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大魔法賢者の一双 〜ー天才魔法使いと賢才最強幼馴染の2人ー〜  作者: うわのそら
第二章 Ⅰ エリクウス学院の優等生二人の飛躍
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Ep28『決闘決着、無詠唱発動の正体』

復帰しました!!今日からまたアクティブに連載したいと思います!!


「俺が……ソフィーに勝った、……のか?」


ソフィーとの刹那の心理戦に勝利したユキトはダンジョンで得た戦闘経験によって以前より力をつけた自分自身の戦闘力を確かにその手で実感し、喜びを噛み締める。


模擬戦である『魔法決闘』でこんなにもスムーズにソフィーを追い詰めた事は初めての体験であった。




敗北した彼女の方へ目を向けると傷つけられた部位を自分自身で静かに治療するソフィーの姿があった。


__フォオオン。


手のひらから美しい緑色のオーラを放ち、みるみる内に彼女の傷が癒えていく。


流石、天才魔法使いの『魔法力』から発動されるヒール魔法と言ったところか。


きっとヒーラーの道でも名を馳せれる位に彼女の治癒魔法は強力で素早く丁寧な処置であった。


「すまない、久しぶりのソフィーとの『魔法決闘』が楽しすぎて、全力でやってしまった。大丈夫か、傷の方は?」


「ええ、問題ないわ。制服がボロボロになっちゃったけどね……ちょっとジロジロ見ないでよ恥ずかしいじゃない」


「す、すまん……」


身体の傷は完全に完治したが、ユキトの放った衝撃波などで傷ついた布は当然治癒の魔法で再生しなかった為ソフィーのピンク色の肌が破れた箇所から露出してしまっていてユキトは目のやり場に困ってしまった。



そして、二人の間に無言の変な空気が流れた後、ソフィーが口を開く。


「あーあ、負けちゃった……これで学院トップはユキトの物ね」少し寂しそうな表情を浮かべながらソフィーはそう呟いた。


「ん? どうした確かに魔法模擬戦では俺の勝ちだが筆記や授業での成績はお前の方が勝っているじゃないか」模擬戦対面後、敗北した相手にフォローを忘れないユキトは彼女へとそう言った。



「いいえ、私達『魔法騎士(マジックブレード)を目指す生徒に求められるのは実戦での成果。それにいくら成績が優れていようと、それは所詮データ、テストで測った成績なんて、実戦であまり役に立たないわよ」


意識の高いソフィーの口から出てくる彼女の思考、一理あると思う反面その極端な考えを正すべく、ユキトは彼女に助言をする。


「いいや、ソフィーデータや知識は裏切らない。それに君は誰よりもそれを知っているじゃないか」


「ええそうね、私が常に成績の方もトップをキープしているのも、その知識を実戦に活かす為よでも、今日学院成績2位のユキトに敗れてしまったわ、その事実が出来てしまった以上私にとって書面上の成績なんて無価値よ」


昔から俺に似て、反骨心が高く、そしてプライドも高いソフィーがそんな考えを持って成績をキープしている事をこの瞬間ユキトは初めて知った。


「……そうか、ソフィーの中でそう考えるのであればならそうだろうな」


「ええ」



『……ねぇ、ユキト説明して、』

ソフィーかま真剣な表情をして俺に迫ってきた、身体ごと俺に迫りくるソフィーの胸が俺の腕に当たりそうになり、それに触れないように俺はソフィーから距離を取ろうとする。




「ちょ、落ち着けソフィー……丁寧に説明してやるから」


「……説明してくれるなら待つ……」


嫌に大人しいソフィー。

こんなに素直に俺の話に耳を傾けようとする彼女を見るのは久しぶりで、また少し彼女のギャップに心を引かれ、ユキトはキュンとしてしまった。


「あ、えー、えっとその先程ダンジョンでの活躍を説明したろ?」


「ええ、」


「そのお前が知りたい無詠唱での魔法発動を可能にしたの『深淵の洞窟』そこで手に入れた『黒の魔道書』のおかげだ」


__……フォン。


『アクセス、現出せよ。「黒の魔道書」』


__ドゥン。



「えっ!? ……ユキトまさか、これって」


「ああ、そのまさかだ。これはアレイス・マギア・クロウルが所持していた『エデンノカケラ』の一つ、無詠唱での魔法発動を可能にする『黒の魔道書』」



「噂に聞いていたけど……、『黒の魔道書』……本当に実在していたの、そしてそれがユキトの手に」



「ああ、これが俺の『無詠唱魔法発動』の正体だ……んどうしたソフィー……」



無詠唱魔法の正体を包み隠さず、彼女へ自信満々で得意げに説明した途端ソフィーの態度が豹変し、急に静かになった。


そして。



__くいっ。


「……ん、どうしたソフィー」



ソフィーが俺の制服の裾をくいっ、くいっと引っ張り泣きそうな顔をしながら無言で何かを訴えるように俺の顔をまじまじと見つめてくる__正直可愛い。



うん、長年の幼なじみ関係の体験上こういう時のコイツは十中八九拗ねている。



「ずるい……」


「ん……?」


「……ずるいよ、ユキトだけそんなマジックアイテム持って……それ、私も欲しいよ。」


ほら来た……昔からソフィーのこういう所は変わらない、いつもの大人しい風貌から一転、根の根の幼く幼稚な精神は変わらないな。まあ、そこも彼女の魅力のひとつなんだが。


要するにソフィーは俺の『黒の魔道書』に嫉妬している。__うん、激しく。


とても激しくだ。




「だから、お前用に『レボルアイテマ』を獲得してきてやったんだから大人しく使えってほらよ」

そしておれはそう返答した。



首にかけられるように加工したソフィー用の『レボルアイテマ』である『軌跡・スターチスタ』をソフィーの目の前に掲げ、再び渡そうとユキトは試みた。


__が、



「……むぅ、『それとこれとは話が別!!』……それも欲しいけど今受け取ったらユキトのためになんないもん……」

ソフィーの色々な表情が溢れながら、ユキトが渡そうとしてくる『レボルアイテマ』を必死に拒否するソフィー。



「……わかった、今日は大人しく引き下がるが、いつかこれを受け取って貰うかならソフィー」


「ええ、楽しみにしてるからねユキト」


「ああ」


「ふふ、」


2人は無言で数秒見つめ合った後、同じ言葉をを交わす。



『「……次の魔法勝負は魔法試験で!!!」』






__ゴーン、ゴーーン。


お昼休憩の時間の終了を告げる学院のチャイムがなり始め、2人はクラスへと走り始める。



「ヤバっ!!……ユキト早く教室に帰らないと」


「ああ、こりゃヤバいな……飯も食えてねぇし、魔法勝負につい、のめり込みすぎた!! 走るぞ!!ソフィー」



『きゃっ、』



__バシッ。


ソフィーの手を強引に掴み、ユキトとソフィーは教室へ向け2人で走り始めた。


この後のプロットを構想してて時間がかかってしまいました!!待ってた読者様おまたせしました!!

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