


「なっ!! 私の……龍を こんな一瞬で!?」


彼のその力は反撃しようとしていたエリカさえも動揺させてしまう。


「かかってこいエリカ、俺を倒したいんだろ? なら全力の力を持って貴様を……倒す!!」



「よくも……やってくれたわね? 私も一切手を抜く気なんかないわ。私を退屈させないでよね?ユキト。 ユキト・アドモス・フロールン!!」



オーガスタを無事離脱させ、迅速にエリカの召喚した水の龍を結合魔法の鎖と黒の魔導書による呪縛魔法によってそれを撃破。


一対一の状況をユキトは作りだし、想定した場面を構築したユキトはエリカを挑発しこの場での一騎打ちによる決着を望んだ。


そしてエリカはそれに応じる。




2人は互いの瞳を睨み、火花を散らしどちらが先に勝負を仕掛けるかそれを真剣に互いをじっと注視するのであった__……。


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