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記憶  作者: 半月
94/120

94・犠牲と気持ち

メイアは植物に誤ってから何かを唱え、メイアの手からまばゆい光が発した。あまりの出来事に四人は目をつぶり、ルルスは地面に落ちた。

ドサッ。

「ルルスちゃん!」

メイアがルルスに駆け寄る。

また、犠牲を出して・・・・・・前に進む・・・・・・。

「目が・・・・・・チカチカして・・・・・・何が・・・・・・起こったんですか?」

ルルスはそういいながら自分の手首を見るとそこには消えて灰になりかけのおそらくつるだと思われるものが巻き付いていた。

「ごめんね。ごめんね。痛くなかった?」

「大丈夫ですよ?」

「じゃあ・・・・・・行こうか。」

メイアは人間型植物に手をおくと、再び焼き払った。

すると、植物人間から血が飛び散った。

緑色に似合わない赤い血がメイアの顔に付着する。

「・・・・・・ごめんなさい・・・・・・でも・・・・・・進むためだから・・・・・・。」

メイアは悲しそうな顔をしていたが、ルルスは怯えた表情をした。

ルルスはメイアに怯えたのではなくその光景の先に見た別の背景に怯えたのだ。

「ルルスちゃん?」

「な、なんでもありません。その真ん中に浮いているのは・・・・・・ミョンハクの記憶でしょうか?」

「みたいだね。」

グイッとメイアは顔に付着した血を拭き取った。

そしてカードを掴み取るとその空間は崩れさり、四人は見知らぬ人たちと道端に立っていた。

建物は四人のうしろで崩れ去っていた。

「あれ?あたしたち、こんなところで何してんだい?」

「知らねえよ。お、おい!後ろ!後ろで建物が・・・・・・!」

「こ、こわれている!」

「助かっててよかった・・・・・・。」

「あれ?でもどうやってあの壁から・・・・・・」

「ネキア?ネキアか?おま、どこ行ってた!心配したんだぞ!?」

「か、母さん!」

様々な声が聞こえる中、カルナが現れ、四人は着替えをすませると食事をさせてもらった。

「まさかあんな感じで無事に生還するとはな・・・・・・。」

「・・・・・・そうですね。」

ルルスがうなずく。

「ところであの建物に行ったやつら、ほとんど帰ってきたらしいんだけど、まだ帰ってこない奴らもいるんだってさ。何か知らないか?」

メイアは押し黙ってしまった。

それは・・・・・・記憶を取り戻すために消してしまった犠牲者のこと・・・・・・。

「さあな。」

ミョンハクが肩をすくめる。

「あと20人近くいるらしいんだけどな。あの中にも相当弱ってた奴がいたみたいだし・・・・・・こりゃもう死んだ・・・・・・かな。」

「20!?」

「私そんなに・・・・・・!」

ミョンハクが驚き、メイアが立ち上がったが、またすぐに押し黙ってしまった。

なんといったらいいのかがわからなかったからだ。

私そんなに殺してません・・・・・・?そんな犯罪者発言なんかできるわけない。

「ん?なんだ?」

カルナは微笑んでメイアを見ている。

「・・・・・・なんでもない・・・・・・です。」

そういいながらメイアは座りなおした。

部屋に戻ってからもベッドの上にうずくまるように横たわり、ただひたすらに黙っていた。


はい、次回予告はキャラに頼むわけでもなく私自身が行っただけあってほんとなんにもありませんでしたね。

結構がっかりしている人がいるのではないかと思いますが。

同時にほっとしてくれた方がいるとうれしいです。

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