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大魔法賢者の一双 〜ー天才魔法使いと賢才最強幼馴染の2人ー〜  作者: うわのそら
第二章 Ⅱ 魔法試験《 マギア・ブロール》
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Ep39『第二の契約者、エリカ・ブルムン・グリードア』


美しい二本の結った美しい青い髪を靡かせる少女がユキト達の前へと現れた。


「……久しぶりだな、エリカ」


「あら、ユキトクン私の事覚えてくれてたのね? 嬉しいわお久しぶりそう、私はエリカ。 エリカ・ブルムン・グリードア 1年前()()()のせいで学院の順位を大きく落とした『悲劇の被害者』」


「なるほどな、その逆恨みでいくら相手にダメージを与えていいこの機会を理由に俺を積極的に潰しに来たと、……ん、て言うかお前単身突っ込んできて仲間はどうした?」


「はぁー? 今の私に仲間なんて必要無いのよ、フフ……何故ならこの『力』があるからね……喰らいなさい、アドモス・ユキト!! ハァアア!!!」


「……!? 何だこの魔法力は……来るぞ!! 皆、避けろ!!」


『__母なる海よ我に逆巻く激流の加護を与えたまえ、『トルネード・ヴァッサー!!』』


彼女が魔法の詠唱をすると近くに面していた海が揺れ彼女に力を貸し始める。海水がやがて竜巻のような形に変化し、ユキト達を襲い始めはじめる。



「くっ、スピードにこの威力、このままじゃ皆が……仕方ない使うか無詠唱魔法 __発動、バリア・フォース!!」


__フュイイイン。


ユキトの呼び掛けに黒の魔導書が呼応し、目の前に現れ『全体守備魔法』のページがペラペラと開かれる。


__そしてその魔法が無詠唱で黒の魔導書から発動される。


……ピカッ!!


___シュン、シュンッ。


ユキトの発動したバリアがパーティ全員を包むように展開され、エリカの水を纏った竜巻攻撃を無効化する。



『嘘!! ……そんなッ!! 何故……この力があれば私は無敵な筈じゃ……今の攻撃が効かないなんて……』


「……甘く見るなよ、グリードアのエリカ。1年前に比べ貴様も相当な力を手に入れたようだが 甘い!!」


__……シュン!!


ユキトが足に自ら加速の魔法を付与し目にも止まらぬ移動速度で上空のエリカの背後へ移動する、それはまるで瞬間移動したかのようなスピードだった。

『な!! 相変わらずなんてスピードなの!? まずいこのままじゃッ!!』


そしてエリカの不意をついたユキトは魔法による反撃を開始する。


「凄い、さっすがユキト様!!」


「ち、1人で先行しやがって……」


「す、すごい…… 完璧な守備に迅速な反撃……これがAクラスエリートの実力」



エリカはユキトの攻撃に備え、盾位の小さな範囲だけを守れるバリアを魔法式を高速で結び展開する。


「まずい……さっきの魔法で仕留めきれると思ったのに、ユキトの奴やはり化け物ね……くっ、このままじゃ!! ええい、守備系の魔法は苦手だけどこれくらいならッ!! バリア・シールド!!」


__スチャッ。

仕方無しにエリカが繰り出したその守備魔法を嘲笑うかのようにユキトのオーバースペックな魔法力から繰り出される攻撃が今彼女に向け放たれる。


「発動、レイジング・ゲイル!!」


__ビュオオオン!!


「きゃああああ!!」


ユキトの手のひらから魔力の渦が放出され、それが風を纏う魔法の竜巻となりエリカの身体を勢いよく吹き飛ばした。


「フン、守備魔法を展開したようだが身体ごと吹き飛ばしてしまえばそんな魔法関係無い」


ユキトはエリカの行動を先読みしていたかの様な冷静な判断でこの風魔法を発動したのである。


__フシュウウ。


_ガギン。


バリアシールドの耐久値、もしくは制限時間が切れたのかエリカの盾はポロポロと崩れ落ち消失する。


エリカはフラフラと立ち上がる、何が彼女をそこまで突き動かすのかユキトには全く分からなかった。


それゆえ彼女の勝利への執着と言う恐怖がユキトを襲う。


「てない……け、てない……」


「なんだ、まだ戦うのか。もうよせエリカお前と俺の戦力の差は明らか一対一ではお前は俺に勝てない降参しろ」


『いいえ私はまだ、負けてない!! __私は絶対にあなたに勝って、あの人に認めてもらうんだからッ!!』


「__なっ!!」


__ブォオオオン!!


『ふふ、貴方はまだ知らないでしょ? 「妖精」との一体化(ユニゾン)の方法を』


「なにっ!? 一体化、だと……」


「ふふ、やっぱりなら、見せてあげる妖精との一体化を。おいで…… ウルス!!『ウルス・フェイ=ウォタル』」


__……フォオオン。


……__ピフォオオン。


そうエリカが自らの契約妖精の名を呼ぶとえりかの頭上にまるで宝石のような美しいカットが入った氷がどこからともなく出現する。



「ウォタル!? いまウォタルって…… お姉ちゃん!?」


エリカが口にしたその妖精の名前でアリアがすごい勢いで反応する。


『なにッ!? 何故エリカが……『7原色』妖精と契約しているんだ……!?』


「おい、ユキトのやろう善戦してんのになんか焦ってやがるぞ大丈夫か!?」


「だ、大丈夫ですよ、きっと…… ええ。きっと」


「そ、そうですわよ!! ユキト様があの程度の女一人にやられては困ります!!」



バキッ__……バキバキッッ!!


パリーーッン!!


半透明でクリスタル状のそれが割れ、中に入っていたまだ眠気眼の妖精の少女が口を開く。


「ふぁあ……何よ、エリカ こっちはまだ、寝て……」


「ウォ、ウォタル、お姉ちゃん……」


「……、なるほどなエリカついに見つけたのね」


「ええ、ウォタル貴方の目標とわたしの目標(ターゲット)が同時に目の前にいるなんてね、これが『奇跡』ってやつよね? 」


「ふふ、そうね……エリカ やりましょうか」




あなたと私の


__『ユニゾンを』

『ユニゾンを』


ユニゾンとは一体、そしてアリアを狙うウォタルとは?






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