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記憶  作者: 半月
80/120

80・草原

話し合ってもカードについてわかることは何一つなかった。

わかったのは植物の成長がやけに早く、どの植物もやたらに巨大化するということだった。

だが、メイアは疑問を抱いた。

それは昨晩の草原のこと・・・・・・。

「ねぇ待って?草木はあっという間に大木になるんでしょ?ならなんで私達がいたところは草原だったの?どうして平地だったの?」

[あそこは昔から時の流れが違うのだ。]

「どうして?」

[わからぬ。ただ、時間流れが遅すぎるのだ。]

「わかった。ありがとう。」

「おい、メイア、あそこって?」

「くればわかるよ。」

セタの質問にあっさりと答え、歩きだした。

[わからぬ。なぜそなたと私達は話せるのにやつらと私達は話し合えないのだ?]

「なんでだろうね?私にもよくわからない。」

話ながら着いた先。

草原と木で囲われるようにして作られたドーム形の場所。

「何だここ。」

ミョンハクが少しばかり驚いた様子だ。

「昨日見つけたの。」

そして・・・・・・ルルスと気まずくなった場所。

[まあいい、そなた達があまり危険ではないことはわかった。とにかく、あまり自然を荒さないでくれ。]

そう言うと、全てがふっと消えた。

「ここにあるのかな・・・・・・。」

メイアがつぶやく。

「何がだ?」

セタが腕組をした。

「この下にカードがあるのかなって・・・・・・。」

「だが、通り道がない。下に行きたくともいけないじゃないか。」

「そりゃ・・・・・・わからないけど・・・・・・。」

メイアがうつむく。

「ここが手がかりかもしれないんだろ?」

ミョンハクが助け船を出すと、メイアは勢い良くうなずいた。

「ここだけ時間の流れが違うって変じゃない!?」

「わかった。ただ、どうやって地下に行くんだ?」

セタが再び質問する。

「掘る・・・・・・んじゃない?」

メイアが自信なさげに話す。

「とりあえず、辺りを散策して見ようぜ?」

ミョンハクの言葉に三人は散らばった。

そんなとき、ようやくルルスは起きだした。

ルルスは洞穴に一人取り残されていた。

しばらく様子見をするため、お留守番のような格好で待つことにした。

三人は顔がかすかに泥に汚れるくらいまで探したが、地下への隠れ道はなかった。

仕方がないので洞穴に戻ることにした。

洞穴にはちょこんと座っていたルルスの姿があった。

「あ・・・・・・ルルスちゃん、おはよう。」

かすかにメイアにはためらいがあった。

そしてルルスもそれを感じ、ぎこちなく挨拶を返す。

「おはようございます。」

軽いショックと、軽い嫉妬のような気持ちと・・・・・・ぶつかり、反発をする。

どうしたらいいのか分からずに分からずにいた。

最近、四人の感情ばかりが進んでストーリーが追いついていない気がします。

しばらくはつまらないかもしれませんが、未熟者ですので温かい目で見守っていただけると幸いです。

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