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大魔法賢者の一双 〜ー天才魔法使いと賢才最強幼馴染の2人ー〜  作者: うわのそら
第二章 Ⅰ エリクウス学院の優等生二人の飛躍
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Ep24『彼女への、贈りもの』


___「と、言う事があったんだ」



ソフィーに休学していた期間何をしていたかを丁寧にユキトは説明した。


「……どうした? ソフィー」


ソフィーは言葉を発すこと無く俺をただ、見つめている。


「ばか……。」



「ん……、どうした? ソフィー。」


少しの間を開けソフィーが「ばか」とだけ俺に言ってきた。



「なんでそんな所へ行ったの? 危険な事したり……そんな事しなくたってユキトの魔法力は十分強力なハズなのに……どうしてそこまで『力』に固執するの?」


「……お前に勝ちたいんだ。」



「え、、」


『お前に勝ちたいんだよ!! どんな事をしたって、お前を超えるそう誓ったじゃないか。ソフィー……そう、あの日に』


「あの日? ……あ。……う、うん」

どの日の出来事を言いたかったのか、ソフィーは察しユキトを『振った』あの日を思い出し付き合いが長いからか、それによって最近のユキトの行動原理を理解する事が出来た。


まず、負けず嫌いのユキトの性格。


第2は決めたことは執拗に守り、諦めが悪い事。


その2つがソフィーの頭に浮かび上がった。


「今度のテスト見とけよ? ソフィー……絶対勝つからな。あぁ、そうだ……ソフィーに渡すものがあったんだ、これをソフィー」


『レボルアイテマ』「スターチスタ」を懐から取り出し、ソフィーへ渡そうとした時__。


『えぇ!? これって秘宝の『レボルアイテマ』じゃない……まさかレガリアでこれを? ダメダメ。ユキトこんなの貰えないよ!!』


ソフィーが『輝石』を受け取る事を拒否し、ユキトの手元に輝石を戻す。


「な、何故だ!?ソフィー。お前これを欲しがっていたじゃないか!!」

ソフィーが受け取らない事。自分勝手にが思い描いた彼女の笑顔が見れず、取り乱すユキト。


「ユキト、貴方の気持ちはとっても嬉しいわ。でも……これは受け取れない。なんで私が受け取れないかは自分で考えて置いて欲しいの、それが分かったら私それを受け取ろうと思う」


「な、なんだと……」

俺をコケにしているのか……ソフィー何故だ……なぜ受け取らない。

彼女が発している言葉が理解出来ず、若干苛立ちのようなものをユキトは感じ、晴れた顔が再び思い詰めたような表情になってしまう。


「ありがとね……気持ちだけは受け取っておくね……次のテスト頑張りましょうねユキト、じゃ」


「待て、ソフィー!! 決闘をしてくれないかダンジョンで手に入れたこの力をお前に見せたい」

ユキトが偽る事なく、魔法使いとして以前より成長した自分を見てもらうために決闘を勢いで申し込んだ。


「良いわよ……なら1on1の『魔法勝負(デュエル・マギア)』で、いいのよね?」


「ああ、それで構わない……」



__フォン。


ポワッ。


アリアが俺の精神世界の中から飛び出す。



「どどど、どーなってんすか! 勝負って。ソフィーさん? この子はユキトさんの大切な幼なじみなんでしょ! なのに勝負ってどうなってるッスか!!」

そう言って、アリアが俺とソフィーの今にも始まりそうな『魔法勝負』を止めようとする。


幸い精霊の術を全く使わないソフィーにはアリアの存在は認知出来なかった。


「大丈夫だ、アリア……これは『魔法勝負』俺たち生徒にとって必要な模擬戦。つまりは命のやり取りのない実戦のための準備運動と言ったようなものだ」


「で、でも……む、無理をなさらずユキトサマ……」

アリアはその言葉で納得する、しかし天才のソフィーから感じるとてつもない威圧力が彼女の不安を駆り立てた。


__そして。


「じゃあ、はじめまょうか『魔法勝負』」


ソフィーの手がバチバチと雷のような光に包まれる。


「来い、ソフィー……今までの俺とは違う」



「……ええ、言わなくても。もう行ってるわ……」


__フュン!!


ソフィーの足が風を纏い目にも止まらぬスピードでユキトの裏を取った。







ユキトとソフィー天才と賢才、『魔法の才』をもつその2人が今、衝突する__。

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