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大魔法賢者の一双 〜ー天才魔法使いと賢才最強幼馴染の2人ー〜  作者: うわのそら
第二章 Ⅰ エリクウス学院の優等生二人の飛躍
22/51

Ep22『再会、好敵手ソフィア・レス・プルメリア』

ついに始まりました学院篇!!


これから色々と物語が展開していきます。


ユキトは瞳をゆっくりと開け起床し、ベットから身を起こし手の平を握ったり、開いたりを繰り返す。



指の可動がズームだ。酷使された俺の身体も休息によるマナの回復により完全に体力とマナの回復を実感する。


「……疲れは完全に取れたな、」



__シャッ。


勢いよくカーテンを両手で開き今日の天気を確認するユキト。


「いい朝だ」


「よし、行くか」



『……待っていろ、エリクリウス学院、そしてソフィー』

実戦により更なる自信が付いたのかやけに前向きなユキト。



「アリア、ほれ礼だ」


__ヒュン。


ストン。


ユキトが放り投げた赤色の果実がアリアの手の平へと落下する。


「おとと。わわっ、こっこれはっスー!!」


「ああ、レガリア・ウォールでの礼ださっさとそれ食って行くぞ」


「びひゃあーー!! ユキト様やっぱりこう言うとこが有るから推せるんスよねー〜うひゃああぁあ甘いー〜美味しい最高ッスー〜!!」

うるうると目をきらきらさせ更には涙を流し喜びユキトから貰った果実を貪るアリア。


「そ、そんなに美味いかそれ……」


「もごもごごごっす!!」


「食ってから喋れ……」


「えへへ、うまうまー〜っす〜にこにこ〜」


『トゥメイト』のお陰でうるさいユキトの妖精は俺の中で丸1日静かになってくれた。



※ ※※ ※ ※※※ ※※※ ※※ ※ ※※※※※※※※








__そして時は1ヶ月ぶりにユキトが復学した日へと戻る。



「ユキト様? ユ・キ・トさまぁー?」

俺の目の前でブンブンと手を振る同級生のシアン。


(ハッ!)


「あぁ、ごめんごめんなんか言ってた? シアン」

教室で1人本を広げている幼馴染のソフィーにずっと視線が行っていてユキトは意識が上の空だった。


本当に久しぶり見たが、ソフィー。やはり君は美しい。


そう心で呟くユキト、クラスメイト達はユキトが1ヶ月前に振られているなんて誰も思わないであろう。


「もぉーーユキト様ったら、私がずーっと喋っているのに上の空なんですもん。やっぱり疲れているんですか? なら私が保健室に……」


「いや、僕は大丈夫。でも疲れているのはホントなんだシアン、また話そうね僕は授業が始まる前に自分の机で予習をしておくよ、じゃ」


「そ、そんな……むぅ。もう少しお話したかったですわ」


(ハァ……めんどくさい、学校でのこの表ズラの維持なかなかに負担なんだが。まあこれも俺の学校の立ち位置の維持の為、これくらいは仕方ない)自分で自分自身を納得させ、ユキトはシアンを振り払い自分の席へとつく。


「よし、始めるか」

ユキトは黙々と学院の教科書を開き予習を開始する、ダンジョンの件で学習に1ヶ月の空白が出来てしまったユキトは次のテストに向け真剣に予習に励む。


ソフィーも教科書を広げ予習をしている__あの俺の告白の件から1ヶ月……の間2人は会話、そして連絡すらも取っていなかった故、2人の間に微妙な空気が流れる__気まずい。


そしてお互い隣の席なのにも関わらず、朝の挨拶すらお互いに交わすことなく、一時間目の授業時間がやってくる。




__が。


教師はやってこないもう時間が来ているのに何故であろうか、考えられる原因は1つ……朝俺が多分結果的に校長をのしてしまった為に職員室で多分会議が始まっているに違いない。


周りの生徒達もザワつきなぜ教師が来ないのか、と皆口々に不思議がった。

「何があったんだ?」


「わかんね、ふつーに遅刻じゃね?」


「なわけないだろ! この学院は生徒も教師も時間厳守が基本だぞ?」


「じゃあなんだ、事故とかか?」


このエリクリウス学院の教師が遅刻などありえない、しまった、やってしまった。きっと俺が起こしてしまったロフィート校長との口論の件で教員会議が起き、担任が来ないんだ。


いや、俺は悪くない。あれは、一方的に喧嘩を売ってきたロフィート校長が絶対に悪い。


そう俺が1人思い詰めながら、脳内会議を行っている所にソフィーが声をかけてくる。


「……おはよう、久しぶりねユキト」


(なっ……ソフィー……)


「ソフィー、あ、あぁ久しぶりだな」


「つまらなかった……」


「え? どうした、何がつまらなかったんだ?」


「察しが悪いわね……だからその、」

モジモジしながらソフィーが何か言葉をつっかえながら何かを言おうとする。


「その?……なんだ何が言いたいんだソフィー」



「だから!! 貴方がこの学院に居ないから誰も張り合う相手が居なくてつまんなかったの!!」


「なっ、、」


意外なソフィーの発言に俺は衝撃を受ける。

いつもは冷静なソフィーがここまで態度を乱し俺が居なくてつまらなかったと素直な事を俺へ言ってくる。


珍しい、ギャップにやられそうだその恥らう顔も可愛い。

やっぱり俺はお前のことが好きだソフィー。


「ごめんな、ちょっとダンジョンに行く必要があってな」


「全く__……下らない事で心配させないでよね」


「くだらなくなんか無いよ、ソフィーおれはダンジョンでこれを……」



__ガラガラ。


ユキトがこの日のためにソフィーに見せつける為に手に入れ持ってきたソフィーの、欲しがる『レボルアイテマ』である『輝石』をポケットから取り出し、見せようと思った瞬間教室の扉が開き、担任教師がに入室してくる。


「……えー、トラブルが発生し私は遅れました私が言うのはなんですが、今日は不測の事態の異例での遅刻なのでカウントしませんが遅刻とは他人の信頼を一瞬で失う愚行なので皆さんは真似しない様にええ、じゃあ授業を始めたいと思います」


遅刻してきた担任教師の『ケイト先生』が不測の事態を除き、絶対に遅刻はするなと言う注意をした後直ぐに切り替え授業を始める。


「むむ?ユキト君じゃないですか。やっと復学してくれマシたか、」

目を丸くして眼鏡の縁に手を宛てがい俺の事を凝視するケイト先生。


「はい、長い休学大変と申し訳ありませんでした」


「いえいえ、ユキト君が元気で何よりです」

ボサボサの頭に着崩したワイシャツのケイト先生が帰って来た俺の事を心配してくれた。

深い事情はこの場では突っ込まず、そのまま授業へとスムーズに移行した。


「えー、それでは授業を始めます。それでは221ページを」


そして俺は指示されたページをめくり、授業を開始する。




__久しぶりだな、この空気悪くない。



ユキトは久しぶりに平穏な日常が帰ってきた事を自分の未来の為にする行為であるこの『授業』の時間を謳歌し、実感する。



ただいまエリクウス学院。




明日か明後日にこうしんしますー!

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