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大魔法賢者の一双 〜ー天才魔法使いと賢才最強幼馴染の2人ー〜  作者: うわのそら
第二章 Ⅱ 魔法試験《 マギア・ブロール》
35/51

Ep:35 『真紅の口づけ、奪われる瞳』

体調不良により少し、遅れましたっ!!

今日の分です!! お楽しみください。


ソフィーの前に現れた魔法騎士団長、ヴェール。


ソフィーの学院一のその魔法力を嗅ぎつけ、咄嗟に彼女がソフィーの前へとマントを靡かせて颯爽と現れる。


彼女がソフィーの手を握り、顔をじーっと見つめた後……


「え……」


__チュ。


ソフィーの口元をつかみ、口元にキスをする。


「おっと、失礼。あまりにも君の顔が美しいから挨拶のキスをしてしまったよ」

ソフィーの口元からヴェールの唇が離れると彼女はそう言った。


「……へ。ふあぁあ、……わたくしのファースト キ、キス…… ふ、ふきゅーー……」

ポワッとソフィーの顔が一瞬で真っ赤になり沸騰し、そして……


__ぷすん。


ソフィーの意識はキスの影響で電源の抜かれた機械のように、シャットダウンし、そのままその場で気絶する。



「「「きゃーー」」」


美女2人のキスによって女子からは黄色い歓声と、男子達からは動物園の様な雄叫びが上がる。


『『『ふぉおおおおお!!!』』』


「「「まじかよっ!! 学院トップと騎士団トップがキッス!? うぉおおおお!!」」」



『くっ、……』

そして、ユキトからは動揺の声が漏れる。


「おや? 君からも、とてつもない『魔法力』を感じるねえ……まるで……『アレイス様のような黒く、暗く……。孤高で重いそんな魔法の力をね』」



今度はユキトに接近し、ユキトの力強い魔法力を察知するとそのまま彼女は彼に耳打ちでそう告げる。


「なっ……、」(なんだコイツ……俺からアレイスの気を感じるだと? まさか、黒の魔導書を俺が保有している事をこの一瞬で……魔法騎士団長と言えど、まさかそんな……)


「おや? その瞳の揺れ動き、私の言葉に対して君の心の動揺が見られる」


「はは、団長さんそりゃ緊張しますよだって僕が目指す『魔法騎士』の団長さんですよ?」

彼女のその芯を打つ言葉に確かに動揺を見せるユキトであったが、ヴェールによる更なる詮索を回避するため、ユキトは平然を装った。


「……君、名前は?」


「大変失礼しました、まだ名を名乗っていませんでしたね。ええと初めまして僕の名前はユキト。アドモス家のユキトと申します。以後お見知りおきを」


「ふむ面白い……名はユキト君か。その名覚えておこうこの後の試験、君の活躍楽しみにしているよ」


「はは、あまり期待しないで下さいよ?」


「いいや、期待しておこう。その君の魔法力にかけてね。ははは、では。私は大人しく観戦に移るとしようかでは」




そうヴェールが彼に告げると、背を向け手を軽く振りながらスタスタと先生達の元へと帰って行く。



__……フォン。


__ぽわっ。


そして、アリアがユキトの精神世界から現れヴェールについてこう言う。


「ひゃー、あの人凄いっスねー〜 察しがいいというかなんというか。私、目が合いましたもん……」


「何、?やはりか。現魔法騎士団長、ヴェール・ウィザー・ホーリア。流石と言ったところか……実力は本物の様だな」


「ええ。そうッスね……あの人からすっっごい魔法力を感じました……紅くそして強く煌めく、真紅の魔法力を……」


「ああ俺も今さっきひしひしと感じたよ……噂通りの彼女の真紅の紅い魔法力を」



「……って。ユキト様? そうやって彼女と一戦交えたいーーとか想像して、わっくわくするのはいっスけど、そこにばったり倒れてるソフィーさんの心配を……ですね……」



「ん? ソフィーがどうした? あ、」


ヴェールに対し、対抗心を浮かべていたユキトがアリアの声でソフィーの事を思い出し、彼女を視界に入れる。


そうすると、そこにはまるで魂の抜けた屍の様になった幼なじみソフィーがそこに居たのであった……。


「ぷく、ぷくぷく……」

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