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大魔法賢者の一双 〜ー天才魔法使いと賢才最強幼馴染の2人ー〜  作者: うわのそら
第一章 Ⅱ ロスト・シャトー《レガリア》
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Ep16『彼女へ、伝説の魔法道具を』


空中に浮遊してる城である『レガリア・ウォール』かユキト達を受け入れ、天空に浮くその魔法の城は青く光り輝いた半透明で色は青の階段をユキト達の足元へ出現させ、2人を場内へと誘う。


「俺達を素直に客として、迎え入れるか面白い」



「お邪魔しちゃましょうッス!! ユキトサン!! ワクワクするっすー!」



「ああ」


2人は警戒しながらも、その光の階段を上がり場内へと侵入する。


※※※ ※ ※※※※※※※※※ ※ ※ ※ ※※









「ないっスねー〜」


「おい、アリアお前ある場所ほんとはしっていてシラきってるとかじゃないよな?」


「ほんとに知らないっすよぉー〜 アレイス様にここへ侵入しようとする者を入れるなと言われただけでここの事はな〜ーんも知らんす」


「んだよ……使えないな……お前」


「人を使える使えないで区別しないで下さいッス。ユキトサマの器の小ささが垣間見えるっスよ?」


「人じゃなくてお前妖精だろ」


「ぐっ、揚げ足撮るのも美味いっすね……流石ユキトサマッス……ぐぬぬ」


レガリアウォールに侵入したはいいものの、魔物はおらず果てはトラップなども無く封印された城なのにも関わらず俺の想像した様な緊張感は全く無かった。

なぞのレスバをこの妖精と繰り返している。


ユキトも空腹や疲労によりマナが減っており召喚魔法で呼び出した精霊の『オール・ハック』の呪文が使えず、慎重にレガリア・ウォールを進んでいた。


そして目的であるレボルアイテマを探そうと城内を必死に探しているとふと、ソフィーの事が頭へよぎる。


休学の申請をして既に20日程度経過しており、こんなにも幼馴染のソフィーと離れたのはいつぶりだろうか。

(あいつ今頃、何してるだろうか……)


俺が居なくても寂しがってくれてるかなと期待で胸を膨らますが、あのソフィーの事だ、__絶対無いだろう。俺が学院に来なくたってアイツにとって『学習』と『学院トップの維持』が最優先事項だろう。


俺の事などアイツの意識下にはそんなに入っていないだろうが、学院最大のライバルである俺をロストしたのはアイツの目標である学院トップの維持のモチベーションに、関わる事だ……その部分としての俺の存在の有難みは今でも感じて居るだろう。


感じていて欲しいという願望を抱えながらもユキトは真っ先の目標である『レボルアイテマ』をまずは回収しない事にはソフィーを見返せない、ユキトは『レボルアイテマ』の探索へと戻る事にした。


「見つかんないッスねー〜」


「ああ、そうだな……」

(目的はレボルアイテマだが、……今はじっくり場内を探索するのが優先だ……)


まずは場内1階の朽ち果てた部屋を総当りするユキト。


「レボルアイテマ」と言う上級クラスの秘宝はこんな所に無いと分かっていながらユキトは総当りの探索を行っていた。


誰も踏み入って居ない為、場内の本や資料が散らばった物資も今後役に立ちそうな必要物はすかさずアイテムボックスへとユキトは回収していた。


「ふむ、これも有益な文献だな回収しておくか」


「なにみてるッスか? ユキトサマ」


「いや、この城の建設時の計画表が記されたこの資料を一応今後役に経つことがあるかと回収しようとしてな?ほらこれだ」

そう言って、アリアへその書類を見せる。


「うひゃーこれ、古代文字じゃないッスか。私は当時の人なんで読めますけど…… ユキトサンも読めるっすか?」

アリアが驚きユキトへ質問する。


「まあ、これくらい普通だよ……なんせ僕は学院No.2だからね?」


「凄いッス……No.2のユキトさんがこんなに凄いならNo.1の人ってもう人間やめてまスね!!」


「……フッ、だろうな」


「どうしたッスか?」


「いや。なんでもない」

会話の流れとは言え、ユキトがソフィーを再び思い出してしまいその心に抱えたモヤッとした感情を様子を表情に出してしまう。


「ひぃ……ユキトサマの顔めっちゃ怖いッス。睨まないでクダサイよぉ……私なんか地雷踏みまシたか?」


(鋭いな……この妖精……)

「別に、行くぞもうこの1階に用はない」


「はいッスー!!」

察しの良いアリアは何故ユキトが表情を濁らせたか追求せず空気を読みさっきの会話を流しユキトへついて行く。


◇《第2階層》

「ヤバい……そろそろ家のアイテムボックスから取り寄せる飯が無くなってきてしまった……」


「そうスねー〜……私もまた、あのトゥメイト食べたいッスよお」


「お前は食わなくても死なないだろ……こっちは生きるか死ぬか何だよ……この間俺から奪ったあのトゥメイト返せなんなら今、水分欲しいからアレは『今』が食い時だ返せクソ妖精」


「ふぇえ、だってずーっとあの『深淵の洞窟』に居たんすよー〜いいじゃないすかー〜果実のひとつくらい」


「い・ま・はお前に餌やる余裕もないんだよこっちは……ん?」


2階に上がったユキト達はあるものを見つけた。


「ここは……調理室?」


「やったー!! ならここで食べられる物があるかもッスよ!? やりましたねユキトサマ!!」


「……あるわけないだろアリア……古の城の調理室だぞ?……あったとしても口に入れらる訳……」


__ガサゴソ。ガサゴソ。


「んんんー〜!! あったッス!!」


「……嘘だろ……よこせ」


「あっちょ、これ私が見つけたやつッスよー〜 ちょっとユキトサマっ」


「お前俺のトゥメイトくっただろ、これはその徴収だアホ妖精」


「ぴえーーーん ユキトサマが私の食料取ったあー〜えぇえん」



「うっさいなあ、この妖精……わかった、家に帰ったらたらふくトゥメイトやるからまってろ」


「え!! またあの美味しいのを!? なら譲るッス」


「ああ」

(チョロいな……)


「いや、しかし凍結の魔法で時を止められた食料が有るなんてな……ここの当時の料理長やコックは相当魔力を秘めてたんだな1000年たった今でも完璧に凍結されている」


「いやー綺麗ッスよねコレ」

凍結の魔法で時を止められている魔物の肉であろう物体は氷のようなものに内包されて封印されていた。


そして、ユキトは解凍の魔法を発動して肉を凍結から解凍しそのまま火属性魔法の『ファイ』で器用に調理し、それを口に運んだ。


串に刺さった雑に焼かれたその肉は貴族のユキトでさえ食べたことの無いこの肉の味を噛み締める。


「……ん。何だこの肉……俺が生きてきた中で1番美味いぞこの肉……止まらない」


普段はどんな時もテーブルマナーを意識し上品にものを食べるユキトだったが。今はこの肉のうまさのあまりに食欲が増幅し、肉にかぶりつく動作が止まらない。


「……しまった……美味すぎて一瞬で無くなってしまったな」


「ふわわわぁあ……なんて飯テロなんすかぁああ見てるだけでヨダレがあぁ」

うるうるした目を光らせアリアの腹が音を鳴らす。


「……よし、マナが回復してきたな」

肉の力で身体にマナが再びめぐり始め、再度召喚妖精の要請を可能にしたユキトは周辺の情報を集める『オール・ハック』の呪文の発動準備を完了させる。


「……来い妖精」

ユキトは回復したマナで再び妖精を召喚する。


__フォオン。


『オヒサシブリデス、御用デショウカ?』


「ああ、再びお前たちにオール・ハックを頼みたいいけるか?」


『可能……デス』


「発動せよ!! 『オール・ハック!!』」

短縮詠唱でオール・ハックの呪文をユキトは解き放った。


そしてユキトはそのまま、資料やアイテムを漁りながら。20階層まで問題なく進む。


◇《第20階層》


妖精のスキャンで情報を得たユキト。この城は全100階層あり、最上層である100階にユキトが求める『レボルアイテマ』があると妖精がそう表示していた。


そして……情報に魔物は一体も検知出来ずユキトはそれに()()違和感を感じていた。


__矢先。


謎の声がユキトの耳に入る。



『グォ、アア、ア、アォオウ……』


この声は__魔物!? いやしかし、表示はゼロのはず。


__「では、この声の主は一体!?」



〜あとがき〜




次の更新は金曜日投稿できるかなと!!


浄化されるのは城をさまよう悲しき魂。


ヨリドコロなどもう見つからぬ彼らの悲しきサダメ


次回……Ep17:『生きる屍、彷徨う魂の器』



お楽しみに。

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